わかりやすいMMTレビュー
- yumiharizuki12
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<MMTが基本的には「永遠の不完全雇用」を前提とする理論であること、そして時々思い出したように言及される「資源の制約」がその分析上は何の役割も果たしていないことを意味する> newsweekjapan.jp/noguchi/2019/0…
2019-12-06 07:06:49<FTPLやヘリコプター・マネー論のように「財政赤字を許容し、非増税にコミットすることによって、不況やデフレの克服策として利用する」という戦略が存在する。それは、政府債務は単に過去の財政赤字の帳簿上の記録でしかないと考えるMMTの立場とは相容れない。> newsweekjapan.jp/noguchi/2019/0…
2019-12-06 07:27:40<現状のMMTは、旧ケインジアンのマネタリズム批判から分岐した、マクロ経済学における一つのガラパゴス的展開に他ならない。> newsweekjapan.jp/noguchi/2019/0…
2019-12-06 07:43:45<ポスト・ケインジアンたちは、初期ケインジアン由来の金融政策無効論を内生的貨幣供給という把握によって再構築する方向に舵を切り、マクロ経済学の主流から離れていったのである。その切り離された流れが、1990年代に例のモズラーの発見と出会って生み出されたのが、現在のMMTである>
2019-12-06 07:47:30利子率外生のIS−LMモデルなるものが展開されてる。これでMMTの主張がある程度モデルか出来ると。それなら縦軸は利子率でなく貨幣にするべきかな。 newsweekjapan.jp/noguchi/2019/0…
2019-12-06 08:15:37<マクロ経済政策に関する「正統派」の文献では、こうした「利子率をできるだけ安定化させようとする」金融政策運営は、一般に「同調的金融政策」と呼ばれている。MMT派や内生的貨幣供給派ポスト・ケインジアンはいわば、この同調的政策運営こそが金融政策の「常態」と考えているわけである。>
2019-12-06 08:20:37<真正手形主義によれば、物価がどんどんと上がったとしても、「民間が真正手形をどんどんと持ち込んで来たのだから仕方がない」ということになる。それに対してソーントンは、そもそもイングランド銀行が決めている手形割引率が低すぎるせいだ」と批判したわけである。> newsweekjapan.jp/noguchi/2019/0…
2019-12-06 08:32:15<外山は「マネー・サプライとベース・マネーの高い伸びは民間部門における貨幣需要増加の結果にすぎない」と反論した。小宮は「資金の過不足はそもそも金利水準に依存するのだから、その金利を無視して資金需給実績の恒等式だけから資金の逼迫とか緩慢を云々すること自体がおかしい」と指摘した>
2019-12-06 08:37:43<クルーグマンやブランシャールなどが典型であるが、反緊縮正統派の側からは時々「少なくともゼロ金利であるうちはMMTと共闘できる」といった発言が聞こえてくる。金融政策が政策金利の下限に直面した状況では、「金利調整を通じたマクロ経済の安定化」という戦略が実行不可能になるからである。>
2019-12-06 08:43:064,5,6,1,2,3と読んだので順番が前後したが、とても勉強になった。松尾さんや中野スライドなどよりはるかによくわかった。要するにMMTに対して主流派が感じる違和感を最もうまく説明してると思う。野口さんはリフレ派なのでこれまでナメていたがw、元々経済学説史家なので、読んでる量がハンパない。
2019-12-06 08:55:43