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草野原々/GenGen Kusano @The_Gen_Gen
谷村先生のノートを読んで、とりあえず、簡単なところから補足できればいいなと考え、ゾンビ論法のまとめをしてみました。 谷村省吾「一物理学者が見た哲学」の第二章を読んで、哲学的ゾンビ論法についてまとめてみた。 - 水槽脳の栓を抜け the-yog-yog.hatenablog.com/entry/2019/11/… #はてなブログ
リンク 水槽脳の栓を抜け 5 users 谷村省吾「一物理学者が見た哲学」の第二章を読んで、哲学的ゾンビ論法についてまとめてみた。 - 水槽脳の栓を抜け これまでのあらすじ 物理学者の谷村省吾先生が「一物理学者が見た哲学」という文章を公開していた。 http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/time/note.html 谷村先生は『〈現在〉という謎』という本で、哲学者と対話したのだが、その対話はすれ違いに終わってしまったことを書いた文章だ。 〈現在〉という謎: 時間の空間化批判 作者: 森田邦久 出版社/メーカー: 勁草書房 発..
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第四回ハヤカワSFコンテスト特別賞/第48回および50回星雲賞日本短編部門受賞。日本SF作家クラブ所属。連絡先はブログにあるよ。ワイドスクリーンバロック/スーパーストレンジ・スペキュレイティブ・フィクション/分析哲学/科学哲学/心の哲学/フィレム/イーガン/ディック/バクスター/lain/意識/ジェンダー/情報統合理論

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ちなみに12月刊行が予定されている新刊『大絶滅恐竜タイムウォーズ』では『〈現在〉という謎』を参考文献として使いました。
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哲学的ゾンビ論法の主張は「この世界に哲学をゾンビが存在しているかもしれない」ではなくて、「この世界に哲学的ゾンビが存在していないということにするためには、物理主義にプラスして追加の自然法則が必要」ということ。
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アンケートをとってみよう。 ゾンビ論法を読んで、あなたの立場はどこにあると感じた? 消去的唯物論はタイプAに入れられるけれど、「そもそも我々には意識経験がない」という方向でゾンビ論法を否定する。
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社会調査で「え?意識経験なんて感じているわけないじゃん。現にオレ意識なんてないよ」という人が全世界の99・9999%を占める結果になったら、存在論的に意識はないということになるのだろうか?
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現状の社会システムが、意識はあるのだと個々人が報告するという前提で成り立っているから、意識があるというアンケート結果が出てくるのかもしれない。
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もしも、「意識経験は物理主義で説明できない」かつ「物理主義は正しい」という前提が皆に共有されたら、認識規範的に、意識について語ることが間違っているということが共有される社会になるかもしれない。
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「意識について語るのは止めろ」というデモ隊が国会を占拠し、登場人物からは内面が剥奪される。
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「痛みを感じたとき、それは錯覚ではない(たとえ、物理的な変化がなくとも痛いものは痛い)」という概念が意識現象と物理主義のギャップとなっているので、そのような発話を文法違反にすると、物理主義とのギャップはなくなる。しかし、それはかなりの社会変化をもたらすだろう。
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デネットとかのタイプA物理主義は、意識概念についてのかなりの改訂が見込まれると思うので、その改訂が社会全体に広がるとどうなるかが気になる。
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「痛みを感じれば脳に変化がなくとものその感じはある」という前提が「意識」という概念にとってどれほど本質的かによって、物理主義が正しい場合の「意識」概念の存続が決まる。本質的である場合、「意識」概念は物理主義と矛盾することとなり消去される。
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あなたはとてつもない痛みを感じている、しかし、物理的には(脳や身体に)平常時と何も変化は起きていないらしい。では、この痛みは間違いなのか?
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「意識」の概念のなかに物理主義に反する性質が本質的に入っている? 本質的な性質=それをなくせば別物になってしまう性質 ex.「物理的変化がなくても痛みを感じれば痛い」など
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もし、意識概念と物理主義が両立しないのであれば、間違いなのはどっちだと思う?
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哲学的ゾンビ論法の意義は「意識」の概念が物理主義と沿わないのではないかというところにあって、物理主義が正しくとも、それはそれで大事件(意識概念を消去か修正しなければいけないので)
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「意識概念と物理主義のジレンマ」論法ができないかな? 1:意識概念にはゾンビ想定や「物理的に変化がない痛み」などの想定が本質的に入っている。 2:1が起こることは物理主義に違反する。 3:意識概念か物理主義のどちらかが間違っている。
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意識概念も物理主義も間違っている可能性も考えておこう。
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木星に水素生命体が、タイタンにメタン生命体が発見された、これらの生命体が現象的意識を持っているかについて、物理的性質のみからわかるのだろうか?もし、わからない(オープンクエッションだ)とするならば、物理主義にプラスしてどのようなときに意識があるのかの法則が必要になってくる。
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もちろん「現象的意識なんて考えはナンセンスなので消去しよう。問い自体がおかしい」という方向に行くことはできる。その方向へ行くと、かなりの概念改定が要求されそうだが。
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あるいは「どのようなときに現象的意識は生まれるのか」法則を自然科学の外で打ち立てるという方法もある(法学とか)。物理主義の領分を踏んでないので、物理主義は安泰(分業戦略)
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けれど、そうすると、法学などが「世界はどうなっているのか?」という自然的知識についての権威を自然科学と同等に持っていることとなり、結局、新たな二元論が誕生する。
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ゾンビ論法は「世界のどこにどのような現象的意識があるのか」を自然的に知りたい!という欲望を諦めるか、諦めないか? と定式化できる。 諦める→物理主義は安泰だが、意識概念の改訂が必要 諦めない→これまでの物理主義にプラスして新たな発想の自然法則が必要
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コメント

両棲装〇戦闘車太郎 @d2N5Q4GciZtsa2e 2019年11月14日
意識と物理の間って、工学的にかなり多数の専門分野を挟むと思うのはドレになるんだ? 情報工学だけでも、所謂「物理学的でない」法則性とか色々とありそうなモノだが
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