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MMT論者の誤解 ――もはや日本は「デフレ不況」ではない!

経済理論の「MMT(現代貨幣理論)」について、MMT論者がよく言う状況認識に、そもそも誤解があるのではないか、という問題提起を今回します。「デフレ不況」という言葉をよく聞きますが、それは本当でしょうか? 検証して行きます。後半では、格差拡大の解決策も考えます。
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しろうと @sirouto
togetter.com/li/1426647 貨幣の価値は何から生じているのか? ――MMTの説明に対抗して
しろうと @sirouto
今日も、MMTの話をします。
しろうと @sirouto
MMTがよく用いるスローガンがいくつかあります。インパクトこそあれど、「嘘・大げさ・紛らわしい」誇大表現が目につきます。
しろうと @sirouto
「自国通貨建てなら、国債がいくら増えても、絶対破綻しない」という財政破綻リスク(否定)の問題を、すでに2回検討しました。
しろうと @sirouto
togetter.com/li/1425700 「MMT(現代貨幣理論)」は、「財政破綻リスク」を軽視(無視)しているのではないか?
しろうと @sirouto
togetter.com/li/1426023 「MMT(現代貨幣理論)」は、「財政破綻リスク」を軽視(無視)しているのではないか? 2
しろうと @sirouto
今回は、「デフレ不況によって、日本経済が衰退している(だから、MMTが必要)」という言い分について、検討していきましょう。
しろうと @sirouto
結論から言えば、このMMT論者の言い分は、根本から誤解している。
しろうと @sirouto
もはや日本は、「デフレ」でもないし、「不況」でもない!
しろうと @sirouto
たしかに、昔はデフレの時期があったが、ディスインフレ(低インフレ)になっている。これは以前も触れた。
しろうと @sirouto
コアCPIなどを参照すると、インフレ率は0~1%前後を推移している。
しろうと @sirouto
stat.go.jp/naruhodo/c1dat… 完全失業率と有効求人倍率の推移(総務省統計局)
しろうと @sirouto
上記グラフで見られるように、失業率も2%台まで落ちてきた。
しろうと @sirouto
インフレ率も失業率も、2%位しかギャップが残っていない。
しろうと @sirouto
少なくとも、五千兆円も大盤振る舞いするほど、大きなギャップが残ってはいない。言葉の綾とはいえ、あまりにドンブリ勘定過ぎる。
しろうと @sirouto
さて、「もはや不況ではない」、ということの証拠として、他の経済指標も見ていこう。
しろうと @sirouto
sankeibiz.jp/macro/news/190… 景気拡大、戦後最長の可能性 74カ月で「いざなみ」超え(サンケイビズ)
しろうと @sirouto
まず、今の日本経済は、リーマンショックまで続いた「いざなみ景気」を超えた好景気というのがマスコミの評価だ。
しろうと @sirouto
nikkei.com/article/DGXMZO… 税収、最高の60兆円超 バブル期から消費税は4倍弱に(日経)
しろうと @sirouto
政府の税収も上がっている。ただもちろんこれは、景気の問題だけではなく、消費増税の影響がある。
しろうと @sirouto
asahi.com/articles/ASL93… 内部留保446兆円、6年連続で過去最高更新 企業統計(朝日) >「企業が得た利益から株主への配当などを差し引いた利益剰余金(……)6年連続で過去最高を更新」
しろうと @sirouto
このように報道を見ると、「不況」どころか、すでに「好況」に転じているのが現実だ。
しろうと @sirouto
しかし、「実感なき景気回復」とよく言われるように、好景気を実感できない人も多いだろう。
しろうと @sirouto
そこで、なぜ、庶民は好景気を実感できないか、これから見ていこう。
しろうと @sirouto
nikkei.com/article/DGXKAS… 労働分配率66.1% 低水準に 昨年度、内部留保は最高(日経)
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コメント

Ishida Brain Dam'd @tbs_i 2019年11月7日
金融政策では格差縮小はできない。当たり前の話ですね。だからMMTとかではJGPとかで補完してるし、リフレ派も再配分の手法については別に議論しているよね。それ抜きで「MMTやリフレ理論では格差改善できない」とか言い出しても当たり前なのでは?
しろうと @sirouto 2019年11月7日
tbs_i いいえ、別の問題なのではなくて、財政赤字の拡大が、格差拡大に連動しています。なぜなら、本文でも言ったように、ムダな公共事業は、ゼネコンなど、利権のある企業だけ富ませる。そして、そのツケは逆累進的な消費税で、平等に払わさられる。だから、格差が拡大していく。つまり、レントシーキングや忖度が横行する利権政治の国で、財政拡大してあまり大きな政府にすると、資源分配が偏ります。これは、自由市場を軽視することの弊害で、旧共産圏の経済失敗と似た構造の問題です。
Ishida Brain Dam'd @tbs_i 2019年11月7日
誰もそれを否定していません。だから格差是正は別政策で対応すると皆は言っていると言う指摘です。なにもひとつの政策ですべてを賄う必要はないです。そしてひとつと政策ですべてを賄えないという批判は為にする批判です。
@maguna_purpura 2019年11月7日
財政赤字の拡大は社会保障費の膨張が原因で、公共事業費はここ数年横ばいのままです。利権を持っているのはゼネコンではなく(再分配の恩恵を特に受ける)高齢者。
しろうと @sirouto 2019年11月7日
maguna_purpura >「財政赤字の拡大は社会保障費の膨張が原因」 仰る通り、国家予算に占める「社会保障費」の割合は大きいです。次に国債費と地方交付税も大きい。それは認識しています。しかし、高齢化社会で、社会保障を削って、生活は大丈夫か? という疑問もあります。それ以前に、「シルバー民主主義」の下で、大胆な社会保障削減が政治的に可能か? も疑問です。「ひとつの記事ですべてをまかなえない」ので、今後の課題です。ただ、アイディアだけ示せば、「コンパクトシティ」化で、膨張を抑えられる可能性はあります。
meramera @harasa_s 13日前
富の再分配は、税制の思想によるとこが大きい。 しかし景気は内需拡大しなければ、上向くことは、ほぼ不可能。ドルや元を企業が稼いでも、国民に分配するのは無理。外貨は日本で使えないので。 財政赤字が格差を生む?申し訳ないですけど理解不能です。MMTはインフレをコントロールする手法を確立していないので論外と思いますが、国内の土建屋にばらまけば、税制しだいで格差は縮まる望みはあるし、内需拡大は望める。第2の角栄は不要だけど、第2の池田は必要だと思う。
しろうと @sirouto 13日前
harasa_s >「富の再分配は、税制の思想による」 その通りです。戦前の格差社会から、戦後の中流社会に転換できたのは、累進課税になったから。>「景気は~不可能」 本文で述べた通り、すでに景気回復してます。>「外貨は日本で使えない」 でも、貿易赤字(経常赤字)が増えると、外国債の比率が増え、財政破綻リスクに。 >財政赤字が格差を生む 経済にフリーランチはないので、税などで負担する必要があり、支出の恩恵より負担の方が大きいから、格差が広がるということです。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 12日前
MMTの善悪以前にMMTの主張を理解出来てないのでは?何で予算を税収で賄う前提で話が進んでいるのか。税収はあくまで貨幣の価値を規定する物、と言うのがMMTの趣旨でしょうに。そこを端から否定して、論考として何の意味が有るんだろうか?
しろうと @sirouto 11日前
dwpCdT5HLZXVaNa それは表面的な批判です。MMTでは「税は財源ではない」などと言うけれど、結局インフレになったら、増税や緊縮でブレーキを掛ける必要がある。掛からなければインフレ税で払う。だから、決して財源問題が解決するわけではない。だから、「MMTで消費税廃止できる」、しかも「MMTなら財源を考える必要はない」という言い方には欺瞞を感じます。デフレの時はいいが、インフレになった時に、財源問題は再燃するんだから。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 11日前
sirouto 財源問題とは何を指しているのでしょうか。そこが不明な為、趣旨がよく分かりません。 適切なインフレ率になるまで予算を増やす。超過するようなら予算を抑え、必要であれば増税を行う。財源は国債で賄えば良い。 この話の中で「財源問題」に該当するのは国債に関わる事かとは思いますが。国債を発行するなという事ですか?
しろうと @sirouto 11日前
dwpCdT5HLZXVaNa >「MMTの主張を理解出来てない」というお言葉をお返ししましょう。MMTは、無制限に財政赤字を拡大できる、という理論ではありません。提唱者のケルトン教授も、そうは言っていません。インフレ率が財政支出の制約になる。フリーランチはない。そこで、デフレ時は積極財政や減税ができても、インフレ時には緊縮財政や増税が必要になる。とすれば、「財源不要で消費税廃止できる」というのは、たんに間違っている。インフレ時に、財源をどうするのか? それが国債でも税金でも、インフレ税でも同じことです。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 11日前
私がいつ無制限に赤字を拡大出来ると言いましたか?まずあなたはMMTを批判したいのか、MMTの間違った解釈を元にした発言を批判したいのか、そこを明確にされた方が良いでしょう。それから、インフレ時に引き締めを行う事を消費税を廃止出来ない理由としていますが、意味不明です。インフレになったらどうせ増税するから廃止出来ない、という主張でしょうか?
しろうと @sirouto 10日前
MMT自体を批判したいが、MMT論者とMMT理論の矛盾も批判します。そして、「消費税を廃止できない」と言いたいのではなく、「MMTなら、財源不要で消費税廃止できる」のは、間違いだというのが私の主張です。MMTが無制限に赤字拡大できないなら、デフレ時は良いが、インフレ時にブレーキが必要になる。それが、増税であれ、歳出削減であれ、インフレ税(インフレの持続)であれ、結局何らかの財源が必要なわけでしょう。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 10日前
sirouto 歳出削減に何故財源が必要なのでしょうか?意味が分かりません。それから、おそらく財源不要というのは、税に財源を求めなくても国債を財源とすれば良い、という意図の発言かと思います。
しろうと @sirouto 10日前
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1302G_T10C13A3PP8000/ 復興財源の上積み、歳出削減で捻出 首相(日経) 上記記事のように、普通は「歳出削減」も「財源」のうちと考えます。 >「国債を財源とすれば良い」 デフレ時はそれでいいですが、インフレ時には同じ量を刷り続けられません。だから、他に財源が要るし、もし刷り続ければ、インフレが止まらず、実質的にインフレ税を財源として、債務返済します。いずれにしろ、「財源不要」ではない。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 10日前
だから何故インフレ時に同じ額の予算編成する前提で話をしているのですか?インフレ時には予算額を削減するって話でしょう。それから、インフレを抑える為の歳出削減って話ですよね。これは歳出全体を削減するって事ですよね。歳出の一部を削減して他に転用する訳では無いんだから財源にはならないでしょう。で、そもそも財源不要じゃないから何ですか?消費税の代わりに国債刷ったらインフレになるって事ですが、それのどこに問題が?インフレになったらその時に増税すれば良いんだから。 sirouto
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 10日前
そもそも、インフレ時に対策をしなければインフレが止まらないという話に何の意味があるのかな。そういう自説に都合の良い仮定を持ち出されてもね。
しろうと @sirouto 9日前
>「歳出全体を削減する」 それが財源だと提示するなら、それはそれでアリですが。 >「そもそも財源不要じゃないから何ですか?」 政党がMMTを採用するときに、政策を実現するための財源を、MMT以外で提示すべきという話です。具体的には、「れいわ新選組」のMMTで消費税廃止というもの。 >「自説に都合の良い仮定」 いや、「バーナンキの背理法」があります。インフレ(昂進)にならないで、財政拡張し続けられるなら、無税国家が実現する。よって、インフレ対策は必須。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 9日前
バーナンキの背理法を持ち出してますが、そもそもMMTでは税によって貨幣価値を規定します。無税国家にはなりません。それから何度も言うように財源は国債で賄うって話じゃないんですか?あと何でMMTを採用した場合インフレ対策を行わない前提で考えているんですか?MMT採用してもインフレ対策は出来ますよね。歳出予算削減でも増税でもやり方はあるでしょう。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 9日前
補足ですが(税収としての)財源不要という話だと思いますよ。 sirouto
しろうと @sirouto 9日前
dwpCdT5HLZXVaNa バーナンキの背理法(を用いて言いたいこと)は、無税国家にしろというのではなく、財政赤字の拡大を続ければ、どこかでインフレになるという主張です。何度も言うように、当初は「財源は国債で賄う」としても、バーナンキの背理法からいつかはインフレになり、「インフレ対策」が必要になります。そして、「歳出予算削減」や「増税」も「財源」の話です。だから少なくとも、MMTを採用しても、財源議論は避けられないはず。しかし、実際のMMT支持者は、それを避けている。だから批判しているという話。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 9日前
sirouto デフレの状況でインフレになった時の議論なんて普通しないでしょう。避けているのではなく、今話すことでは無いというだけの事。そもそもMMTでもインフレ対策は出来ますけど、結局MMTをどういう理屈で批判しているのですか?。
しろうと @sirouto 8日前
dwpCdT5HLZXVaNa >「デフレの状況でインフレになった時の議論なんて普通しない」 いいえ、インフレになってから、予算を変えるのでは、とても間に合いません。なぜなら民主国家では、国家予算の変更に政治コストが掛かるからです。たとえば、消費税5%→8%の変更に、じつに17年も掛かった。また高齢化社会で、社会保障をスンナリ減らせるか? そういう風に増税や歳出削減に、国民は抵抗する。だからいざインフレになってから、すぐ対応できるとか、そんなわけない。MMTは現実の政治プロセスの想定が甘過ぎ。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 8日前
sirouto 今デフレの時に増税していますが。何でインフレになっても増税出来ないって話をしているのか。あと失われた20年なんて言葉があるようにずっとデフレだったんだから、消費税増税しているのがおかしいんです。何で上げる前提に立っているのか。デフレの脱却を20年できずにいて、その先の事しか話さないのは何ですかね。それこそ見通し甘すぎですよね。何で簡単にデフレ脱却してインフレに出来ると考えているのですかね。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 8日前
あと予算編成は一年ごとに行う訳ですが、そのスパンでは間に合わないと?その話はMMTに限らずデフレ対策の政策全般に言える事ですよね。つまり、インフレになるかもしれないからデフレ対策を行うなって事ですかね。
しろうと @sirouto 8日前
dwpCdT5HLZXVaNa >「インフレになっても増税出来ないって話」 いや、増税自体ができないというのではなく、「高インフレの速度に対応できる、機動的な財政はできない」という話です。また、インフレにできると考えるのは、スレタイにあるように、現にもはやデフレではなく、ディスインフレに移行してきたから。
しろうと @sirouto 7日前
dwpCdT5HLZXVaNa >「予算編成は一年ごと」 しかしたとえば、消費税を一年でパッと増税するのは難しいでしょう。じっさい、過去の歴史をふり返ると、2012年野田政権の時に、「14年→8%」、「15年→10%」の法案を出しました。が、実際に10%に引き上げられたのは、安倍政権になってからの「19年10月」です。12年と19年で、法案から7年、15年と19年で、予定と実行の間が4年と、ずいぶんタイムラグがある。これが現実の政治。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 7日前
sirouto 普通のインフレにもならない段階で高インフレの話になるのは飛躍してます。あと結局その理屈はデフレ対策全般に対して言える事ですよね。デフレ対策をすべきで無いという事ですかね。それと消費税増税を例に出してますが、デフレで上げるべきではないから延期しただけですよね。手続きに時間がかかる例としては不適切ですね。そもそも増税しているのかおかしいんです。
しろうと @sirouto 6日前
dwpCdT5HLZXVaNa >「インフレにもならない段階で高インフレの話になるのは飛躍」 いや、70年代の日本の物価水準を見ると、5%→11%→23%と急激に上昇しています。必ずマイルドインフレになるという保証はなく、インフレ率が急上昇する可能性もある。>「デフレ対策をすべきで無い」 すでにデフレではなく、ディスインフレなので、MMTのように極端なものでなくていいということです。消費税増税は別に必須ではないですが、急に増税できるかはやはり疑問です。野田内閣が支持を失った原因だし。
ゆったり寝たい @dwpCdT5HLZXVaNa 6日前
何でオイルショックを持ち出すのか。それは原油価格の上昇による物価上昇ですよね。政策とは無関係に起こる事ですよね。政府の歳出増によるインフレ率の急上昇を心配する理由にはならないですよね。それとMMTって理論ですよ。「MMTのような極端な〜」ってそもそも意味が通らないんですよ。
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