Screening of "Shusenjo"

0
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(1) に行ってきた。今帰宅したところ。料理でもしながら少しずつその様子を書いてみる。質疑応答含めて 20:30 終了予定のところが9時半近くまで続いた。 pic.twitter.com/bjGZcW2PFL

2019-11-09 07:43:24
拡大
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(2) 映画の話より質疑応答。メモと記憶を頼りに。 川崎での上映中止決定とその経緯について語った Dezaki 監督が危惧したのは中止決定になったときにそういう流れが日本で定着することだったそう。それが人々の声で阻止できたことは良かったと。

2019-11-09 07:47:33
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(3) 日本政府の意向によるウィーンでのアート・エキジビションの中止の時がヨーロッパでの公式な上映ツアーの最初と重なったり、京都アニメーションのテロ火災の時も訪日中だったりといろいろと脅威は感じることが多いなどとも。

2019-11-09 07:52:18
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(4) 上映はロンドン大学連合の中の総合大学UCLの工学部1教室を使ってだった。140席。先日予約した後すぐに満席になっていた。客層は見た目で言うと日本人・韓国人・イギリス人がそれぞれ同じくらいの割合か。政治学やコリア研究の学生たちが半数程度と思う。

2019-11-09 07:59:15
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(5) ヨーロッパでの上映の観客の反応を問われて、今日が2回目だが、試験的にドイツ(ハンブルグ、ベルリン)でも行なっとのこと。ドイツで行なったのは(私が思うに)彼が語ったところのナチスの戦後処理の話とパラレルな状況があるからだろう。

2019-11-09 08:03:51
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(6) で、反応はと言うとまだ回数を重ねていないのではっきりとはしないが、ヨーロッパ在住のアジア人、特に日本人、日系人、その2世、3世たちにとっては自らのアイデンティティを否定されることをどう捉えているのか監督も気にしていた。

2019-11-09 08:07:34
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(7) 母国や祖国を否定されることにどう対応するかはむずかしい部分があるのではないか。ただし、監督の国であるアメリカの例を出して、1世は否定的なこともあるが、2世、3世、4世の日系人は映画に対して肯定的なことが多いと。ヨーロッパでも同様ではないかと。

2019-11-09 08:11:57
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(8) 映画を作った背景の1つには『河野談話』が否定されていくプロセスが明らかになっているという状況があるとの意。『河野談話』は1つの確固とした歴史であり、それを否定するのは歴史修正主義であると。

2019-11-09 08:15:12
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(8) 日本と韓国との経済的な摩擦についての質問には、セックス・スレイブ(≠慰安婦)の犠牲者が声をあげての日本への抗議(アタック)に対して経済制裁を日本の安倍政権が加えるというカウンター・アタックであると。

2019-11-09 08:19:32
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(9) ドイツが第2次大戦時に行なったユダヤ人への強制労働とその補償問題の50年越しの解決と、日本と韓国の問題との関係を問われて、ドイツの強制労働は私企業が行なった側面があるが、日本の場合はすべてを国家として行なったことが違うと。

2019-11-09 08:25:25
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(10) ただし、ドイツの場合と違って1965年の日韓合意の存在が単純な比較をむずかしくしていると。

2019-11-09 08:27:48
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(11) ここまでは年配のイギリス人男性らの質問。韓国人のまさにこのセックス・スレイブの問題に関わっている活動家の質問は直接の犠牲者たちが超高齢で近いうちに皆亡くなってしまうが、そうなったらどうなると思うかというもの。これに対して Dezaki 監督は、

2019-11-09 08:33:10
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(12) 5−10年で皆亡くなるだろう。だからこそ生存者がいる今、人権活動家たちの動きが活発になっている。それが慰安婦像の設置が急速に世界的に行われてきたことと関係しているだろう。正義がなされるためにも生存者がいることは重要とのニュアンス。

2019-11-09 08:36:57
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(13) ここでいきなり Dezaki 監督は原一男のドキュメンタリー『ゆきゆきて、神軍』の話を始めようとするが時間がかかりすぎるとやめた。多分、個人的な制裁と生存者がいる間の正義の執行には共通するところがあるとでも言いたかったのかと思う。

2019-11-09 08:40:44
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(14) で、結局犠牲者が皆亡くなったらどうなるかという質問に対しては、それは安易にはこたえられないとの姿勢。言えることとしては日本政府は犠牲者皆が亡くなるのを待つという戦術をとっていると断言。

2019-11-09 08:43:40
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(15) 学生からの質問が以下続いた。まず韓国人学生。自分たちが学校で学んだことを映画という形にしてくれたことの意義に感謝。同時に反日・反韓という対立の構図は一部の人々の間のことでもあり、一般レベルではそれほどでもないが、その意味でこの映画は、

2019-11-09 08:48:56
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(16) 多くの人の現実か detached(距離がある)とも言える。特に韓国人として日本の情報を見る限りほとんどの人がこの問題を気にもしていないあるいは気付いてもいないように見えるがそのギャップをどう考えるか、

2019-11-09 08:54:42
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(17) (映画のつくりとして良かったのかのニュアンスもあるように私は感じた)という質問に対して監督は、反日・反韓の感情の高まりが穏やかなものにまずなるように、問題のコンテクストやバックグラウンドを伝えることに映画では力を入れたと。

2019-11-09 08:59:11
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(18) そのために具体的に問題を説明するようにしたとの意の回答。人が怒るには理由がある。それを説明しなければならないと、そして映画においてそれを行なったと。(私もドキュメンタリーとは本来そういうものだと思う)

2019-11-09 09:02:47
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(19) そしてそのように背景を説明することで双方の怒りは弱まるものだし、その点でこの映画はある一定の効果を上げていると思うと。

2019-11-09 09:04:35
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(20) 韓国における日本製品の不買運動のスローガンが No Japan から No Abe に変化しているのは良いことだし、それによって日本人も韓国人の怒りの対象を理解でき支持・共闘できる。(映画もその流れに乗っているとの意だろう)

2019-11-09 09:07:36
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(21) メディアは得てしてセンセーショナルに対立を報じがちでそれはアメリカも韓国も日本もそう。(だからこそドキュメンタリーのニッチがそこにあるということか)

2019-11-09 09:11:37
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(22) (映画そのものは一見対立を煽る作品と観る人もいるかもしれないが、私の目にはそのサーカズムやコミカルさ、さらには悪者を愚者として単純化して描く手法が対立を緩和するトーンをつくっていたと強く感じた。)

2019-11-09 09:13:53
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(23) じゃあ、どうやって対立緩和や共闘するために人々に知識を広めればいいのかとの質問に、だからこの映画を創ったとDezaki 監督。宣伝してくれ、SNSなどで広めてくれとお願い。

2019-11-09 09:17:41
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(24) この映画においてどのように empathy (感情移入)を通して shypathy (共感)を人々に喚起するような手法を用いたのかという質問には、

2019-11-09 09:21:04