
強力磁石をトースターで焼いてみる~ネオジム磁石は熱に弱い~
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sakino_haka
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大のおとなも割と専門外のことには疎いもので、うちの父も先日、ネオジム磁石をヒートガンで加熱してパックしようとして磁力をパーにしてしまったのであった。私も磁石を加熱しちゃいけないことは知ってたけど、ネオジム磁石が特に熱に弱い(80度くらいでも磁性が消えてしまう)のは知らなかったな…
2019-11-21 11:14:59訂正:後記しますが急激な磁力低下は具体的には100度オーバーあたりからです

第46回「磁石は暑がりか寒がりか?」の巻|じしゃく忍法帳|TDK Techno Magazine jp.tdk.com/techmag/ninja/… 高温になるほど磁性が弱まり、熱に弱いネオジム磁石だと330度くらいですっかり磁性が消えちゃうとのこと
2019-11-21 11:27:09
ネオジム磁石でも成分によってはまあある程度熱には強くなるけど、それでも熱には特に弱いタイプだから上限がせいぜいこの程度、(一般に出回ってるような)安物ネオジム磁石だとあのとおり80度くらいでもかんたんにパーになるとかそういう話らしい tp-mag.com/jishaku.html
2019-11-21 11:35:42
これはちょっと違いまして、100℃ぐらいまでは磁性にほぼ変化はありませんが、それを超えますとキュリー点の320℃まで急速に磁性が失われてしまうのです。ですから80℃で消磁、ではないですね。 twitter.com/sakino_haka/st…
2019-11-22 12:47:07
ありがとうございます!、おしえていただきました! さすが先達はあらまほしきことなり! 100度くらいから一気に磁石の元気がなくなりだすんですね。 twitter.com/kiruria281/sta…
2019-11-22 12:52:08
@sakino_haka ご返信ありがとうございます。 この熱特性の関係上、風力発電のモーター程度の加熱でもアウトになりやすいです。なので熱特性を強くする目的でジスプロスウムやテルビウムを添加しますが、値段が上がるのと自ずと限界があるため、更なる高温用途にはサマリウムコバルト磁石が使われます。
2019-11-22 12:57:33
@kiruria281 アルニコ磁石とサマコバ磁石は耐熱性が高いんでしたね! 靭性や剛性、磁力、また同じ磁力が必要でも小さく軽くて済みかさばらなくて済むかどうか、耐熱性、コスト面など、いろいろな要素を総合して各種用途に磁石が選ばれているんですね。
2019-11-22 13:11:57
@sakino_haka あともうひとつ、様々な形状に対応可能か、も重要です。可塑性を有する磁石もあったりする一方、中には穴を開けた形状すら無理なのもあります。
2019-11-22 16:01:05
強力磁石をトースターで焼いてみる~ネオジム磁石は熱に弱い~ - Togetter togetter.com/li/1433471 えーとですね、 ①磁性が無くなるキュリー温度は330℃ ②減磁するのは100℃ぐらいからあり得るが、EHVモータに使う様なやつは200℃近くまで保つ ③フェライトは逆に冷やすと減磁する
2019-11-22 14:16:36
①は、外部から磁界を印加しても磁性を示さなくなる温度ですので、一般的な磁石の磁力とはある意味次元が違います。 ②は保磁力という特性値に依存します。成分や組織などで調整するのですが、形状でも変わります。厚い磁石の減磁温度は高く、薄い磁石は場合によっては常温でも減磁します。 twitter.com/daimaoh38/stat…
2019-11-22 14:25:04
なるほど! 父がヒートガンでダメにしちゃった磁石は見たところ平べったかったので、その影響もありそうです。長いのより薄べったいやつの方が弱りやすいんですね。
2019-11-22 14:31:27
俺も熱に弱いことは知ってたけど、ネジ止めしたら取り付け簡単だと思って穴あけしたら加工時の熱でダメにしちゃって特性に気付いた事ある twitter.com/sakino_haka/st…
2019-11-21 19:54:37
@meza3 ジスプロシウムを添加するとある程度耐熱性を持たせられるんだそうで、ハイブリッド車やヘッドホンなど、長時間駆動・発熱するものにはそれが使われているそうです。それが見つかる前の発明されたてのころは、すごく耐熱性の低い磁石として扱いが難しかったようです。 jstage.jst.go.jp/article/tits/1… pic.twitter.com/pxRY9GD3Dv
2019-11-22 07:57:59

@sakino_haka なるほど、現用でも200度に耐えるもながあるのですね。プロ用の高耐入力スピーカーユニットにネオジウム磁石が採用され始めたのは高域ドライバーが80年代、低域用が1990年台後半だったと思いますがおかげで驚くほど軽量化されました。最初のころは磁力が落ちると風評を流すひともいたものです。。
2019-11-22 08:35:46
ネオジム磁石の熱減磁はモーター関係の知識とかで機会がないとあまり知ることないよなあ。 磁束密度高めると保磁力(減磁しやすさ)に影響するというのはだいたいトレードオフで、高めたければ価格が上がりますって感覚。
2019-11-22 09:52:47
熱に強いのはサマリウムコバルト磁石だっけ。 ネオジム磁石は最近スピーカーによく使われてるけど、PA用やハイパワーなウーファーに使用できない理由は熱に弱いから。あまり知られて無いけど、スピーカーはエネルギー変換効率が恐ろしく低い装置で、投入した電力の殆どが熱になってしまう。
2019-11-22 13:15:21
@bakuretu_namako BOSEのイベントで聞いたことある。 101 のボイスコイルもすごい熱になるんだそうで、接着剤はロケットの先端に使うのと同じやつ使ってるって言ってた。
2019-11-22 15:54:31