【R18】絶倫ペアの情交模様・ＥＰ２２・夏の予定

夢乃 @iamdreamers

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朝、猛くんと一緒に部屋を出る。すっかり日常の一部になった。まだ知り合って二ヶ月程度なのに、猛くんを知らなかった時のことは遥か昔のよう。昨夜もいっぱい膣内射精して貰ったし、アソコも満足している・・・かと言うと、そうでもないかも。何しろ、今も濡れているもの。 #twnovels

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流石に、年がら年中発情しているわけにもいかないので、猛くんがいることに慣れていかないといけないけれど、なかなか難しい。だって、猛くんがそこにいるだけで、頭で抑えようとしても、肉体が勝手に反応しちゃうんだもの。でも、まだ二ヶ月。これから慣れていくだろう。・・・いくよね？ #twnovels

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それは猛くんも同じようで、良く見ると、学生ズポンの前が膨らんでいることが判る。似た者夫婦。まだ夫婦になっていないけれど。それで、互いが近くにいても発情らないように、『朝はヤらない。我慢する』ことにして、シャワーも別々にしているのだけれど、時々、禁を破ってしまう。 #twnovels

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猛くん、そこにいるだけで、あたしの欲情を刺激するのだもの。それも、お互い様か。ともかく、猛くんと一緒にいても日常生活に支障が出たりしないように、性欲を抑えられるようにしないと。今、生活に支障がないのは、単に『毎日一緒にいるわけではない』から、というだけなのだから。 #twnovels

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交わらないと言ってもスキンシップまでは我慢するできるわけもなく、今日も玄関を開ける直前までいちゃいちゃしていたし、他に人影がなければ外でもいちゃいちゃする気満々だったのだけれど、今日はそうはいかなかった。 #twnovels

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十六階のエレベーターホールで猛くんにくっついて待っていると、後ろで扉の開く音。振り返ると、三つ並んだ中央の開いた部屋から、ご主人とお嬢さんが出てくるところだった。 「行ってきます」 「いってきま〜す」 「行ってらっしゃい。二人とも気をつけてね」 #twnovels

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お出掛けの挨拶を交わす、家族三人の微笑ましい情景。あたしも将来、猛くんとあんな家庭を作るのかな。 「あ、かすみおねーちゃんだ、おはようございまーすっ」 女の子、あかりちゃんが元気に挨拶してくれる。 「あかりちゃん、おはよう。那珂貝さん、おはようございます」 #twnovels

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猛くんから手を離して、あたしも二人に挨拶する。 「おはようございます。これから大学ですか？」 もう中年を過ぎている筈だけれど、年齢をまったく感じさせない、それでいて不思議と年相応の貫禄も兼ね備えている那珂貝さんは、和かに応じた。 #twnovels

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「はい、そうです。あ、初めてですよね。こちら、鹿古下くんです。猛くん、こちらお隣の、那珂貝さんとお嬢さんのあかりちゃん」 「はじめまして。鹿古下猛です」 「はじめまして。那珂貝です」 「はじめまして。あかりですっ」 ごく簡単な紹介をして、やってきたエレベーターに四人で乗る。 #twnovels

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二人きりだったら、キスしたりおチンポ触ったりするのだけれど、流石に他の人の前ではできない。少しむらむらしていると、あかりちゃんが話し掛けてきた。 「ねぇ、このおにーちゃん、かすみおねーちゃんのこいびと？」 あらま。この子、こんなにませていたかしら。 #twnovels

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「こら、あかり、そういうことは聞くものじゃないよ」 娘を窘める那珂貝さんに、あたしは笑いかけた。 「いいんですよ。うん、そうね、猛くんはあたしにとって一番大切な人」 横目に、真っ赤になっている猛くんが映る。 「おねーちゃん、らぶらぶだねー」と笑顔のあかりちゃん。 #twnovels

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邪気の無い笑みに、猛くんはますます顔を赤くしてしまう。 「こらこら」那珂貝さんが苦笑いしながらあかりちゃんの頭を軽く叩いた。「お兄さんも困っているだろう？」 「はーい。おにーちゃん、ごめんなさい」 ぺこりと頭を下げる女の子。 #twnovels

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「気にしなくていいよ。ええっと、あかりちゃん、これからよろしくね」 「うんっ」 元気に頷くあかりちゃん。どうやら、猛くんのことを気に入ったらしい。那珂貝さんも悪い印象は持っていないようだし。恋人と隣人、どちらもあたしに近しい人だから、仲良くしてくれるに越したことはない。 #twnovels

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エレベーターが二階に着いて止まった。 「あたしたち、電車なので失礼します」 「行ってらっしゃい」 「いってらっしゃーい」 「行ってきます。行ってらっしゃい」 猛くんが頭を下げ、閉まる扉の隙間で手を振るあかりちゃんに手を振り返した。扉が閉まった。 #twnovels

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「はぁ、緊張した」 「そんなに畏まらなくても良いのに」 駅に向かいながら、あたしは笑った。 「緊張もするよ。初めての人相手だと」 「そう？　猛くん、結構人見知りするのね」 「これまで、あんまり人と付き合ってこなかったからなぁ。距離感が解らなくて」 #twnovels

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「そんなんだ。あたしとはいつでもゼロ距離でいいからね」 「それは勿論」 二人して笑う。 「そう言えば、さっきの那珂貝さん、下まで降りたけど電車通勤じゃないのかな」 「うん。前に見かけたことあるけど、迎えが来てたよ」 「へぇ。偉いのかな」 #twnovels

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「大企業の重役さん、って聞いてる。あ、ほら、あれ」 陸橋の上から見える車道脇に、黒塗の乗用車が停まっている。その後部座席に、マンションの出口からやって来た那珂貝さんが自分で扉を開けて乗り込んだ。あたしたちが見ていることには気付かなかったらしい。気付かないか、普通。 #twnovels

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自動車は静かに走り去った。 「へぇ。偉い人は待遇も違うんだなぁ」 「いつもってわけじゃないみたいだけど。自分で車を運転して帰って来たこともあったし」 「でも初めて見たよ。お迎えの車で通勤なんて」 「このマンションの最上階は、高給取りが多いみたいだからね」 #twnovels

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感心する猛くんに、あたしは笑顔で答えた。 #twnovels

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『最上階は高給取りが多い』って華純さんはさらっと言ったけれど、それって華純さんも高給取りって言うことなんじゃ・・・と思ったものの、そう言えば前に、『大企業の役員並の年収がある』って言ってたっけ。改めて言うまでもなく、高給取りだった。 #twnovels

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「そうだ。猛くん、夏休みの予定ってある？　七月の内か、八月の初め頃」 その華純さんが、電車を待つホームでぼくに尋ねた。 「えっと、バイトくらい。あ、あと教習所に通う予定」 「免許取るの？」 「うん、バイクの。週末に妹に会いに行くのに、電車より早いから」 #twnovels