小説を書いた本人があらすじを書くのはめっちゃ難しい

路木 @rrrokio

すんごく悲しい話なんですけど、小説書いた本人が適切なあらすじ書くのってめちゃくちゃ難しいんですよ……。なぜか。まとめて短く説明できるなら、そもそもこんなに長い話を書く必要はなかった人が、小説を書いているから……。

路木 @rrrokio

あとたいてい書いた本人は自分の話がどうなのかわからない。この間も自分は暗い話じゃないと思ってたのに、暗い表紙絵ばっかりもらう話とか流れてきてたけど、それくらい客観視はむずい。 そうじゃなくても、あらすじって、それ一個で成り立つ特殊な技量と考えていいくらいに難しいんだよな……。

路木 @rrrokio

だから対策法としては、早めに脱稿して第三者である友達に読んでもらってあらすじ書いてもらう……。のがベストだけど、もちろんみんながみんな早めに脱稿できるなら割り増し入稿の制度は設けられなかった。

路木 @rrrokio

だからせめて対策としては「どういう読後感を狙って書いたか（ハッピーコメディなのか、バトルありシリアスなのか、供依存暗めなのかとか）」「誰と誰がどこでなにするのか」を、ねふだの横に書くくらいかな。あらすじには足りないけど、なにもないよりははるかにいいので……。

路木 @rrrokio

小説能力とあらすじ能力はマジで別物で、あらすじ能力は完全に編集の技能なんですよ。本気で別物です。 要約ならともかく、購読意欲を煽りつつ、クライマックスには触れない、さらには単文でという複雑な技能が必要なので。これは本当に編集の技能なんですよ。

路木 @rrrokio

あとなんていうか……SSとかワンドロとか小説の訓練みたいなのはしても、あらすじの訓練て遊びでもしないものね。いきなり本番一発勝負。そうして人間は苦手意識を得るのだ……。

路木 @rrrokio

川上徹也 の キャッチコピー力の基本　ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック amzn.to/2Osjzll 直接あらすじ書く参考にはずれるけど帯に書くキャッチコピーにはめちゃくちゃお役立ち、本当にわかりやすい一冊。Kindle今なら半額です。

路木 @rrrokio

あとコバルトでやってた、あらすじの公募大会の結果発表ページなども参考になるよ cobalt.shueisha.co.jp/contents/arasu…

路木 @rrrokio

なろうのあらすじ講座系はあまりになろうに特化しすぎてるところがでかいのだけど、これとかはよいと思うモノのどこがいいのかを解説してるので汎用性がある ncode.syosetu.com/n3018em/

路木 @rrrokio

せっかくなのでタグを作ったよ　#好きなあらすじを貼る 多く参考例を見るのは作るときの助けになるだろうし、単純に普段読み飛ばしがちなところをじっくり読むのはとても面白いと思うので。 というわけで、まず鉄板の大相撲殺人事件　amzn.to/2IsYa7Z　あらすじからバズるのはなかなかない pic.twitter.com/gKvC7GsJhl

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路木 @rrrokio

ゴールデンカムイ 1巻のあらすじと amzn.to/2oesWdX 15巻のあらすじ amzn.to/2Iy8dbG １巻のほうはWeb用の最大文字数のものと思われる。巻を重ねる度に、末尾のたたみかけリズムが激しくなってきてて好き。バーニャは要る。☆はどうかな……。 #好きなあらすじを貼る pic.twitter.com/vu6iWz5X7R

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路木 @rrrokio

西澤保彦「七回死んだ男」 amzn.to/2Ow5ymU 一行目のつかみが強いし、複雑なループものの中で殺人事件と対決するという状況設定をこの単文で過不足なく説明しきってて、いつも感動してしまう。リズムもいい。 #好きなあらすじを貼る pic.twitter.com/JLhmNJAWiy

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