
子どもの頃に「すごいね」「よくできたね」と言われたことが「好き」の原点になってる。大人になっても「すごいね」「いいね」って言われたいから、がんばってアウトプットする。大人とは大人のふりをしている子どもだから。
2011-05-29 19:32:29
ブログが続くのは自分の中の「子ども」を喜ばせられているから。大人になると親元から離れて、気に入ったコミュニティに入り、そこで「好き」を育む。好きなことを仕事にするというより、好きなことが仕事になる。
2011-05-29 21:07:45
好きなことなら、失敗が続いてもがんばれる。だって好きなんだから。成功した人が苦労を重ねたとか言っているのは好きなことを見つけた証拠。それを真似しても意味ない。
2011-05-29 21:09:28
いいことを書こうとするより好きなことを書いたほうがラクだし楽しいのに。いいことを書こうとすると自らハードルを上げることになるし、それを乗り越えて書いても反応が薄いといっそう凹んで立ち直れなくなる(続く)
2011-05-29 22:15:51
好きなことを書くのは書いた時点で満足しているうえに、それを誰かから「いいね」とか言われた日には大変なことになるから、「続く」以外に選択肢がない。
2011-05-29 22:17:02
ブログは体験したことをシェアするのが基本だけど、体験したことを誰にでもわかるように書こうとすると筆が止まる。体験したことすべてを克明に伝えるのは不可能。体験してもらうしかない。自分が一番ぐっと来たことだけを残してあとは捨てる。
2011-05-29 22:24:42
その昔、ラーメンズがネタを考える時に、まず大きな世界観を作って、そのごく一部だけをコントにする、というようなことを言っていた(NHKの「トップランナー」にて)。一部だけを伝えているのに聴いている側はそれをふくむ世界全体を感じる。だから、一部でも大丈夫。
2011-05-29 22:26:26
むしろ全部言っちゃったら、聴いている側が入り込む余地がなくなってしまう。映画は2時間という尺があるからいいのであって、あれがリアルタイムに進行したら観てられない。どこをカットするのかがディレクターの腕。ブログでもどこをカットするかが見せどころ。
2011-05-29 22:29:04
みんなに分かるように書こうとするんじゃなくて、特定の人にしかわからない書き方でOK。その方がその特定の人たちにはすごく受ける。攻殻機動隊が何の説明もなしに軍事用語や武器の名前(マテバとか)をばんばん使っているのはそうした方が「特定の人」に受けるから。
2011-05-29 22:33:52
分からない書き方をしていると、読者コミュニティの中で教え好きな人が解説をしてくれるから大丈夫。そのようにしてコミュニティがはぐくまれていく。その中心にブログがある。そういうコミュニティが無数にある。佐々木俊尚さんは「ビオトープ」と呼んでいたけど、同じもの。
2011-05-29 22:36:13
だから、「今日一番グッと来たこと」を寝る前にサッと書く。5分以内に書けるところまで書いて時間が来たらやめる。ぜんぶ書こうとするから「今日は時間がないから明日~」となる。
2011-05-29 22:38:26
だんだん短い時間で要領よく書けるようになっていくから、満足度も上がってきて、もっとたくさん「いいね」がもらえるようになり、コミュニティもできてきて、歯車が回り始める。これが、ブログの技術。
2011-05-29 22:39:11
人と話すコミュニケーション能力がなくても、会ったこともない無数の人たちとゆるやかなコミュニティを形成できれば、それで立派に社会とつながっていることになる。リスペクトも得られる。
2011-05-29 22:42:35
大事なことは自分が自信を持って言えることを堂々と言い続けること。言うべきことをじゃなくて言いたいことを。いま書いてることも、言いたいだけだからw
2011-05-29 22:42:50
何かにグッと来たら、同じようにグッと来る人に届かせること。それがコミュニティづくりの第一歩。この指とまれ。「ブログ書かなきゃぁ~」ってのはあんまりグッと来ないなぁ。
2011-05-29 22:45:51
読者が減るより「グッ」が減る方がいやだなぁ。誰かが「ブレイクするのはバカに見つかること」って言ってたけど、そういうこと。読者が増えると「グッ」がどんどん薄くなる。「ケッ」が増えちゃう。
2011-05-29 22:51:21
読者は多さより濃さ。ハーレーダビッドソンのコミュニティはみんなそれぞれに濃い。人数はきっとそんなに多くないと思うけど、だからいい。居心地がいい(んだと思う)。
2011-05-29 22:53:14
読者増とかフォロワー増とか上に伸びていこうとするより、どこまで深く掘り下げられるか、地下に眠るマグマを見つけられた方が幸せになれる。いつか爆発するから。
2011-05-29 22:53:30
見えていることは見えていないことがつくっている。木が生えるのは根があるから。見えていることに惑わされず、まだ見えていないことを信念をもって追い続ける。梅棹忠夫さんはそのようにして世界地図上の空白を埋めた。
2011-05-29 22:57:18