トンネルを抜けるとそこはインターネットだった

nijitaro @nijitaro

「入る」というのは大きいところから小さいところへ移動する行為。「出る」は小さいところから大きいところへ移動する行為。

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しかもそれらは行動を起こす前の認識であり、特に巨大な空間から巨大な空間へと移動した場合「入ったつもりが出てしまった」という感覚に陥る。

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「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」や、不思議の国のアリスにある樹の穴、ハリーポッターの9¾番線のように空間Aから空間Bへ入るつもりが出ている描写がファンタジーの幕開け。

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インターネットのログインというものにはこれに近い感覚にがある。

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しかし、最近のログインはこういったものとは違い「なるべく簡単に」というものが流行となっている。

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mixiがオープンになったから悪いという話ではないが、昔のmixiの招待制がログインまでの道のりがファンタジー感を演習していた。

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あとは、FF11をやっているのだけどあのログイン感はワクワクする。

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ログインってのはドアであるわけで、自動ドアもいいけど、重厚感のあるドアをギギッと開く感じも演出としてありだなと。

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それをどう演出するのか。 雪国のトンネルがいい例なのだけど少し時間を感じさせるのがいいのかなと。110番や119番が黒電話において最後にひと呼吸出来る時間を設けるための0と9だったように。

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ダイヤルアップの音とかもそれに近い。

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結局は扉の先の世界が広がっていることが大事なのだけど。

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とにかく、ログインにしても何にしてもコンテンツにありつくまでの距離感ってのは近いもあり、遠いもありだなと。そんなことをぼんやり考えていたのでした。TL汚しすいませんでした。