連載 #twnovel　「じんたいかいぞう」　Ｂ＠Ｌ著

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

#twnovelファンタが好きな彼女の為、権威ある人体改造の博士に頼み、体からファンタが出せる人間にしてもらった。彼女は大喜び。友人にも振舞ったが、皆口を揃えて「いらない」と言う。…そして彼女と別れた今、飲んでくれる者は誰もいない。

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#twnovel最近職場でよく話すOLのコをディナーに誘った。二人きりの時間はあっという間に過ぎ去る。また誘ってね、と言う彼女に、今だと思って僕は告白した。「実は僕…体からファンタが出るんだ」だが次の瞬間、彼女は突然僕を引っ叩き、こう言い放った。「私、ファンタよりコーラが好き！」

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#twnovelご近所さんへの相談。「彼女の為に体からファンタが出るように人体改造したんですけど、別れて以来誰も飲んでくれなくなったんです」「成程」と、ご近所さんは僕にお茶を差し出して言う。「ウチも家内が死んでから、誰もこの爽健美茶を飲んでくれません。これは私の…」「いりません」

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#twnovel部長はいつも奥さんのことを、絶世の美女だと自慢する。しかも最近、奥さんは体を改造し、冷えたビールを体から出せるようになったらしい。「仕事から帰ったら、泡立つ妻のビール…最高だぞ！」部下たちはコソコソ陰口。「ちょっと趣味悪いよな…」「ああ、泡立ってるなんて特に…」

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#twnovelある企業の部長。自宅にて、体からビールが出るよう人体改造した奥さんと仲睦まじく過ごしている最中、突然ドアが開く。現れた相手は、奥さんと同じ顔の女性！「あなた、それは偽物よ！」「何、こっちが本物！？だがこのビールは…」「フフ…気づかなかったわね。”麦とホップ”よ！」

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

#twnovel博士に再度人体改造を依頼。「体からファンタが出るお前が、コーラも出せるようにしたいだと？…改造費は高いぞ」「構いません」だが、不幸なことに改造は失敗。僕の体は…「ドクターペッパーしか出せない体になってしまった。申し訳ない！」ファンタより普及してないじゃないか！

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

#twnovel人体改造した者同士の婚活パーティ。「僕は体からドクターペッパーが出ます」「いいですね、好きですよそれ」意外と好感触だ。「それで、あなたはどちらの改造を？」「私は顔がサイクロン掃除機なんです。この鼻を大きく広げると…」「ごめんなさい、お付き合いできません」

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

#twnovel 何故か顔がサイクロン掃除機に改造された女性と付き合うことになった。「僕、先日お断りしましたよね…」「一度付き合えば私の魅力がわかる筈よ！…あ、あんなところにゴミ！」「え、急に…わっ、僕まで吸われる！吸引力下げて！」「無理よ。吸引力の変わらない掃除機なんですもの」

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

#twremix 結婚するため婚活相談所に通い始めたが、２年間フラれっぱなし。流石に体からドクターペッパーが出る人間を好きになる女性なんて…いたな。しかも目の前に。「また会えたわね」「顔がサイクロン掃除機の女…！」「嬉しい！喜びの吸引よ！」「やめて！ドクペ全部吸い尽くさないで！」

ひらばるまなぶ（平原学）＠もの書き @chocolatesity

#twnovel 体からドクター・ペッパーが出る改造人間の僕。色々あって現在、顔がサイクロン掃除機の女性と新婚生活を送っている。会社の同僚、「嫁さん、激しいんだろ」「毎晩、残らず絞り取られんだってな」彼らの話は僕の体のドクペのことだが、さっきから何か庶務の女の子が物凄い形相……。