@after_zeroさんが語る、岡崎二郎『アフター0』との出会い
岡崎二郎氏との出会いは大学のサークル部屋だった。暇を持てあましていて、漫画でも読むかと本棚から何気なく手にしたのが「アフター0」、まだ赤や黄色のビビッドな表紙の版だった。こんなの。 http://twitpic.com/56ni49
2011-06-04 13:42:57何でこの本を手にしたのか今でも分からない。一見した時は正直、丸っこい地味な絵だなと思った(すみません)。ふーんと思いながらページをめくる。最初は「読んだことがない漫画でも読むかあ」だったのが「何これ…!」へ変わるのに時間はかからなかった。
2011-06-04 13:46:23SFなのに、小難しいところが全くない。バリバリ文系の私でも理解できる面白さだった。科学だけでなく座敷わらしや宇宙人まで出てくるし、アンドロイドから魂の話まで、分野がとにかく広い。喜劇もあれば悲劇もある、ただ根底に共通しているのは作者の暖かい眼差し。夢中でむさぼり読んだ。
2011-06-04 13:49:57とりあえず本棚にあった巻数は全て読んだ。確か3巻までしかなかったと思う。何とも言えない読後感と興奮。こんな面白い漫画があったのか。絵柄は地味なのに(たびたびすみません)、いや地味だからこそ、この面白さが際立つのだと思った。続きを読みたいと思いつつ、ここで大きな問題が発生した。
2011-06-04 13:52:24脳の容量が8ビットしかない私は、その面白すぎる漫画の作者名を忘れてしまったのだった。本屋に行ってもさっぱり分からない。もう一度サークルへ行って読み返せばよかったと思われるかもしれないが、その漫画は先輩の私物で、卒業と同時に引き上げられてしまった。ここで一度手がかりを失う。
2011-06-04 13:55:26岡崎氏との邂逅は実に大学卒業後、社会人となって2年目のことだった。忘れもしない、上野アトレ内の本屋、違う漫画を探していて、ふと棚を見た瞬間に衝撃が走った。奥まった漫画コーナーの一角に平積みされていたアフター0。心臓が高鳴る。震える指先で、シュリンク包装された表紙をなぞる。
2011-06-04 13:59:29前とは違うデザイン。脳裏に浮かぶのはビビッドな配色だったけど、この絵は明らかにあの漫画だ。丸っこく、地味ながらも魅力的な絵、間違いない。別の漫画を買う予定を無視して、気がついたら全巻手にしていた。いわゆる大人買いである。 http://twitpic.com/56nrtg
2011-06-04 14:02:26ここから岡崎二郎著書収集の旅が始まる。大平面の小さな罪、NEKO2、国立博物館物語、トワイライト・ミュージアム、時の添乗員などなど。どれも面白く、ユーモアも交えながら時にはゾッとするサスペンスもあり、後味が悪いものもあり。これらの作品と出会えて、とても幸せだった。
2011-06-04 14:06:53同時に「なぜこんな面白い作品が脚光を浴びないのか」と非常に悔しかった。そりゃ絵柄は地味だし(土下座も辞さない)、派手なアクションシーンもないし(実はある)、萌え系ではないけれど(アイリス2は萌えるよ)、こんなに面白いのに。
2011-06-04 14:11:27そんな思いから、ツイッターを始めるにあたり、IDを決める時は「after_zero」にした。2009年当時、検索欄に「岡崎二郎」と入れたらヒットは0だった。もしかしたら岡崎氏を好きな人がいて、検索するかもしれない思いつつ、プロフには岡崎二郎好きを明言しておいた。
2011-06-04 14:14:20それに反応してくれたのがnemotoさんだった。単純にわーい(^o^)と喜んだのも束の間、実は岡崎氏の担当さんだった。正直驚いた。しかももう一人好きな漫画家、業田良家氏の担当でもあった。びっくりなんてもんじゃなかった。
2011-06-04 14:18:03ちなみに岡崎氏や業田氏に関する作品をツイすると、nemotoさんは「もしやbotではないのか?」(もちろん違います)と疑われるぐらいの精度と早さでもってすくい上げるので、皆様注意されたし(笑)
2011-06-04 14:21:47というわけで岡崎二郎氏の漫画はマジで損させません、何度読んでも面白く、お子様にも安心のほぼエロなし設計。漫喫には多分ないので買ってね!!!(当たり前に関係者ではありません)
2011-06-04 14:27:29@after_zero ルルさんのユーザー名はそういうことだったんですね~。私も知りたかったので、これでスッキリしました(^O^)/岡崎次郎氏、業田良家氏の漫画読んでみたいと思います。
2011-06-04 14:52:55@after_zero タイトルのアフター0からだったんですね。絵を見て、多分私も岡崎作品読んでた記憶がw ビックコミックやオリジナル、スペリオール等もよく読んでたから(^^) 業田さん好きだったなぁ。でも、前過ぎて今はハッキリ思い出せませんが(^-^;)
2011-06-04 15:55:00@ryo4nao6 ビッグコミックやスペリオールには岡崎作品はよく載っていましたね~。多分emiさんもご覧になったことがあるかと(´∀`)業田さんも独特の作風で面白いですよね♪
2011-06-04 16:01:26岡崎二郎さんファンです。なにぶん作品が少ない。同じ作品が何度もまとめられる(笑) RT @after_zero: 岡崎二郎氏との出会いは大学のサークル部屋だった。暇を持てあましていて、漫画でも読むかと本棚から何気なく手にしたのが「アフター0」まだ赤や黄色のビビッドな表紙の版だった
2011-06-04 15:09:38@after_zero 私は初期のアフター0単行本ショートショートに花束をの「未来の種馬たち」が好きです(笑)イケメンばかりがモテて遺伝的画一化で男性がひ弱になった未来に非イケメンの亀山氏の遺伝子がたくましいと科学的に発表され云々(笑)我々非イケメンに希望をくれました(^_^)v
2011-06-04 16:03:05@IrelandCarp あれ面白いですよね!遺伝子の多様性についての重要性を学べました。今の草食系、肉食系にも当てはまるような気が(笑)私は大学で最初に見た1巻目の「種を蒔く男」が衝撃的で、印象強かったです。
2011-06-04 16:10:20今読み返しました(笑)タイムリーな話ですね?「早すぎる技術の発達は常に危険をはらんでいます。子供がピストルを手にしていたら・・・あなたはどう思いますか?」ピストルはまさしく原発ですね(^_^)v RT @after_zero: 私は大学で最初に見た1巻目の「種を蒔く男」が衝撃的で
2011-06-04 16:28:07@IrelandCarp あ!気付かなかった。確かに子供がピストルを~のくだりは、原発にも当てはまりますねこのまま問題が収束できなかったら、亡ぼされてしまかも…(^_^;)
2011-06-04 16:38:01