『進撃の巨人』第1話に実在する「空白ページ」の謎を追って国会図書館まで行ってしまった考察が話題に!!!

amam @amam6987

『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う① 『進撃の巨人』1巻1話をあらためて読んで、ちょっとした違和感に気づきました その違和感とは… 4ページめに、空白があることです なぜ、このページだけ、諫山先生の原稿が存在していないのでしょうか？ 今回はこの空白の4ページの謎を考察します

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う② 『進撃の巨人』1巻1話は、 エレンとミカサ、アルミンが、壁を破った超大型巨人を見ているシーンから始まります このシーンには、あの有名なナレーション 「その日 人類は思い出した ヤツらに支配されていた恐怖を…」 がかぶさっています pic.twitter.com/Rm1B1MOshv

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う③ 2〜3ページは、いわゆる「見開き」です エレンと超大型巨人のアップ そして、ウォールマリアの全景が描かれています pic.twitter.com/xFHLLZQLtn

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う④ 問題は、そのあとの4〜5ページです 4ページは、コミックスではデザインページです その対抗ページである5ページは、 調査兵団による壁外戦闘のシーンが始まります ちなみに、この戦闘シーンは12ページまで続きます pic.twitter.com/1EzUz4v9jO

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う⑤ そして、13ページから、前回考察したエレンが目覚めるシーンになります つまり、デザインページである4ページだけ、 諫山先生の「原稿がない状態」なのです pic.twitter.com/cQ7Chf31ok

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う⑥ なぜ、4ページだけ、諫山先生は原稿を描いていないのか？ その謎を解く鍵は、 『進撃の巨人』1巻1話の冒頭部分の「ページ構造」にあります

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う⑦ 以下、ちょっと長いですが、1巻1話の冒頭部分の構造を確認してみます ・1ページ（左側・開始ページ） ・2ページ（見開き・右側） ・3ページ（見開き・左側） ・4ページ（右側・デザインページ） ・5ページ（左側・調査兵団の戦闘シーン開始）

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う⑧ 以下、12ページまで戦闘シーン ・6ページ（右側） ・7ページ（左側） ・8ページ（右側） ・9ページ（左側） ・10ページ（右側） ・11ページ（左側） ・12ページ（右側）

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う⑨ 13ページからは、エレンが夢から覚めるシーンです ・13ページ（左側・エレン目覚める） ・14ページ（右側） ・15ページ（左側） ・16ページ（見開き・右側） ・17ページ（見開き・左側） 以下省略

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う⑩ さて、長々と冒頭部分のページ構造を見てきましたが、 これで大切なことがわかりました ポイントは、5ページと、16〜17ページの見開きです

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う11 漫画家さんが原稿を描くとき、 その原稿が、 ページの右側にくるか、左側にくるか、 は、意識して描きます なぜなら、 漫画には「見開き」といって、左右のページを繋げた大コマを描く場合があるためです

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う12 もしページの左右順がズレたら、見開きもズレてしまうのです 例えば、進撃1話の1ページめは、 左側にくる前提で描かれています なぜなら、もし1ページが右側から始まったら、2〜3ページの見開きがズレてしまうからです（1〜2ページが並んでしまう）

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う13 以上をふまえて、 5ページを見てください このページには、調査兵団が戦闘態勢に入るシーンが描かれています この内容だけを見ると、このページは、左右のどちらに置かれても、問題はないように見えます pic.twitter.com/kCiF1COw1o

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う14 しかし、この5ページは、 「絶対に左側」 に置かなければならないのです そのことが、先のページ構造の分析によって、明らかになっています

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う15 先のページ構造を、もう一度確認してください もし調査兵団のページが右側（4ページ）に置かれたとします 当然、そのあとのページが一つずつズレてしまい、 その結果、 16〜17ページの見開きが崩れてしまうのです

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う15 このことから、 調査兵団のページが左側 というのは、 諫山先生の意図した配置だと断言できるのです では、 なぜ諫山先生は、 3ページのあと、 わざわざ4ページを飛ばして、 調査兵団のページを5ページに置いたのでしょうか？

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う16 諫山先生に限らず 漫画家さんが原稿を描くとき 途中でわざわざ1ページ飛ばして描く というのは、かなり考えにくいと思います つまり、『進撃の巨人』第1話で 4ページが飛ばされているのは 諫山先生ではなく 「編集部の意向」の可能性が高いです

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う17 では、なぜ編集部は 諫山先生に4ページを飛ばして描くように依頼したのでしょうか？ さて、ここからは私の考察ですが、 おそらく雑誌掲載時には 4ページめに 「広告」 が入っていたのではないでしょうか？

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う17 雑誌の広告を載せるために、 漫画原稿を、広告に合わせて調整する、 というのは、しばしば行われていることです 私は、『進撃の巨人』第1話の4ページは、 広告を載せるために飛ばされた と考えています

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う18 さらにいえば 雑誌の広告ページは カラーページに入ることが多いです そう考えると 『進撃の巨人』1話の 1〜3ページは 雑誌掲載時には、 「カラーページ」だったという可能性もあると思います

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う19 『進撃の巨人』は 講談社『別冊少年マガジン』の 「創刊号」 から連載されています もし、第1話の冒頭部分がカラーページだったとしたら 『進撃の巨人』は 最初から「編集部に大変期待されていた作品」だった ということになります

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う20 『進撃の巨人』第1話の「空白の4ページ」の謎を追っているうちに、 別冊マガジン創刊号まで辿り着きました 私の考察が正しいかどうかは 創刊号さえ見れば、すぐわかります ちなみに、創刊号は10年前の2009年10月号です そこで…

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う21 この週末を利用して、 国会図書館に行き、 別冊マガジン創刊号を探してこようと思います その結果については… またご報告します！

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う22 行って参りました、国会図書館 超デカイ図書館でした… とにかくめちゃめちゃ広いけど 基本的に閉架しかないので 自分で本棚を探し回ることはないです コンピュータで自分が欲しい本や雑誌を検索して 資料請求する仕組みでした

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『進撃の巨人』第1話の空白ページの謎を追う23 今回は、2009年9月発売の「別冊少年マガジン創刊号（10月号）」を探します 端末で検索すると、 所蔵あり と表示が！ さすが国会図書館！ って、 じつはここまでは事前に国会図書館のwebで調べていたので あるのはわかってたのですが… pic.twitter.com/yYJSa7briC

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