- yumiharizuki12
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おおお <標準的な経済モデルでは長期的にはr>gになるとされるが、オスロ大学のマーカス・ハガドーン教授は18年の論文で、長期的にr<gとなる理論的可能性を指摘した。>nikkei.com/article/DGXKZO…
2019-10-26 01:29:31<ハガドーン教授のモデルは、国債を保有することで家計が直接に効用を得るモデルであった。国債が直接的な効用をもたらす理由は、国債は民間資産と違って高い流動性や金融取引における担保価値を持つからである。>
2019-10-26 01:30:22わわわ<基礎的財政収支の赤字を小さくできれば、国債はおよそrの増加率で増え、GDPは成長率gで増えるので、超長期的に国債比率(国債/GDPの比率)は漸減し、財政再建が実現できる。こうして当初の「財政再建への期待」は自己実現する。現在、我々は図らずもこの「良い均衡」シナリオに乗りつつある>
2019-10-26 01:33:06Hagedorn (2016, 2018b,a, 2017) show that when government bonds constitute net wealth several puzzles disappear, which are otherwise observed during a liquidity trap in New Keynesian models. drive.google.com/file/d/1dzqAUb…
2019-10-26 01:39:50In this paper I show that models in which government bonds are net wealth - that is, their value exceeds that of tax liabilities (Barro, 1974) - offer a new perspective on several issues in monetary economics.
2019-10-26 01:41:28しゅごいw つい2、3日前、バローの有名論文「国債は国民の純資産でない」というのを紹介したところw I show that models in which government bonds are net wealth
2019-10-26 01:43:14小林さん紹介論文はこれと確認。 I start with a reduced form model in Section 2, in which go- vernment bonds are net wealth, because they are an argument of the utility function.
2019-10-26 01:45:09要するに、Money in the utility function (MIU) model ではなくて、Government bonds in the utility function (GBIU) modelをやってみた、ということね。
2019-10-26 01:49:00MIUモデルでは大した面白いことが起きないことは広く知られてるが、GBIUにしたらいろいろ奇妙なことが起こるとは、コロンブスの卵かな。院生あたりが「とりあえずなんかやってみようとしたら何か出てきました」レベルのアイデアで、ずるいw
2019-10-26 02:04:15普通のMIUでは面白いことは起きない。効用関数に変な性質を入れて面白いことが起きるようにしたモデルが小野理論だが、あまり支持されてない。これに対し、GBIUモデルがちょっと良いのは、実際に起きているr<gの長期化という事実と整合するモデルだから。
2019-10-26 02:10:27元々、財政破綻モデルはr>g仮定に強く依存しすぎてたのよ。それを外すと財政再建ははるかに楽になる。Hagedornが主張するように、効用関数に国債が入るなら、昨今のように日銀が国債を買えば買うほど、民間が保有する国債が減って限界効用が上がるので金利低下、という追加的な効果が出る。
2019-10-26 02:30:40通常のSargent‐Wallace (SW)モデルでも、国債買入は金利低下とともに物価を下げる。こういう効果を出すために貨幣が何らかの形で需要される設定(MIUなど)がモデルに入っている。GBIUで、設定を貨幣でなく国債に置き換えることでより強い金利低下効果が出るということか。
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