【ウソ事典】

架空の生物・物質・人物・歴史等について説明を試みる事典です。
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ABIRA,Shiruaki @prankette

【ウソ事典】タヌキフグリ《植物》:ヒトバカシ目マユツバ科タヌキフグリ属の落葉高木。東南アジア原産。花弁に青い筋が走ることから、アオスジバシリ(青筋走り)の別名もある。▼実が巨大化する事で知られ、熟すと直径5~6メートルに及ぶ。▼一度に数百個なる実は、約三年かかってじわじわと熟す。

2011-05-08 05:50:18
ABIRA,Shiruaki @prankette

【ウソ事典】キタシラベ《昆虫》:トンボに似た、ヒタムキ科シラベ属の昆虫。山形県から静岡県にかけて分布。▼強すぎる体内磁石を持つため、常に頭部が北を指している(名前の由来)。▼複眼で後方も視野に収め、四対の翅で前後も自由に飛ぶ。▼迷う旅人を救う「神の使い」とされ、各地の伝承に残る。

2011-05-08 09:09:21
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【ウソ事典】バイバイモ《植物》:東欧が原産の、沼沢地に自生する藻(倍々藻)。▼「一日ごとに倍に増える」特徴で知られ、「100日で沼全体が覆われる場合、沼の半分が覆われるのは何日目か」といった数理パズルに多用される。▼沼全体を覆った翌日にはほとんど枯れ、一株だけ残して全滅する。

2011-05-08 13:23:57
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【ウソ事典】イタノリ《魚類》:日本の近海に生息する、魚介類の一種。▼上部中央が膨らんだ棒状の形をして、下部に板状の固形質を発達させる。 ▼釣果に乏しい釣人の帰り際によく現れ、土産として重宝される。▼「カンイリ」「サンマイオロシ」もこの仲間。

2011-05-08 14:39:51
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【ウソ事典】ハグルマソウ《植物》:中部ヨーロッパ一帯に分布。春から初夏にかけて、薄桃色の花が咲く。▼歯車が発明された頃に発見されたのが名前の由来。 ▼花言葉は「この小生意気な餓鬼め、前歯引っこ抜くぞ」▼近年、「テッポウユリ」や「レンズマメ」との類似性が指摘されている。

2011-05-12 00:41:25
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【ウソ事典】ドッチカナ《植物》:高山の低湿地帯や、湿潤な砂漠地帯等で稀によく見られる。▼「馬鹿で採れず、利口で採れないドッチカナ」という古諺の通り、昔から野草採りが大雑把に厳選してきた。▼繁殖力旺盛な絶滅危惧種で、植物図鑑に載せても、いつの間にか他の植物のページに自分を転載する。

2011-05-14 21:22:15
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【ウソ事典】カンデンムシ《虫》:陸棲の巻貝の一種。和歌山県を中心とする近畿南部の森林に棲息。▼殻内の静電気を蓄積し、外敵が触れると衝撃を与える。火傷やミミズ腫れに似た症状を引き起こすので注意。▼滋養・強壮にきくとされ、焼酎に漬けた「カンデン酒」が有名だが、実は薬効はほとんど無い。

2011-05-15 09:17:50
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【ウソ事典】アラドンナ《植物》:北欧に自生する毒草。ハート型で鋸歯状の葉をもち、夏に黄色の花を咲かせる。▼花言葉は「永遠の沈黙」。▼名前は、ルーン語で「ヤバい位の猛毒」を意味するとされ、「発狂したノルマン人が思わず英国を征服した」等と毒性が誇張されがちだが、実物を知る人は少ない。

2011-05-15 09:44:47
ABIRA,Shiruaki @prankette

【ウソ事典】ミドリカクレヘビ《爬虫類》:アイルランドに棲息する小型の蛇。人目につかない場所に常にいる。▼聖パトリックに迫害された際に、木の枝に化けて難を逃れた伝承で知られる。▼毎年、春に世界各地で緑色をテーマとした祭典が開かれるが、これはケルト民族の隠れた「蛇信仰」の表れである。

2011-05-15 10:22:32
ABIRA,Shiruaki @prankette

【ウソ事典】アナホリドリ《鳥》:中部地方から山陰地方の森林に棲息。強力な足と嘴で地面を掘り、地中の虫を食べる。▼モグラが来ない深さにまで潜り、巣を作る。▼雪を掘るライチョウと共通の祖先を持ち、低地で進化を遂げたと見られる。▼近年の「地鳥」ブームで乱獲が進み、稀少種になりつつある。

2011-05-15 12:53:32
ABIRA,Shiruaki @prankette

【ウソ事典】カンキリムシ《昆虫》:地球上の、砂漠を除くほぼ全域に分布。ニッパー目カンキリムシ科。▼顎の形が缶切りの刃に似ていることから命名された。コルクスクリュー型、ラジオペンチ型等、変種も多い。▼ハリガネムシの天敵。▼強靭な顎で網や虫カゴを食い破るので、特殊な壜で捕獲する。

2011-05-15 20:00:44
ABIRA,Shiruaki @prankette

【ウソ事典】カイカブリ《昆虫》:日本の海岸に棲息する固有種。カタスカシ目カイカブリ科。▼体はオサムシに似て、小型の貝に頭を突っ込んで捕食する。▼マイマイカブリと共通の祖先を持つと推測される。▼蜃気楼を起こすお化けハマグリ、「蜃」を退治した故事について、古来から疑義を呈されてきた。

2011-05-15 20:42:12
ABIRA,Shiruaki @prankette

【ウソ事典】ジバクサソリ《虫》:中東から北アフリカに棲息する小型のサソリ。▼極限状態下で、腹部中央にある爆破用筋肉を作動させ、自分の身体を粉々にする。▼古代ギリシャの生物兵器、「サソリ爆弾」で有名。▼独ロック・バンド、スコーピオンズの『蠍団爆発』というアルバム名の由来にもなった。

2011-05-15 22:51:00
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【ウソ事典】カナシバリネズミ《動物》:西欧に分布するハリネズミの一種。▼毛の先端から分泌される毒液は、麻痺と共に幻覚や昂揚感をもたらす。▼「蝟集してラリりたいが、近づき過ぎると死ぬ」という「カナシバリネズミのジレンマ」は、哲学や心理学で「対人関係の中毒性」の暗喩として用いられる。

2011-05-16 02:18:01
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【ウソ事典】カゲリボタル《昆虫》:アメリカ大陸が原産。吸光虫とも。▼腹部から揮発性の強い吸光物質(煤に似て、すぐ蒸発する)を発散し、周囲の光を遮断する。▼インカ帝国では「昼寝の友」と称され、皇帝に午睡用のカゲリボタルが捧げられた。▼今でも「アメリカの夜」という慣用句が残っている。

2011-05-16 02:42:04