グリーン経済フォーラム2019「サスティナブルな未来のビジョン サーキュラーエコノミー（循環経済）とプラスチックの行方」20191017報告

くうのる @kuunoru

滋賀グリーン活動ネットワーク主催、SDGs連続講座「これならできる!ここならできる! SDGs」の第3回、グリーン経済フォーラム2019「サスティナブルな未来のビジョン　サーキュラーエコノミー（循環経済）とプラスチックの行方」（長浜）に参加しました。#SDGs循環経済セミナー shigagpn.gr.jp/news/72 pic.twitter.com/Izv0yVcn7w

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講演1「循環経済とnew plastics economy　循環ビジネスとSDGs」郡嶌孝氏。プラスチック問題は世界でどう扱われてきたか。散乱問題、ごみ処理・リサイクル問題、資源問題、有害物質問題、人間への健康問題、経済問題。 #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞散乱問題は海、空、陸。クローズアップされてるのは海だが、バングラディシュなどでは聖なる牛が食べて死ぬ問題なども。リサイクル問題は、米はレジ袋はリサイクルが基本、できないものは禁止。資源問題は石油の消費。有害物質はビスフェノールA、鉛ペイント、スチレン #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞人間への健康問題、ペットボトルの中には溶け出しているかも。タイヤは道路との摩擦でプラスチックが飛散。化学繊維は洗濯を通して河川へと言われている。経済問題は、美観を損ねることによる観光被害、漁獲や航行への阻害。これらにより規制が進んできた。 #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞禁止、規制、法的な手法。回収をきちんとすれば配ってもよいとしているなど米では抜け道が多く、実効力が上がっているとも言えない。レジ袋有料化により減ったが、ごみ袋を買い物に使うようになりその消費が増えているなど。 #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞米では、禁止・規制。課税・チャージ：拡大生産者責任とDRS経済的手法。教育・清掃ボランティア：社会的手法。プラスチックは回収してリサイクルの方向へ。 #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞ピースミール（断片的取組）ではなく包括的な取組が求められている。SDGs的な取組として、ゴール3,5,9,12,13,14,15,17が関わるだろう。海の問題だけではない。グリーンケミストリーの方向性が生まれる。プラスチック綿棒が下水に流され海に出ている。 #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞6.安全な水、ペットボトルを減らし水道水へ。給水器を。サンフランシスコではボトルウォーターが減ったが清涼飲料は変わらず。プラスチックを分子レベルに戻すケミカルリサイクルへの方向性が米では主流となってきた。未完成だが。 #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞リサイクルは大きな輪、小さな輪としてリユース、リペアなどの産業づくり。回収、逆サプライチェーンの構築がビジネスチャンスになるだろう。脱プラスチックの流れは、コンポスト化。米は3種分別、リサイクルできるもの、土に還すもの、埋め立てるもの。最後のを減量。 #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞綿花の栽培にプラスチックが悪影響。ミミズに影響？　ストローは元々身障者用に開発されたもの。禁止は差別になる。ペットボトルは災害用備蓄用。NYではレジ袋有料化の5セント中2セントを低所得者へ3セントを環境保全へ。#SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞使い捨てプラスチック問題とは、「使い捨て」が問題か「プラスチック」が問題か。「使い捨て」は循環へ。「プラスチック」は代替品へ。代替品は使用回数によって環境負荷が変わる。紙袋は消費が増える、コットン袋は栽培における負荷が高い。 #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞リサイクルと循環は別の概念。循環は何度も繰り返し使うループを作ること。ごみゼロとは循環と思ってよい。ごみの量の10％以内に埋め立てを抑えるのが欧米の方針。循環経済とNew Plastics Economy。二人のゲームチェンジャーはエレン・マッカーサーとトム・ザッキー。 #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞リサイクル可能なプラスチックとリサイクル不可能なプラスチック。不可能なものをアップサイクルする。たばこのフィルターや使い捨ておむつ、歯磨き粉のチューブなど。 #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞例、P&Gの対馬プラスチック漂流ごみから作ったケース。ジュースの袋を袋に、オレオ袋を傘に、郵便袋をトートバッグに。EUのプラスチック戦略に循環経済。減らすだけでなく循環するように。 #SDGs循環経済セミナー

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郡嶌氏＞リサイクル、自然循環と社会循環、減量。循環ビジネスとは、リサイクルのショートサーキット化、逆サプライチェーン。リサイクル、代替物、自然循環が世界の流れ。（終） #SDGs循環経済セミナー

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講演2「未来のために知っておきたい、海とプラスチックの話」原田禎夫氏。今夏にNYへ行き自由の女神と自由博物館へ。ファストフードが木のお皿、リユースのプラスチック皿。リユースプラスチックフォーク。ストローを渡さないことを毎日500ミリオン消費としてポスターで紹介。 #SDGs循環経済セミナー

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原田氏＞サーマルリサイクルは日本限定のもの。海外ではリサイクルと認められない。鍵になるのはマテリアルリサイクルとコンポスト。国連前にはシングルユースプラスチックの持ち込み禁止の看板。NYのデポジット回収機。 #SDGs循環経済セミナー

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原田氏＞小学生の娘はNYのデポジットと日本のリサイクルを自由研究で比較して「日本やる気あんの」と。社会的に許されなくなった。ニュージーランドで発泡スチロールトレイを使うと罰金。ケニアはレジ袋400万円消費者に罰金。使い捨てプラスチックは犯罪となってきている。 #SDGs循環経済セミナー

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原田氏＞米では地方政府で先んじて行っている。民主党の強い地域から進んでいる。まずはやってみようというやり方。代替素材にこだわる必要もなく、不要なものはやめていく。オランダのスーパーでは野菜がヌードショッピング。コットン袋で持ち帰る。惣菜コーナーは紙トレイ。 #SDGs循環経済セミナー

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原田氏＞代替物は海外ではすでにたくさん出ている。淀川の河口の砂を調べると人工芝の破片がいくらでもある。意図しない流出をどう防ぐか。 #SDGs循環経済セミナー

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原田氏＞海の生きものへの深刻な影響。東京湾の鰯の7割、びわ湖の魚の4割から。国内外のムール貝や牡蠣や蛤の体内からも。食塩のほぼすべて、ミネラルウォーターや水道水からも。空気中の繊維からも。 #SDGs循環経済セミナー

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原田氏＞日本近海はプラスチックのホットスポット。使い捨てプラスチックの量は日本は米に続き2位、一人あたりだと中国よりも上。和歌山県の友ヶ島や京都府の由良浜の海岸を埋め尽くすごみ。自然の美しい人口の少ない場所に溜まり続け、実体経済の現実の脅威になっている。 #SDGs循環経済セミナー

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原田氏＞東京の荒川、名古屋の庄内川、台風のあとに大量に押し寄せている。人の住んでいないミッドウェイの映像。雛の死骸に歯ブラシや洗濯ばさみ、キャップ、ライターなどプラスチック。人間の大人に換算すると10kg以上を飲み込んでいる。吸着した有害物質が体内に移行も。 #SDGs循環経済セミナー

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原田氏＞舞鶴市の冠島で毎年調査している。ペットボトルは6割以上日本のもの、第2位は韓国、第3位が中国。高度なシステムを作っている台湾のものはなし、独自システムや独自素材を開発している。日本はリサイクルが追い付かずペットボトルが大量に滞留。 #SDGs循環経済セミナー

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原田氏＞日本から海外への廃プラ輸出ができなくなり、国内でたまり続けている。廃プラスチックと海洋ごみの関係。海外のプラごみ回収のインセンティブを阻害している。 #SDGs循環経済セミナー