エレン先生、りかの教科書を閲覧す

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uroak_miku @Uroak_Miku

駅の図書館で小1~2の「せいかつか」、小3の「りか」教科書を閲覧。季節ネタが多いのは日常(というか学校内)と地続きでの学習を目指しているからかな。小3りかは前半が虫や草木のかんさつトピックで、後半よりてんたいとでんきトピック。物理と化学への助走ですね。地学の匂いはしない。

2019-11-04 14:52:06
uroak_miku @Uroak_Miku

小3りかでは「もんだい」があって、かんがえてみようかんさつしてみようを経て、「けっか」や「まとめ」で締めくくるのがパターン。 「こたえ」ではなく。 それからやたら「はっけん」が繰り返されるのは興味深い。

2019-11-04 14:54:16
uroak_miku @Uroak_Miku

うなづくものもあるのですよ。体重計にのってみて、立ったままのときと、しゃがんだときとで、たいじゅうがかわるかどうかためしてみよう等。こういうのは◎ 思考実験の楽しさに導く楽しさがあるから。しかし理科の教科書はどうもしこうじっけんには導きたがらない印象。

2019-11-04 14:56:34
uroak_miku @Uroak_Miku

ホトケノザとかオオイヌノフグリとかの草木ネタは苦手。自分は博物系はあまり得意ではなかった、百科事典脳の子だったから観察や品定めは苦手なのです。

2019-11-04 14:59:15
uroak_miku @Uroak_Miku

図書館で小4~6りかのきょうかしょを閲覧。 「ふしぎをみつけよう」を合言葉に、「もんだい」→「まとめ」のサイクルが小6まで延々と続いていく。 そして何も体にのこらない。

2019-11-04 20:58:33
uroak_miku @Uroak_Miku

各学年の教科書の終わりで必ず「たくさんのはっけんをしたね」で締めくくられる。実験観察のごっこを繰り返したにすぎないのに。儀式なわけねルーティーンの。

2019-11-04 21:00:46
uroak_miku @Uroak_Miku

「すいじょうきはみずをふっとうさせないとしょうじないのかな?」と「もんだい」が出されて、「じっけん」として二つの水入りビーカーが野外に置かれて、ひとつは透明ビニールで封がされている。半日後には封されていないほうの水量が減っている…沸騰しないでも水蒸気は生じていますねーが「まとめ」

2019-11-04 21:03:00
uroak_miku @Uroak_Miku

これで正しいのですが、日常生活で湯を沸かしたりするとき白い気体がシューシューわきあがるのを「すいじょうきだー」と私たちは呼んでいるので、せっかく理科で水蒸気(透明)と湯気(液体!)の違いを習っても、すぐ脳からは消えてしまう。

2019-11-04 21:05:33
uroak_miku @Uroak_Miku

小6理科で、太さの異なる電熱線を2つ用意して同じ電圧をかけて発砲スチロールを切断する実験が載っていて、どっちのほうが早く切れるかなと問われる。太い方が正解、それはいいんだけど電圧=電流×抵抗は小学校で教えないから太い→抵抗低い→電流多い→熱エネルギー変換増えるの理屈がわからない。

2019-11-04 21:10:37
uroak_miku @Uroak_Miku

電熱線が太いほうが熱が出るのは確認できたとして、どうしてそうなるのと生徒が新たな疑問を抱いてもスルーして次の課題にどんどん進んでいってしまう。ゆえに何も体に残らない。そんな感じ。

2019-11-04 21:13:11
uroak_miku @Uroak_Miku

人体の話題で、だえきを試験液で調べるじっけんがあって、ああ酵素の入門だなとわかるのですが、そこから胃だの小腸だののイラスト解説が続くのに戸惑う。そういうのじっけんではわからないですよね、がたがたいわず覚えなさいってことなのかな。

2019-11-04 21:16:20
uroak_miku @Uroak_Miku

中1科学の教科書もちょっと開けてみた。植物には導管というものがあって云々。もはやじっけんでたしかめてみようの儀式は形骸化し、とにかく覚えんしゃいな記述が続いていく。

2019-11-04 21:17:51
uroak_miku @Uroak_Miku

もっと思考実験的な教え方(好奇心のくすぐり方)ってできないんでしょうか。土のなかの水分を根から吸い上げるとして、木にはポンプがないね、するとどうやって十数メートルもある高い場所の葉っぱまで水を運んでいるんでしょうね、みたいな。

2019-11-04 21:20:58
uroak_miku @Uroak_Miku

葉っぱがポンプの役割をしているのです。秋より葉が落ちるのは、水を吸い上げる機能を弱めるため。気孔で検索すると面白いです。

2019-11-04 21:23:42
uroak_miku @Uroak_Miku

子どもが家に帰って、保護者に「今日は何を習った?」と聞かれて「きょうはね、寒くなるとこのはが落ちるのはなんでかってはなし。あれって水のじょうはつをへらすためなんだって」と面白い小ネタを披露する楽しさ。皆さんにも覚えはありませんか。

2019-11-04 21:26:26
uroak_miku @Uroak_Miku

しょうがっこうのりかは、そういうものであってほしいとおもう。

2019-11-04 21:26:58
uroak_miku @Uroak_Miku

そうそう、今日はほかの科目については教科書を開けなかったけれど、じっけんとかんさつとまとめとはっけんをプリンシプルとするりかに対し、しゃかいはそうでないですよね。それを一日に平行して学ばされるのだから、頭がこんらんする。一年とおしてだと神経をやられる。やられませんでしたか皆さんは

2019-11-04 21:31:06
uroak_miku @Uroak_Miku

私の場合、おとなになってから知った。しょうがっこうは「国民」を育成して「国家」をまわしていくための最初の装置なのだって。

2019-11-04 21:34:24
uroak_miku @Uroak_Miku

ああそれから、経済格差の超世代的温存を阻止するための装置であることも。

2019-11-04 21:36:00
uroak_miku @Uroak_Miku

ここまで冷めた目で眺めてみて、ようやく長年の疑問がゆっくり氷解していくのを感じたのでした。

2019-11-04 21:37:20
uroak_miku @Uroak_Miku

自分がどんなに孤独な道を歩まされたのかも。

2019-11-04 21:38:00

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