朝のJKウォッチング

日課にしている朝のJKウォッチングをまとめます
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あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は葉も混ざり始めた桜並木を歩いて登校するJK。薄紅色の雨はひらひらと舞い降り、そよぐ風になびく髪を手で押さえる。彼女を包む花びらと同じ色の日傘が可憐さをいっそう引き立てている。春に愛された少女。彼女を表現するためのそれ以上の言葉は、きっと見つからない。

2020-04-06 08:24:20
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝はとん、と軽快にバスから降り立つJK。ブレザーの裾がひらひらと翻り、長く伸びた茶色の髪が波打つ。久し振りの登校に足取りも表情も軽い。友人に会うのが楽しみなのだろう。

2020-03-18 08:50:14
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は遅刻しそうになって走るJK。寒さも和らぐ春近しの全力疾走はさすがに暑いのだろう、マフラーを無造作に剥ぎ、上気した顔でサラリーマンの群れをかき分けて走る。運動部には見えない小柄で筋肉の薄い体躯を一生懸命に揺らす彼女に、心の中で頑張れとエールを送る。

2020-02-25 08:30:57
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は学校に続く坂を上る徒歩通学JK。歩みに伴ってポニーテールもふわふわと上下する。海月が泳ぐように揺れる。

2020-02-07 08:32:00
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は自転車で坂を上るJK。立ち漕ぎでゆらゆらと左右に振れながら、ペダルを漕ぐ両足に力を込めてゆっくりと進む。右。左。右。左。右、よろめいた。左、持ち直した。リズミカルなペダルに合わせて頭とお尻も左右に揺れる。右。左。右。左。

2020-01-17 08:25:02
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は自転車で駆け抜けていくJK。紺色のブレザーとスカート、紺色のセーター、明るい青の自転車、白いストライプの入った青くて艶のある胸元のリボンと印象が青い。ショートカットの髪まで朝日の反射で青く見えるようだ。瑞々しい太腿の肌色だけが、やけに眩しい。

2020-01-14 08:21:23
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は友達と待ち合わせをしているらしきJK。慌ただしい朝の往来を眺めて静かに佇む。乱れがなくつやつやして美しいハーフアップの毛先を指でくるくると弄んでいる。

2020-01-10 08:33:38
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は友達と並んで談笑しながら歩くJK。昨日の大雨から一転して快晴の下に吹く風に、水色のヘアピンを着けたセミロングが舞う。綺麗に着こなした制服はぱりっとしている。冬休みの間にクリーニングに出したのだろう。爽やかな空気が彼女の周りを一段明るく感じさせる。

2020-01-09 08:24:56
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は雨で全身ずぶ濡れになってしまったJK。にわかに勢いを増した雨はあらゆるものを沈めるようにぼたぼたと降り注いでいる。少女は頭からつま先まで、制服のままプールに飛び込んだかのように濡れている。腰まで伸びた長いポニーテールがぴたりと背中に張り付いている。

2020-01-08 08:39:34
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は風を正面から受けて髪を広げて歩くJK。茶色がかったボブカットが柔らかく波打っている。彼女自身が小柄なため、抱えたトランペットのケースがやけに大きく見える。吹奏楽部での彼女は一体どんな音を奏でるのだろう。きっと柔らかく、優しい音色に違いない。

2020-01-07 08:36:04
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝はいよいよ厳しくなった寒さに俯き気味に歩くJK。手袋をつけた、それでも凍てつく両手を白い吐息で溶かしている。容赦のない風がスカートをはためかせ、ニーハイソックスの太腿をちらちらと覗かせている。

2020-01-06 08:21:44
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は年末のがらんとした広い交差点を一人で歩くJK。綺麗に折りたたんで抱えた赤いマフラーは緑のチェック柄が入っていて、クリスマスの余韻を感じさせる。なめらかなグレーのセーターが彼女をたおやかに見せている。

2019-12-27 08:31:56
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は冬休みに入ってなお制服を着て登校するJK。人通りの少なくなったビル街は乾いてどこか清々しく年末の非日常を演出しているが、少女のブレザー姿はその中にあって一種の安心感を醸し出している。胸元のリボンと同じ深い赤色のマフラーが長い髪を優しく受け止めている。

2019-12-26 08:25:31
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は大袈裟なほどもこもこした黄色の手袋を着けたJK。長めの髪が風に煽られてばさばさになっているが気にする素振りはない。寒さなどまるで気にならないと言った様子で、上機嫌に両手を広げて歩いている。北風が生脚を撫でているが、彼女にとっては些細なことなのだろう。

2019-12-24 08:27:16
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝はバスから降車するJK。結局明け方まで降り続いた雨。残された雨粒は朝日を受けて世界を等しく金色に染め上げている。霞む視界に降り立った彼女はまるで後光をまとって降臨する天女のようだ。白い吐息はさしずめ羽衣。眩い光の中、ふわりと柔らかく揺れる髪が印象的だ。

2019-12-23 08:28:54
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は信号待ちをしているJK。黒タイツの脚からローファーまでの華奢なシルエットは淑やかさと艶やかさをまとい、しっとりと濡れた黒鳥の羽のような髪は彼女の色気を増幅させるのに一役買っている。雲は厚いが晴れ間も覗き、携えた傘はこの様子なら不要になりそうだ。

2019-12-19 08:25:34
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は両手を揃えて前で鞄を持つJK。茶色がかったショートの髪はうっすら灰色にも見える。ゆっくりとした、しかし淀みのない足取りに自信めいたものを感じる。きっと彼女は今日という日の自分に一片の迷いもないのだろう。ただただ優雅な彼女には、たぶん着物が似合う。

2019-12-18 08:30:18
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は降り出した小雨に歩みを早めるJK。薄紅色の大判のマフラーが彼女を大袈裟に守っているが、雨に対しては為す術がない。学校はもうすぐだ。すぐに駆け込めば傘は使わずに済むだろう。

2019-12-17 08:35:19
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝はブレザーのポケットに手を入れたまま気怠げに歩く月曜日の憂鬱JK。わざとゆるめに結んだ胸元のリボンが黄色いマフラーの下から覗いている。今にも雨が降りそうな空のように沈んだ濃紺のカーディガンが彼女の心の内を表している。

2019-12-16 08:32:03
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は小柄な身体を大きく上下させて立ち漕ぎする自転車JK。モノトーンチェックのマフラーが靡く、小さめのポニーテールが跳ねる、白い吐息が漏れる、胸元のリボンが揺れる。小さな身体から溢れ出る活力。少女は驚くほどエネルギッシュだ。快活の二文字は彼女のためにある。

2019-12-13 08:27:58
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は自転車を漕ぐ動きと風で捲れてしまわないよう、スカートを脚にぴったり巻き付けているJK。それがむしろ脚のラインを強調していて言いようのない魅惑を漂わせている。うっすらとした肉付きの太ももとつやつやの黒いローファーが彼女をより可憐にしている。

2019-12-12 08:28:54
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は自転車を立ち漕ぎするJK。クリーム色のセーターが目に柔らかく飛び込んでくる。チェック柄のスカートと鞄に付いたキーホルダー、それに短めのポニーテールが賑やかに揺れている。

2019-12-11 08:27:36
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は交差点の信号待ちJK。小柄な体格とくりくりした眼がリスを思わせる。ショートカットにした明るめの茶髪はパーマがかかっているのか元々癖っ毛なのか。寒風に毛先が揺れている。茶色のメガネのすぐ下まで黄色のマフラーに埋まっている様子はやはり小動物じみている。

2019-12-10 08:27:12
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は長い上り坂を歩いて上る徒歩通学JK。リュックがずり落ちるのを背負い直してずんずん歩く。坂の勾配はそれなりにあって、無意識にだろう、前傾姿勢になっている。突き出る形となったお尻がグレーのチェック柄スカートを持ち上げ、歩みを進めるたび左右に揺れている。

2019-12-09 08:32:48
あきほ @arkeninger

日課の朝のJKウォッチング。今朝は交差点の隅で友達と待ち合わせをしているJK。純白のマフラーを巻いていてもやはり寒さは耐え難いのだろう、雪のように白くなった指先を擦り合わせ、白く凍る吐息によって僅かな暖をとっている。アスファルトの灰色の中で彼女は圧倒的に白い。時が止まったかのようだ。

2019-12-06 08:30:37