劇場版「とっとこハム太郎」4作品感想まとめ

fullhuro @FullHuRo

「劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムグランプリン オーロラ谷の奇跡 リボンちゃん危機一髪!」 を観る前に、「Heavens Divide」を聞いてテンションを上げる！ http://www.youtube.com/watch?v=7lTOnPc9h-c

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「オーロラ谷の奇跡」を観終わった。「円環の祝祭と葛藤」から「飛び出し、再び戻ること、その繰り返し」。これ即ち「グラン・プリ」であり「映画」であり「アニメ」であり「人生なのだ」。ハム太郎に「〇(まる)」と映画のピリオドを打たせるところで心にじんわりと暖かいものが…

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なんというか「男の物語」は「＜意思を継承すること＞とは何か」考えることに注力されていて、「女の物語」は「いかに＜個人の意志を貫くか＞」に拘ってるなぁという感じ。今の創作系・考察系オタクは「女の物語」にお熱であると… 「女の物語」はやはりスリリングだし

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「オーロラ谷の奇蹟」雑感。スポンサーの要求(「ミニハムず」の音楽／モー娘声優出演)、出崎の前時代ギャグセンス(押井的に云えば「虫プロ的」)、と子供アニメとして歪なんだけど、CGによる雪の描写とか様々な円環運動のしるし＜傘・海賊船・ハム軍団の動き＞は情感に溢れ、逆に歪さが愛おしい

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「オーロラ谷の奇跡」雑感。サブタイに「グランプリン」と冠しているだけあって、「グラン・プリ」的画面分割には気合が入っている。ハムちゃんずの18面？画面分割とか、鮨屋のシークエンスの画面分割はクレイジーすぎて笑ったw

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「オーロラ谷の奇跡」って導入とオチが「女の物語」で、中編が「男の物語」なんだよなぁ。まぁTVシリーズの「ハム太郎」もロコの「女の物語」に収まるハム太郎が描いている。ラスト直前のオーロラ谷に救われる際に描かれる「祈り」は「女の物語」の力で、ラストのロコちゃん締めを阻止しているのが乙

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補足：ハム太郎がロコちゃん日記を(結果的に)遮って、モノローグで「○(まる)」といって締めるところ。 RT @FullHuRo ラストのロコちゃん締めを阻止しているのが乙 .

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「ハムハムランドの大冒険」劇ハム第一作。ハムスター達の楽園、DJ、二面性を持つ妖精ハム、拗ねた大人ハム、ツッコミどころ満載のトンガリくん、世界の果ての鮨屋：すっしーず(板前ハムcv　小杉十郎太)は基本フォーマッドなんだなぁ。ハム太郎のメンタルが岡崎やシンジ君並みのややこしさ…

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「ハムラン大冒険」雑感。妖精ハムの声が三石琴乃なんだよなぁ。ロコちゃんの誕生日から、ハムスターゆえのディスコミュニケーションに塞ぎ込むハム太郎にぴったりの淫獣というかw ミサトさんに叱られるハム太郎ェ… あと、魔王ハムの堀内賢雄さん、安定のツンデレミカドぶりw

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「ハムラン大冒険」雑感。回し車から導き出される、ハムハム世界の「円環」が重要なキーワード。ハム太郎とハムちゃんずの関係って、恐らく他者じゃない。ハム太郎のカラ元気な心象風景みたいなもので、クルクルクル「ハム太郎」を円環で包むような感じ。いなくなると、ハム太郎のリアルがボロッと…

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「ハムラン大冒険」雑感。ハム太郎がロコちゃんのパーティーを覗きこむとき、窓ガラスに逆さでへばり付いて「重力」に抗っているんだよね。で、落ち込んだ時に「重力」に押されるように我武者羅に穴を掘り始める。そして、(Not)ネバーランド・ハムハムランドを発見する

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「ハムラン大冒険」雑感。ハムハムランドのパレード等の享楽的光景で見られる、「上昇の運動」(風船・花火・ハム太郎を狙う魔王ハムの飛翔)ってどこか虚無的なんだ。ハム太郎の「横」ダッシュや、ひまわりの「横」っ飛びする時間はどこか現実的。

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「ハムラン大冒険」雑感。「今日はとっても楽しかったね 明日はもっと楽しくなるよね」をロコちゃんが口にしない世界が「劇ハム」らしさ。実は凄くシリアスな一面がある。それ故に、魔王ハムの「斜め飛び」とラストカットの窓から見える電車の軌道が重なる時、ジーンとくる…

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「幻のプリンセス」雑感。「イツワリノウタヒメ」より勝手なシェーラ姫とロコちゃんの、ハム太郎に慣れ合ってもライオンは圧倒的に強いw 現地人とハムちゃんずがワイワイやっている、風通しが良いというか、嵐のような映画！ OP・EDは劇ハムの中で一番かもしれない

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「幻のプリンセス」雑感。ハム太郎のポジが寅さんというか、「Genji」の頭の中将なんだろうかw 夢のモチーフから始まり、記憶を失った「光る君」。横風の世界から垣間見える、「Genji」の軌跡…

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「劇ハム」の、のっぽくん(cv 本田貴子)の優遇っぷりが半端ないw アカシックレコード的なハム事典を使いこなし、雄弁にハム世界を語る様… 「空の境界」の蒼崎橙子も思わす欲しがるハム野郎… 出崎の先見性が垣間見える配置だよなぁ、本田のっぽくんw

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「ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔」。凄まじい完成度。押井守が出崎の近作をDisってるのは、この作品を隠すためだw つまり、「JLG/JLG」のような「出崎統／出崎統」。松浦亜弥の身を借りた出崎と、「エコロジー」と自虐する出崎演出のアニメ史の渦、間に挟まれるハム太郎達とその輝き

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「ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔」ラストでハム太郎があややムに放った落とし文句「あなたが悲しいと私も悲しい、あなたが嬉しいと私も嬉しいのだ」の元ネタは、カーペンタースの「Can't Smile Without You 」でいいのかな？

fullhuro @FullHuRo

「MGS PW」でも、ピースウォーカー編ラストで、核発射シークエンスを自ら止めるかのように海に沈もうとするピースウォーカーが「唄った」のは、カーペンターズ「Sing」だったなぁ。「MGS PW」も自画像ゲームなのかもしれない

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「桃太郎の海鷲」を観たいと思わせる「ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔」。

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「ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔」良い劇画絵があるなぁ、と思ったら原画に小美野雅彦さんがいたw 青鬼のところかなぁ？