永江朗『私は本屋が好きでした』読書メモ集
- arishima_takeo
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永江朗『私は本屋が好きでした』。書店員による、嫌韓嫌中本ブームすらもイナゴのように飛びついて消費していくサイクルの早さの指摘。まさしく。「在野」が第一に戦うべきはこれなのだ。
2019-12-01 06:04:28「本の見本が不具合が生じたときも、自分のミスが原因なのに『左翼からの圧力がかかってこうなった』と真顔で言っていました」(永江朗『私は本屋が好きでした』所収インタビュー)。認知のゆがみがひどすぎる件について。
2019-12-01 06:15:03どうでもいいけど、差別化のための『』の使用って私は割と気持ち悪く感じるんだけど(書名に使って!)、これはアカデミック・ハビトゥスっていうか、別に普遍的な感覚じゃないんだろうなあ。
2019-12-01 06:18:04永江朗『私は本屋が好きでした』。読んでて思ったけど、「在野」を喧伝する人間としては私は客観的にはバランスのとれた人間なんだな。というのも、ネトウヨの淵源にある反権力性からのメディア偏向批判や大学教授批判に迎合しようと思えばできるのに、そうしないからね。
2019-12-01 07:19:51在野的な反権力を私は「勝手」性、つまり他人に期待したってしょうがないし、やるべきだと思ったらテメエがやれ、って方向に使ってるんだな。実際私は偉い人やメディアに対して中立性を求めたりしないからね。他人を矯正する労力はその大儀に比べて割に合わないということもある。
2019-12-01 07:24:23「東大だから偉い」ってのが馬鹿なのは当然だが、だからといって「日本人だから偉い」を選ぶのも馬鹿であって、「偉かろうが偉くなかろうがテメエがやれ」で終了なのが在野力なんだな。
2019-12-01 07:30:10だから、保守系大学教授からみると私の「在野」は中途半端で、信用できないと思うはずで、それは正しいと思うんだな。私は左翼、具体的には反天皇制で反死刑制の人で、国立大教授のチャチな権力なんかよりも国家権力に対してファックだと思ってるから。
2019-12-01 07:34:24永江朗『私は本屋が好きでした』読了。そんなに本屋の影響力って強かったのかなあ、と思う一方で、ヘイト本平積みにしてるようなところには行かないとか、テキトーな方針の本屋がなくなっても別に困らんでしょ、というのは確かにそうかもなと思った。
2019-12-01 16:27:53私は図書館と古本屋中心に本に触れてるから、新刊書店にしかいかない読書人というのがうまく想像できないんだな。そんなに新刊ばっか見て面白いんだろうか。
2019-12-01 16:36:38前も書いた気がするけど、書籍の良さって歴史性(ディアクロ二シティ)にあるから、遡ってもせいぜい10年くらい前の本しかない新刊書店って帯に短し襷に長し状態に感じるんだよな。
2019-12-01 16:40:01そう、この話は、「なんで人文系って古臭い固有名をまだ参照しているの?(理系では~」って疑問と通底していて、新しくなったら古いものを捨てることができる知の在り方と根本的に違うんだな。
2019-12-01 16:58:28