室生犀星名言集 ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの

もう旅の目的も、帰る故郷も、 マズい飯を食う店も無いじゃないか。 とりあえず、日が暮れるまで、 外をブラブラしよう。 続きを読む
詩集 書籍 青空文庫 室生犀星 文学 俳句
2
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【愛の詩集】室生犀星 自分は愛のあるところを目ざして行くだらう 悩まされ駆り立てられても やはりその永久を指して進むだらう 愛と土とを踏むことは喜しい 愛あるところに 昨日のごとく正しく私は歩むだらう。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【愛の詩集】室生犀星 雨は愛のやうなものだ それがひもすがら降り注いでゐた 人はこの雨を悲しさうに すこしばかりの青もの畑を 次第に濡らしてゆくのを眺めてゐた 雨はいつもありのままの姿と あれらの寂しい降りやうを そのまま人の心にうつしてゐた
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【愛の詩集】室生犀星 人人の優秀なたましひ等は 悲しさうに少しつかれて いつまでも永い間うち沈んでゐた 永い間雨をしみじみと眺めてゐた
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【愛の詩集】室生犀星 自分はいつも室に灯明をつけてゐる 自分は罪業で身動きが出来ない気がするのだ 自分の上にはいつも大きな 正しい空があるのだ ああ しまひには空がずり落ちてくるのだ
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【愛の詩集】室生犀星 よき心をもて よき祈りをもつて わたしはよき友とともに この都に永くしづかに おのおののみちをすすまう わたしはそれを考へ そのものに祝福あることを信じる
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【愛の詩集】室生犀星 神があるとさへ思つて居ればいい それだけでいい どれもこれも二人でやつたことと思へばいい 自分が悪ければ神も悪いのだ 自分が良ければ神も良いのだ 自分を悪くするのも神を悪くするのも みんなみんな一人でやつたことだ
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【愛の詩集】室生犀星 ああ あらしが起り 波立ち 自分らの足もとを掻つさらつても むすんだ魂は離れない
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
夏の日の匹婦の腹に生まれけり 凧のかげ夕方かけて読書かな 夕立やかみなり走る隣ぐに
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
沓かけや秋日にのびる馬の顔 鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな 秋ふかき時計きざめり草の庵
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【性に目覚める頃】室生犀星 みるみるうちに濃い緑の液体は、真砂子のような最微な純白な泡沫となって、しかも軽いところのない適度の重さを湛えて、芳醇な高い気品をこめた香気を私どものあたまに沁み込ませるのであった。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【性に目覚める頃 この寂しさは何処よりおとづれて来るや。 たましひの奥の奥よりか 空とほく過ぎゆくごとく わが胸にありてささやくごとく とらへんとすれど形なし。 ああ、われ、ひねもす坐して わが寂しさに触れんとはせり。 されどかたちなきものの影をおとして。 わが胸を日に日に衰へゆかしむ。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【或る少女の死まで】室生犀星 幸福はいちどに寄せてくるらしいね。苦しいときは何も彼も苦しいように、よくなるときは一度によくなれるね。 僕は永い間かかって見ているよりも、第一印象が一等正確に映るのだ。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【或る少女の死まで】 一人の喜びは決して一人のみに限られたものではない。それは、みんな人間が知覚しないあいだに、人間と人間とが静かに分け与えられているものにちがいない。心や神経の外に、別な、人間同志さえ知ることのできない微妙な霊的なるものが、ひそかに囁き合っているのにちがいない。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【汽車で逢つた女】室生犀星 かれらは別々の命運のもとに寄り合つた者共だが、隔てが取れ、ただの二三度の關係で、何も彼も打ち明けて世間から選ばれた二人の人間になつてゐた。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【みずうみ】室生犀星 これは何となく人間の老境にかんじられるものを童話でも小説でも散文でもない姿であらわそうとしたものである。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【日本の庭】室生犀星 純日本的な美しさの最も高いものは庭である。庭にはその知恵をうずめ、教養を匿して上に土を置いて誰にもわからぬようにしている。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【日本の庭】室生犀星 はいり込んで行けば生やさしいことは一つとして存在していない。この世界では、もうよかろうという言葉や、いい加減にしておこうということは、忌み嫌われる。進んだら退くことを知らぬ。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【庭をつくる人】室生犀星 わたくしは世に石ほど憂鬱なものはないと思うている。ああいう寂しいものを何故人間は愛で慕うのであるか。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【抒情小曲集】室生犀星 芽がつつ立つ ナイフのやうな芽が たつた一本 すつきりと蒼空につつ立つ
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【抒情小曲集】室生犀星 秋はしづかに手をあげ 秋はしづかに歩みくる かれんなる月草の藍をうち分け つめたきものをふりそそぐ われは青草に座りて かなたに白き君を見る
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【抒情小曲集】室生犀星 総て枯るるものは枯れたり うつくしく まはだかに やがて霜に祈らん
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【抒情小曲集】室生犀星 パンを求めゆくの道なり 狂気にもなる道だ 電車と自働車とに埋るるの道なり 道は正直なり 人間が人間の たましひの踏み潰されるところだ 太陽と月光との道であり われと君との道であり むしけらの道でもある
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【忘春詩集】室生犀星 悲しきとき笛を吹きけり。 ほそく静かに吹きけり。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【忘春詩集】室生犀星 ある人、月の世に行きしが おのれ一人なりしため あまり寂しくつひにもどりぬと 魚のはだゐにしるしつ……。
青空文庫名言BOT+グーテンベルク・プロジェクト @sorasouyo433
【忘春詩集】室生犀星 永い間枝に着いてゐて 花はちることを忘れてゐるまに くされてしまつてゐた。
残りを読む(1)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする