【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」】
- yms_karuta
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【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」01】 第252話です。じわじわと定軍山を攻略しようとする黄忠の動きに、我慢しきれなくなっているのが守る夏侯淵。しびれを切らして夏侯尚に黄忠の陣を襲うように命じます。張郃が諌めますが、黙れと一喝する夏侯淵。じっとしていることに耐えきれないご様子。
2019-12-17 12:32:17【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」02】 夏侯尚は、あんな陣一気に蹴散らしてやる、と出発します。これを待ち構えていたのは黄忠です。すぐに迎え撃ちますが、敵将を生け捕れと命じる黄忠。縄に石をくくりつけた捕獲具を何本も放ち、夏侯尚を絡め取ります。敵将を捕らえて盛り上がる蜀軍。
2019-12-17 12:34:23【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」03】 驚いた魏軍は一斉に逃げ出し総崩れ。夏侯淵は味方が逃げ込んでくるのを見計らって門を閉じさせます。ピシャリと擬音とともに星マークが飛んでいる描写。次いで石を落として蜀軍の侵入を防ぎます。石がゴロンゴロンと転がっていく実に漫画らしい表現です。
2019-12-17 12:39:01【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」04】 黄忠はもうよい、と退却を命じます。少なからぬ犠牲が出てしまいましたが、敵将夏侯尚を生け捕ることが出来たので、この勝負は黄忠の勝ち。一方、夏侯淵は甥が生け捕られたとあって沈痛な表情を浮かべております。
2019-12-17 12:41:26【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」05】 見殺しには出来ないと、部下に命じて、前話で捕らえていた陳式との捕虜交換を申し入れるように命じます。軍使となった男は明朝早々に出発します。軍使は鎧兜を外した正装で、単騎黄忠の軍へ向かいます。
2019-12-17 12:43:47【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」06】 軍使から、陳式と夏侯尚の交換の申し入れを、こちらも望むところであったと言って受け入れ表明をする黄忠。明日陣前での交換ということで話は決着します。翌日、両軍は人質を連れて陣前で向かい合います。
2019-12-17 12:46:03【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」07】 黄忠と夏侯淵はお互いに人質を連れてきたと言います。交換方法は、3つ数えたら人質を歩ませよ、との夏侯淵の合図。一つ、二つ、三つ、と数え、陳式と夏侯尚はお互いに自軍へと歩き始めます。両軍矢をつがえていて、一触即発の状態です。
2019-12-17 12:48:32【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」08】 陳式と夏侯尚はお互いに交差した瞬間から猛ダッシュを始めます。そして、両軍から矢の撃ち合いが始まります。矢を振り切って走り続ける両名ですが、黄忠の放った矢は夏侯尚の背中に突き刺さります。夏侯尚は倒れてしまいます。おそらく絶命。
2019-12-17 12:50:51【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」09】 これを見た夏侯淵は、かかれ、と攻撃命令。黄忠もかかれ、と号令。人質交換の場が、激しい戦場と化します。黄忠は大暴れをしますが、魏軍の方では引き上げの合図の銅鑼が。仕方なく夏侯淵は引き上げますが、戻って早々張郃に何事かと問いただします。
2019-12-17 12:57:34【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」10】 張郃は、四方の山から蜀の旗が無数に現れたので合図を送ったと主張します。なにっ、と夏侯淵は周囲を見回しますが、それらしいものは見えません。臆病風にふかれたのか、と張郃に言いますが、他の兵士達からも、はっきりと見たという証言が。
2019-12-17 12:59:30【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」11】 ならば黄忠は他にも兵を伏せていると見なければならんな、と夏侯淵。夏侯尚を失った悲しみをこらえ、守りを固めて警戒を厳重にしろと命じます。
2019-12-17 13:00:41【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」12】 もう少し安全な方法での人質交換をすれば、無用な殺生はなかったのに、と思わなくもありませんが、そこは戦場でのこと。捕らえられた時点で命はないもの、と思い定めなくてはならなかったのでしょう。九死に一生を得たのは陳式か。
2019-12-17 13:02:47【横山光輝「三国志」講座252「人質交換」13】 この定軍山の攻防戦はまだしばらく続きます。果たして決着は如何に…!? この続きはまた次回となります。 今回はここまで。
2019-12-17 13:03:43