【まるで異世界召喚】ヨーゼフPが動画化するルワンダ中央銀行総裁日記

ヨーゼフP @Joseph_P_G

トロピコ動画の市場で見た「ルワンダ中央銀行総裁日記」を読んでる。 めちゃくちゃ面白い。筆者は大真面目なんだけど。 「ごく普通の日銀職員（何）が、ある日突然（事実上の）異世界に召喚され『この国を救って下さい！』と言われる」 ラノベか。 amazon.co.jp/dp/B00LMB2OLE/…

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当時のルワンダの異世界ぶり。 「ようこそ新総裁！」 筆者「汚え服だな…せめてボタンしろや。茶色い下着見えてんぞ」 「ボタン取れてるんやで。ちな、これ副総裁の制服」 筆者「副総裁なのかよ！てっきり運転手かと…」 副総裁「じゃ、街案内するわ」 筆者「お前が運転すんのかよ」(1/6)

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筆者「ところで入国管理事務所は」 「あの建物に座ってる役人がそう」 筆者「建物ってトタン小屋じゃねえか…。職員３人しかいねえし」 「違う違う、入国管理は１人だけで残り２人は税関」 筆者「…この飛行場の雰囲気、なんか思い出すと思ったらあれだ、ラバウルだ」(2/6)

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筆者「海外から平価切下げを要求されてるそうだが」 「あー、うん」 筆者「財政赤字が慢性化してるんだよな？」 「自分もそう思うで」 筆者「この国の金融政策について」 「月曜に総支配人に聞くといいで」 筆者「…お前ホントに副総裁なの？」 「うん、７時半始業な」 筆者「早え」(3/6)

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筆者「この帳簿、一週間遅れで上がってきた上に間違いだらけ…。お前ら何年仕事してんだ！」 「ほとんどの職員は去年入行した組やで」 筆者「マジか」 「理事はベルギーの大学出てるから知識はあると思う」 筆者「おお。で、そいつはどこに」 「今日から休暇で当分郷里に帰るって」(5/6)

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筆者「ひとまず、帳簿と官報と理事会議事録をチェックするか」 議事録： 「理事会と総裁はどっちが偉いんですかねえ？」 「理事会だろ」「いや総裁だな」「いや理事会」 「大蔵大臣に決めてもらおうぜ！」 蔵相「仕事しろお前ら」 筆者「中央銀行が自分から政府の介入を求めとる…」(4/6)

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筆者「もういいよ…概算だけでも確認したいから、伝票はまず自分を通してくれ」 「オッケー」 筆者「自分で帳簿つける中央銀行総裁とか聞いたことねえよ…」 「あ、その鉛筆とノート、大事に使うとええで」 筆者「なんで」 「街の商店じゃ売ってないから」 筆者「首都だよなここ…？」(6/6)

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まだ読んだのこのへんまで（超冒頭）。 なお、本当の筆者は礼儀正しくて前向きな人です。 発展途上国だからって見下すような考えをしてはいけない、と述べています（戒め） …トロピコって恵まれてるんやな…。

ヨーゼフP @Joseph_P_G

あ、「ルワンダ中央銀行総裁日記」がラノベっぽいと感じる理由がもう一つあった。 目次の後に、 企画協力　冒険企画局 …やっぱりルワンダは異世界にあった…？ （なんか、増補版の復刊に協力したらしい）

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「ルワンダ中央銀行総裁日記」、読み進んだので、面白かったところをまたちょっと紹介しておこう（書いてる間に読めよ…）

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ルワンダと隣国・ブルンジは、かつて「ルアンダ＝ウルンディ植民地」として一括りにベルギーに統治され、1962年に再独立を果たした歴史がある。 （植民地化以前はどちらも独立した王国だった） 中央銀行も、元は一つだったものを、独立にあたり分割したものである。（雑な説明）(1/9)

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筆者「ブルンジ王国銀行とも折衝せんと…入管に話通しといてくれ」 「なんで？パスポートあるでしょ？」 筆者「出国前、日本の外務省がわざわざブルンジを行先国から外してくれたんだよ」 「なんで？」 筆者「お前ら仲悪いから、両方入ってるとトラブルの元になるって」 「ほーい」(2/9)

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筆者「なんだこれ…ブルンジ空港すげえ立派じゃねえか…滑走路も舗装してあるし…（ちょっと感覚が狂っている）」 入管「止まれェ！　おいお前、我が国が旅券に入ってないぞ！　何者だ！？」 筆者（話が通ってねえー！）(3/9)

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「聞いてるか？　書類が揃ってない奴は入国させられないんだよ！（フランス語）」 筆者「ワタシニホンジン。フランスゴ、ワカラナイ」 「あー、何しに来たんだ？ミスター？（英語）」 筆者「ワタシニホンジン」 「…日本の外交官か。じゃあ仕方ねえな。通れ」 筆者（いいの！？）(4/9)

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筆者「ブジュンブラ、通りは立派だし、大きなデパートも工場もあるし、うまいレストランもある…同じ植民地だったのになんだこの違い…」 ブルンジ銀行顧問「まあ、首都ですから」 筆者（嫉ましい…） 「こちらが王国銀行です（３階建ての庁舎に規律正しい職員） 筆者（嫉ましい…！）(5/9)

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帰国して。 「ブルンジ銀行総裁との会談、どうやった？」 筆者「あー、向こうは随分なインテリだったよ」 「ウチと同じやな！」 筆者「…ああ。銀行業務の知識はお前さんと同程度だった」 （結局、ブルンジでも、金融政策を決めてるのは外国人顧問で、現地人は言いなりだった…）(6/9)

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「ブルンジ、きれいだったやろ？　ルワンダ人は“ベルギーはブルンジ側ばかり開発して、こっちには金を回さなかった、ブルンジはずるい”って言っとる」 筆者「確かにブジュンブラの町並みは立派だった。…しかしな…(7/9)

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筆者「しかし、立派な港に貨物はなく、工場の稼働率はせいぜい1/4…誰がその維持費を払う？　ブルンジ国民だ。…独立前はベルギー政府だったろうが。 一歩首都を出れば、住民はボロの毛布が服代わり…。ルワンダ人は、汚れて穴が開いてはいても、皆ズボンとランニングくらい着てるのに。(8/9)

ヨーゼフP @Joseph_P_G

筆者「無駄に立派な施設は重荷になるだけだ…ルワンダはベルギーに感謝すべきかも知れん…。 外国人顧問の生活が立派な途上国なんてロクなもんじゃないんだよ」 「じゃあ、庁舎がぼろいのも勘弁な！」 筆者「…せめて公邸にはカーテンをください」(9/9)

ヨーゼフP @Joseph_P_G

こう、筆者とか大統領とか、やたらカッコイイ発言も多い（大統領は絶対美化されてると思う）のだけど、その辺取り上げると長文になっちゃうのだよね。 ツイッターよりは「やる夫」向きなのかも。

ヨーゼフP @Joseph_P_G

「やる夫はルワンダで中央銀行総裁になるようです」はまだないのか…向いてると思うんだけど。 「やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです（goo.gl/kTfqYq）」はちょっと前に読んで面白かった。ボツワナ初代大統領の話。