2019年11月4日

「郷に従え」のバージョンアップ

「郷に入っては郷に従え」というが、土地のやり方に従おうとして頑張ってもよそ者扱いはやまず、いつしか疲れきって地元に溶け込むのを諦める人も多い。これはこのことわざをマニュアルか正解のようにとらえてしまうためではないか。
7
shinshinohara @ShinShinohara

「郷に入っては郷に従え」という俚諺は、バージョンアップした方がよいかも。よそ者がよそ者のまま、現地に打ち解ける方法はあるように思う。それは、「郷に従う」のではなく、「郷に敬意を持ち、郷を面白がり、郷に感謝する」ではないか。

2019-11-04 11:39:48
shinshinohara @ShinShinohara

田舎暮らしをする場合、地元の人間になりきろう、地元民として認めてもらおう、として頑張り、しかしいつまでたってもよそ者扱いはやまず、そのうち努力することに疲れ、地元と打ち解けるのを諦めてしまう人が多い。これは「郷に入っては郷に従え」をマニュアル、正解だと勘違いしたからかも。

2019-11-04 11:42:37
shinshinohara @ShinShinohara

京都では、「京都人として認められるには三代かかる」と言われている。一代目は何をどうやってもよそ者。二代目は子どもの頃から京都育ちだけど、京文化に染まらない親の影響があるので、京都人になり切れない。三代目になってようやく、親も京文化に慣れ親しんでるので、京都生まれとして認定される。

2019-11-04 11:45:22
shinshinohara @ShinShinohara

この法則は京都だけでなく、どんな田舎に移住しても同じだと思う。移住した世代は、死ぬまでよそ者。何をどうやってもよそ者。その達観、諦観からスタートした方が、良い手を打つ自由度が高まるように思う。

2019-11-04 11:47:50
shinshinohara @ShinShinohara

では、よそ者がよそ者まま、どうやって受け入れられるようになるのか。そのヒントも、京都にある。 京都の人は、よそ者が京都を知ったかぶりするのが大嫌い。なにせ前の戦は大変だった、と、応仁の乱を持ち出すような土地柄。よそ者が歴史で勝てるはずがない。

2019-11-04 11:50:32
shinshinohara @ShinShinohara

先斗町の小料理屋での出来事。俺は金持ってるぞオーラを漂わせたお客さんが、これまた俺は京都のことなら何でも知ってるぞという自慢をしながら店に入ろうとした。店の主人は、空いてるカウンターに座ろうとするさの客らを制し、「予約が入ってまして」と、店を去らせた。

2019-11-04 11:53:10
shinshinohara @ShinShinohara

様子を見てたが、一向に予約客が来る様子がない。そのうち、「あのう、京料理を勉強させてほしいのですが、入ってよいでしょうか」と、腰の低い女性が二人。店の主人、快く「どうぞ」と、予約客が来るはずの席に座らせた。

2019-11-04 11:55:30
shinshinohara @ShinShinohara

そのお客さん、料理の盛り付けの美しさ、美味しさ、素材の選び方に賛嘆の声を上げ、店の主人に「これはどういうものなのですか?」と教えを乞うていた。快く料理の説明をするだけでなく、京文化とのつながりや歴史なども紹介し、「どうぞ京都を楽しんで下さい」と歓待しきりだった。

2019-11-04 11:58:37
shinshinohara @ShinShinohara

ここに、田舎暮らしの極意があるように思う。どんな土地にも、その土地ならではの文化、歴史があり、それらが形成されてきたのには相応の理由がある。それらに敬意を抱き、素直に教えを乞い、できるものは実践し、できないものは「私には荷が重いですが、みなさん軽々とやられて、すごい」と賛嘆。

2019-11-04 12:02:27
shinshinohara @ShinShinohara

その土地独自のものに敬意を抱き、土地の人の話を面白がり、「あんた、ナスいる?」と持って来てくれるのを素直に喜び、感謝する。するとよそ者はよそ者のまま、地元の良さ、面白さを再発見してくれる存在として重宝してくれる。土地の良さを知るよそ者、というポジション確保。

2019-11-04 12:15:03
shinshinohara @ShinShinohara

よそ者のままでよい。よそ者として、地元の人と仲良くできたらそれでよい。地元の人に勝てるはずがない、という謙虚さがあれば、よそ者のまま愛してもらえる。

2019-11-04 12:17:00

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?