- Archangel_HT
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記事が掲載。ボーイングが開発中の有人宇宙船「スターライナー」の、緊急脱出試験に成功した話です。スターライナーの簡単な概要から、今回の試験の内容や目的、今後の開発や試験、飛行のスケジュールなどについて書きました。 news.mynavi.jp/article/201911…
2019-11-22 12:19:49なんでスターライナーの脱出ロケット、確実性の高い固体燃料やハイパーゴリック推進剤でなく、LOX/エタノールのRS-88になったんだろう?
2019-11-23 20:40:52RS-88自体は90年代から開発されてて、2003年にはアボートシステムとしてLockheed-Martinが改良したとあるが…燃料の安全性の問題かしら。有害で危険なMMH/NTOをキャビン周りになるだけ積みたくないとか。LOXはどうせ人間が使うし
2019-11-23 20:45:12@Archangel_HT 私も、確実性や炎の色などからハイパーゴリック系エンジンだと思い込んでいたので、調べてみてRS-88だと知って驚きました。おそらく、おっしゃるように安全性や、また長年の開発の結果、アボート・モーターとして使える目処が立ったことなどが採用の理由だと思いますが……。
2019-11-23 21:14:00youtu.be/mOv1ew1GPKc 燃焼試験を見ると身体に悪そうな赤褐色の煙がでてるから、NTOやヒドラジンを点火剤として使ってるように見える
2019-11-23 20:54:47しかし今回の実際の試験動画を見ると、切り離されて近くに落下したサービスモジュールから身体に悪そうな赤褐色の煙がモクモクと。カラダニキヲツケテネ!
2019-11-23 21:16:04しかしLOX/メタノールではなくMMH/NTOという情報が
スターライナーについてわかりやすくまとまってていい記事だと思います。 ただ、ここはほんとややこしいんですが、アボートエンジンの推進剤は液体酸素・エタノールではなく、やはり煙からわかるようにNTO(四酸化二窒素)/MMH(モノメチルヒドラジン)です。以下連ツイします。 twitter.com/Kosmograd_Info…
2019-11-24 18:14:16スターライナーのアボートエンジンの推進剤(2) まず、今のスターライナーにNTO(四酸化二窒素)/MMH(モノメチルヒドラジン)が使われているのは、 「スターライナー打ち上げおよび着陸回収環境アセスメント報告書」の「搭載危険物」からわかります。 netspublic.grc.nasa.gov/main/Willcox%2… しかしこれ以外の情報は… pic.twitter.com/F2US4FF3Ux
2019-11-24 18:29:31スターライナーのアボートエンジンの推進剤(3) しかし確かに、アボートエンジンについては Aerojet Rocketdyneも書いてない rocket.com/sites/default/… Boeingページはかっこいいだけで情報スカスカ boeing.com/space/starline… アボート成功のニュースページにも書いてない boeing.com/features/2019/… 状況 pic.twitter.com/vgHtIGSOzk
2019-11-24 18:37:08スターライナーのアボートエンジンの推進剤(4) Boeingも昔のWebサイトのニュース時期では 「Fueled by pressure-fed nitrogen tetroxide/monomethyl hydrazine, the LAE is treated with ablative materials in the nozzle, throat and injector」 web.archive.org/web/2015092318… と書いていました。 pic.twitter.com/Gbp9aU1wV9
2019-11-24 18:43:06スターライナーのアボートエンジンの推進剤(5) この記事によると、このエンジンはFastracの流れをくむBantamエンジン系で、元々Lockeed Martinのオリオン宇宙船用プッシャー式脱出ロケットオプションとしてRS-88として開発されたものの不採用になり、フィルム冷却をアブレータに改造してCST-100に転用
2019-11-24 18:49:19スターライナーのアボートエンジンの推進剤(END) ややこしいのが、Bantamは「とにかく低コストのエンジン」として、推進剤もLOX/ケロシン、LOX/エタノール、NTO/MMHと色々なバリエーションがあり、 RS-88はエタノール、スターライナーはNTO/MMH版を使用しているようです。 arc.aiaa.org/doi/pdf/10.251… pic.twitter.com/QMeTOtVMhS
2019-11-24 19:03:36アブストラクトのさらに要約:
Aerojet Roketdyneは5,000 lbfから200,000 lbfの海面推力のBantamロケットエンジンファミリーを開発。LOX/RP(灯油)で動くように開発されたが、LOX/メタノールやMMH/NTOでもテストされた。
このBantamエンジンファミリーは500回以上飛行を行ったアトラスロケットのサステナエンジンのインジェクタまで遡ることができ信頼性が高く、低コストである。ガス推しとポンプ駆動の両方が使用でき、種々のアプリケーションに利用できる。