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2011年5月31日

【魔法少女まどか☆マギカ】「美樹さやかはアダルトチルドレンなのか?」問題についてのp_shirokuma氏の見解

まとめ人は「さやかには肉親の影が見えない=見棄てられ気味な子供で思考形態がいろいろ歪んでいるのではないか?」という疑問を呈していましたが、それに対してp_shirokuma氏が回答してくださいました。 自分なりにまとめると、 「疑わしきは診断下さず(精神科領域での問題があるとするには『所見』が少なすぎ&根拠薄弱すぎ)」 「さやかは間が悪すぎただけ(キュゥべえに出会って『奇跡』を願ったりしなければ、普通に中学生の拙劣な初恋&失恋で終わっていたはず)」 ということになりましょうか。
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p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim はてなブックマークやtwitter上で、さやかはACか否かについてお返事を頂きました。こちらで、略式ながらお返事をしてみます。

2011-05-30 19:52:56
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim フィクション上のキャラクターに限らず、定量的に症候を数え上げて診断を、という考え方は妥当だと思います。DSMは勿論、シュナイダーやクレペリンの時代も含め、診断するってのは多かれ少なかれそういう事じゃないかと思います。

2011-05-30 19:54:48
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim で、あればこそ、本来想定される年齢層より若い、パーソナリティの可逆性の比較的豊富な年頃に関しては、より典型的な所見が多く含まれていなければ、diagnosisは難しい、という主旨のことを書いたつもりです。

2011-05-30 19:56:55
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim この点において、同じ14歳といえども、エヴァンゲリオンのシンジやアスカは、将来なんらかのアダルトチルドレン的なパーソナリティ偏倚が抱負にあったといえます。当人のコミュニケーションの技能の点にも、生活歴の描写にも、いっぱい「所見」がありましたから。

2011-05-30 19:58:40
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim ところが、さやかの場合、「所見」は上条の一件と、ゾンビ化してからの諸々だけ。シンジやアスカのような生活歴があったわけでも、コミュニケーションの技能上の偏りがあったわけでもありません。彼女がこじれたのは、男女関係からみだけです。

2011-05-30 20:00:42
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim そして中学生という年頃に、まっとうで効果的な男女関係が出来るほうが本来おかしいです。第二次性徴を迎えて間もない、初恋かそれに近い段階で、一方的な思い込みや勘違いに陥らない中学生ってあんまりいないと私は思います(もちろん私もそうでした)。

2011-05-30 20:03:26
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim 私が、さやかの上条に対する恋慕からみの諸々を「アダルトチルドレン的症候」とカウントしないのは、普通、中学生の恋なんて拙劣で当たり前で、むしろ拙劣じゃないほうがおかしいぐらいじゃないですか。

2011-05-30 20:05:34
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim さやかの恋をアダルトチルドレン的と言うなら、殆ど全ての男女は、皆、アダルトチルドレン的だと言わなければなりません。そして、さやかの家庭描写はあの自室しか「描かれていない」。とらドラよりも描かれていないわけですから、所見としてはいかにも薄弱です。

2011-05-30 20:07:16
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim そして、まどか☆マギカという作品全体を観る限り、親子関係の絡んだ転移的諸問題について深く描写しようという姿勢が希薄と私は解釈しています。この点において、エヴァやAirなどとは趣が違うというのも、私がさやかAC説に消極的になりがちな理由のひとつかもしれません。

2011-05-30 20:09:38
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim 以上、私見を補足してみました。またいつか、意見交換の機会があれば幸いです。ありがとうございます。

2011-05-30 20:11:19
有村悠%C91・1日目(木)東M25a @y_arim

@twit_shirokuma リアルタイムで拝読しておりました。さやかの家族については「作劇上描く必要がなかったから描かなかった」ということでしょうか。フィクションでは特段の必要がない限り事物の描写はされないものだというのが持論ですが、自分で隘路にハマっていたかもしれません。

2011-05-30 20:15:24
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim はい、それです。もし、必要な描写だったら、何か描いているんじゃないかと思ったんです。迫撃砲の弾道計算のような細部まで描く製作体制であれば、何が何でもメッセージを書き込んで来るだろう、と思ってかかっていました。

2011-05-30 20:18:00
有村悠%C91・1日目(木)東M25a @y_arim

@twit_shirokuma 恋愛面に関しては結局、一言で表すと「あまりにも間が悪かったために最悪の方向へ」ということでしょうか。それを取り去って本筋の失恋ENDに戻そうとしてもアレが精一杯だった、というのが最終話での描写だとすれば納得がいきます。

2011-05-30 20:19:02
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim はい、そう思います>間が悪すぎ  さやかは「奇跡や魔法少女」という「無理筋を通してしまう無茶の手段」を手にしてしまったのは、中学生の失恋を思い出に変換する機会を逸してしまいました。普通だったら、あの恋は「きちんと潰れていたはず」かと

2011-05-30 20:22:28
有村悠%C91・1日目(木)東M25a @y_arim

@twit_shirokuma 元記事に「さやかは上条の手を治そうとした出発点からして間違っていたと思う。ヴァイオリンが弾けない=生きている意味がないっていう上条の考え方を変えるどころか、自分もすすんでその短絡的思考に同調した。」というブコメがあって、興味深かったですね。(続く

2011-05-30 20:25:23
有村悠%C91・1日目(木)東M25a @y_arim

@twit_shirokuma ただ、これも中学生らしい拙劣さに含まれる範疇ともいえそうです。とすれば、どのみち、上条は女子中生の初恋相手としては荷が重すぎたという、些かアレな結論しか出ないのですが。あと超余談ですがこんな歌を思い出したり http://bit.ly/k11pkn

2011-05-30 20:29:22
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim ここでキュウべぇの11話の台詞「奇跡を望むほうが云々」を思い出してしまいます。奇跡なんて普通は起こらないから、さやかのような破綻は回避できるのに、キュウべぇに運悪く出会ってしまったのがなんというかかんというか。しかも、ご指摘のように相手が上条とか。。。

2011-05-30 20:33:33
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@y_arim いや、本当にぴったりですね。>さやかの恋は「思い出にもなれない」  さやかの一軒も含め、「失恋とはなんぞや」について考えさせられます。

2011-05-30 20:36:12

コメント

あじ味 @aji_02 2011年5月31日
なるほど、これは素晴らしい考察。 たしかに、さやかちゃん超絶に運が悪いですね。 恋する乙女は何でもしちゃうので、おまえら大事に扱いましょうということでしょうか。 しかし、奇跡を与えられた魔法少女が、誰も幸福を手に入れていないというのも興味深い。
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きゃしゃん@てつや @chasyan 2011年5月31日
本文中にもありますが、11話におけるQBの台詞が全てなんですよね。魔法少女は奇跡を望んだ結果その代価として、その奇跡によって世界に生じた歪みを背負い込む事になる。それが魔女化。
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tweet🌏meme @CoolTweetMeme 2011年5月31日
日本のマンガ/アニメに親が出てこない、あるいは出てこないような舞台設定にする事はもはや定番。出ても母親しか出てこないとか。いまの家族関係をそのまま繁栄している。
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sleepsounds @sleepsounds 2011年5月31日
さやかは良くも悪くもとても「普通の女の子」で、だからこそ杏子との対照と相似や魔女になってしまう結末の悲劇性がよりはっきりすると思っていたのでこの考察にはすごく同意できるなあ。
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セルフ執事 @SF_yomi 2011年6月1日
QBの台詞では無くて、先生とまどかママの呑み対話が、制作側からのメッセージだと思う。さやかは普通に恋しただけだって。
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