リフレやMMTは短期的な対策で、長期的な経済成長には構造改革が不可避という話

しろうと @sirouto

togetter.com/li/1426023 「MMT（現代貨幣理論）」は、「財政破綻リスク」を軽視（無視）しているのではないか？ 2（前回のまとめ）

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先ほどは、「MMT（現代貨幣理論）」の財政破綻リスクについて、一回目より一般化して、議論を展開していきました。

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しかし、「代替なき批判」と言われないように、MMTの代わりに何をやるのか、ということを、今回お話していきたいと思います。

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伏線として第一回で、経済学者の飯田泰之氏が著書（共著）で仰ったことを紹介しておきましたが、それを再紹介しましょう。

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飯田泰之氏は、勝間和代氏、宮崎哲弥氏との共著で、『日本経済復活 一番簡単な方法』という本を出しています。

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その本では、全体的にリフレの有効性を説きながら、「長期的には構造改革が必要」という一言も載っていました。

しろうと @sirouto

その本でこの一言が一番印象に残りました。そして、「やっぱりそうだよな」と思いました。

しろうと @sirouto

本に書いてあったのはほんの少しなので、ここからは私の個人的な見解になりますが、その必要性を分かりやすく説明していきます。

しろうと @sirouto

では本題。リフレやMMTのような政策は、それが有効だとしても、短期的な政策だ。

しろうと @sirouto

長期的には、何らかの「構造改革」が経済成長に不可欠になる。

しろうと @sirouto

一昔前、経済学者たちの中で、「リフレ派」と「構造改革派」という派閥の対立があった。

しろうと @sirouto

リフレ派は「構造改革は、供給サイドの改善なので、デフレを加速させる」といった批判をしていた。

しろうと @sirouto

その後、「アベノミクス」にリフレが採用されたことで、構造改革の議論は勢いを失っていった。

しろうと @sirouto

では、もう構造改革は要らないのか？　そんなことはない。どっちか一方ということでもあるまい。

しろうと @sirouto

長期的な経済成長には、構造改革が不可避だと考える。しかし、それはなぜか？

しろうと @sirouto

もし、経済学者であれば、「構造改革で潜在成長率が上がるから～」などと説明するかもしれない。

しろうと @sirouto

しかし、ツイッターだし、学問的ではないが、ここではイメージ的で分かりやすい話をしてみよう。

しろうと @sirouto

江戸時代の日本を想像して欲しい。ご存じの通り、幕末の「明治維新」によって、日本は急速に近代化を進めていく。

しろうと @sirouto

「明治維新（のうち経済に関連する改革）は、構造改革」に相当すると、私は考えている。

しろうと @sirouto

そして、反実仮想になるが、「明治維新を避けた日本」を想定すると、経済成長が阻害されることがイメージしやすい。

しろうと @sirouto

どういうことか、個々の事例を具体的に説明していこう。

しろうと @sirouto

たとえば、それまで徒歩や馬で移動していたのが、明治を境にして、鉄道や自動車に置きかわっていく。

しろうと @sirouto

日本初の鉄道は、明治五年に新橋～横浜間で開業した。（現在の新橋駅、横浜駅とは別）

しろうと @sirouto

だがもしそこで、馬車や人力車、あるいは渡しの船頭や大八車を引く人足などに配慮して、自動車や鉄道に移行しなかったら、どうか？

しろうと @sirouto

また、特権階級だった武士が、「四民平等」や「廃刀令」といった明治政府の政策によって、特権を奪われていく。