2019年11月7日

加藤夢三『合理的なものの詩学』読書メモ集

加藤夢三『合理的なものの詩学――近現代日本文学と理論物理学の邂逅』(ひつじ書房、2019)の読書メモをまとめました。
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荒木優太 @arishima_takeo

加藤夢三『合理的なものの詩学ーー近代日本文学と理論物理学の邂逅』(ひつじ書房)をご恵投いただきました。ありがとうござます。理論物理学の更新を拙速に受容した昭和初期文芸を読み解きながら、東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』や円城城『Self-Reference ENGINE』まで伸びる線を探る研究書! pic.twitter.com/f8dHjrzg7R

2019-11-02 21:26:03
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荒木優太 @arishima_takeo

中河与一論では荒木の『仮説的偶然文学論』を注で引いてもらってます。どうもありがとうござます。目次はホームページで読めますね。hituzi.co.jp/hituzibooks/IS…

2019-11-02 21:27:04
荒木優太 @arishima_takeo

再来週くらいに発売のようです。要チェキ。amazon.co.jp/dp/4823410254/…

2019-11-02 21:28:23
荒木優太 @arishima_takeo

人生で初めて索引に載った気がする(笑)。 pic.twitter.com/keGBiOvqRW

2019-11-02 21:39:13
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荒木優太 @arishima_takeo

安藤宏の上手をとった男として以後語り継がれていくだろう(やばい)。

2019-11-02 21:40:18
荒木優太 @arishima_takeo

「中河の発想においては、今日からはとても「科学」的に根拠づけることのできないような国粋主義的な言説もまた、「科学精神」という漠然とした表現によって裏打ちされていた」(加藤夢三『合理的なものの詩学』)。なるほど。

2019-11-06 07:53:14
荒木優太 @arishima_takeo

『合理的なものの詩学』。相対性理論や量子力学を唱える石原純の「新短歌」。面白い。寺田寅彦の複雑系科学/連句論との比較に誘われる。

2019-11-06 11:40:12
荒木優太 @arishima_takeo

唱えるっていうか、紹介したってことね。

2019-11-06 15:03:18
荒木優太 @arishima_takeo

「ここに見られた「新しい現実」にかかわる一連の横光の主張の淵源には、まぎれもなく石原の自然科学的世界像が介在していたと見るべきであろう」(加藤夢三『合理的なものの詩学』)。へぇー。

2019-11-06 15:34:54
荒木優太 @arishima_takeo

「ここには、『雅歌』という小説作品において「科学者」=「物理学者」という等式を立ち上げようとする明確な企図を読み込むことができる」(加藤夢三『合理的なものの詩学』)。おおー。

2019-11-06 15:36:38
荒木優太 @arishima_takeo

にしても、横光の長篇って似たようなプロットばっかだから、何がどういう話だったかすぐ忘れるよ。

2019-11-06 15:38:30
荒木優太 @arishima_takeo

そういう意味では、『紋章』や『旅愁』はキャラ立ちしてていい。

2019-11-06 15:39:27
荒木優太 @arishima_takeo

というか、端的に恋話を禁じてほしい。

2019-11-06 15:39:56
荒木優太 @arishima_takeo

新聞小説としてに『雅歌』において、通俗性・娯楽性の強度を保つために、雑音となる種々の「科学」的な表現を排除せねばならなかったとすれば、横光がその作品としての完成度に不満を持っていたこともゆえなきことではない。by加藤夢三『合理的なものの詩学』

2019-11-06 15:44:05
荒木優太 @arishima_takeo

『合理的なものの詩学』。モダニズム前夜(大正中期)の科学と文学の結びつきは精神生理学に限定。これは『或る女』エリス問題でもある気がする。モダニズム(横光など)になると理論物理学にも跨る。

2019-11-06 16:08:40
荒木優太 @arishima_takeo

『合理的なものの詩学』。メインでは展開されないのかもしれないけど、文学と科学を問う上で、「数式」の扱い方は大きな論点になるような気がしてきた(夢野久作『木魂』論で少し)。文/理のテクストで一番の外形的差異があるとしたらここだろう。

2019-11-07 09:53:16
荒木優太 @arishima_takeo

多くの文系はあれを活きた言葉だと感じず、しばしば数学物理嫌いになるが、理系の人たちはあれもれっきとした言葉だと感じるのでは。そしてこの乖離は、新感覚派の記号へのフェティッシュな感覚とも無縁ではないようにみえる。

2019-11-07 09:57:02
荒木優太 @arishima_takeo

ポストモダンに関しても、私なんかがなんだかなあと思うのは、難しいことよりも、数式の使用なんだな。別にそれ仲介しなくてもいえるんじゃないの?みたいな。でも、使いたいんだろうね、書き手としては。それが何故なのかという問題は、文学のなかの科学を問うことでもあろう。

2019-11-07 10:01:15
荒木優太 @arishima_takeo

私がなんだかなあと思うのは、数式は省略のために使うもんであって、でもお前らの本分厚いじゃん!という怨恨があるからである(ヤバイ)。

2019-11-07 10:03:30
荒木優太 @arishima_takeo

薄い本って読みやすくていいよね(頭が悪い感)。

2019-11-07 10:04:40
荒木優太 @arishima_takeo

文字は文様と不可分であるし、言葉は言葉の綾(彩)とともにある。そのことを忘れてはならない。

2019-11-07 11:11:39
荒木優太 @arishima_takeo

加藤夢三『合理的なものの詩学』読了。面白かった。ちょうど『〈現在〉という謎』に関連して物理学者による哲学者批判が今話題になっているが、文学研究者ならば両者をとりもつことができるのではないか…とか書いてて気づいたけど、やっぱ両者から憎まれて終わりそうだな(笑)。

2019-11-07 12:22:26
荒木優太 @arishima_takeo

ここで中河を驚愕させていたのは、そのような「超常識」への「飛躍」が、あらかじめ「数学」の秩序体系に包摂されていたということであった。by加藤夢三『合理的なものの詩学』

2019-11-07 13:28:23

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