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JUDY AND MARY「そばかす」の歌詞を意味や音のつながりという観点から鑑賞する

TVアニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』のOPだった「そばかす」の歌詞について方法論的に考えてみました。
音楽 judyandmary jポップ 歌詞論
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やおき @yaoki_dokidoki
眠くて、ちゃんと頭が働かないんですが、ちょっと書きます。
やおき @yaoki_dokidoki
今日はインチキをして大和田本の10話を途中まで読みました。やっぱりヒップホップの話は面白い。
やおき @yaoki_dokidoki
そして、ジュンク堂に行って東浩紀『郵便的不安たちβ』(河出文庫)を立ち読みし、いろいろ迷った末に購入しました。だからもう手持ちが1500円しかない。あした大丈夫かな。
やおき @yaoki_dokidoki
でまあ、池袋の街をうろついたり、部屋でiPhoneアプリをいじったりしながら考えをまとめてたわけですが。
やおき @yaoki_dokidoki
JUDY AND MARY の「そばかす」(1996年)について。TVアニメ「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」のOP曲だったようです。
やおき @yaoki_dokidoki
作詞はボーカルのYUKI、作曲は恩田快人と表記されています。作詞者がボーカルと一致しているので、彼女の歌だともとろうと思えばとれるでしょう。
やおき @yaoki_dokidoki
まずざっくりと押韻の確認だけ。この歌はかなり多用されてますので意識的か、あるいはもうなんとなくやっちゃってるのでしょう。こんなふうですよとの確認だけします。
やおき @yaoki_dokidoki
Aメロは「と」の音が目立ちます。「と」の音を中心に見ていくと、Aメロ1回目「そばかすをちょっと」→Aメロくりかえし「痩せた胸にちょっと」。
やおき @yaoki_dokidoki
列挙すると、Aメロ「ひとなで」、「ひとつ」、「みごと」、「かくざとうと」、「とけた」、「もっと」、「ちょっと」、「ちくっと」、「とげ」、Bメロ「もっと」、「とおく」、サビ「ほんとう」。以上。
やおき @yaoki_dokidoki
それから反復的な韻の踏まれ方の確認。Aメロ「ひと」なで→「ひと」つ。Aメロくりかえし、も「っと」→ちょ「っと」→ちく「っと」。ほしう「らない」→な「らない」わ。サビ「おも」いで→えが「おも」→「おも」いだせないわ。
やおき @yaoki_dokidoki
それから倒置、鏡像反転的な韻の踏まれ方の確認。Aメロ「だい」きら→「いだ」った。かくざ「とうと」。Aメロくりかえし、とげが「いたい」。あてに「ならな」い。
やおき @yaoki_dokidoki
韻が踏まれているのが確認できましたね。それでは主題に進みます。「そばかす」というタイトルは歌詞中に出てくるところによると「大キライだったそばかす」といわれ、おそらく(恋愛)コンプレックスの象徴みたいに見えると思います。
やおき @yaoki_dokidoki
つまり、たんに文から「そばかす」ということばのもたされている意味を読みとろうとすると、「大キライだったそばかす」をなでて「ため息」をつく失恋した主人公は、「カエルちゃん」「ウサギちゃん」の「よごれたぬいぐるみ」をだいてその「そばかすを数えている」ことがわかるというわけです。
アミガサタケ @gnd_kinoko
歌詞の押韻か…ロックとかパンクのような「うわああっ!!」と叫ぶようなしでもしっかりあるなあ。意識して、というよりは作詞の時に無意識にそういう言葉を選んでいる感じ。
やおき @yaoki_dokidoki
@gnd_niconico ふたつの表現でまよったら韻を踏んでる方をえらんだり、逆に韻をきらって踏んでない方をえらんだりという選択の瞬間があると思います。
やおき @yaoki_dokidoki
ここに「そばかす」=コンプレックス(自分の「大キライ」な部分)という意味の図式を導入することで、どうして自分がふられたのかに思いを馳せつつ、そのコンプレックスの数を数えてみるという恋愛にネガティブな女の子の心情が浮かび上がってきたりするわけですが。
やおき @yaoki_dokidoki
「汚れたぬいぐるみ」は過去の幼い頃からの自分の大切にしてきたもので、もうすでに過ぎ去った自分なのに、「こわして」もまた「なおして」「それがあたしの性格だから」と開き直ってしまう自分が「もどかしい気持ちで」あった。これらがコンプレックスの全貌っぽいです。
やおき @yaoki_dokidoki
そんなコンプレックスをちゃんと払拭したり、または改善したりせずに抱え込んできたけど、「それでも」それなりに「イイ恋をしてきた」。冒頭では「ヘヴィー級の恋」はそういった過去をもってきた彼女の悲しい失恋を提示していたということがわかるわけです。
やおき @yaoki_dokidoki
ちなみにコンプレックスをいったん払拭しようとした努力の軌跡として「おもいきりあけた左耳のピアス」にも(「には」なんて言っちゃってますが)、笑えないエピソードがあったということがわかります。
jabrafcu @ja_bra_af_cu
UTAU人外音源についてブログ書いた。というかtwtterまとめとニコ動貼付けの練習みたいな記事w : http://d.hatena.ne.jp/ja_bra_af_cu/20110604/1307210032
やおき @yaoki_dokidoki
それからパンク/ロリータ(=成長を拒否する? 幼児性を武器にする?)とファッションを武器にしているJUDY AND MARYらしく、「トゲ」「星占い」「ピアス」「ぬいぐるみ」「カエルちゃん」「ウサギちゃん」といったアイテムがちりばめられてます。
やおき @yaoki_dokidoki
ここまでの読みは散文的というか、歌詞を一次元的にとらえる読み方です。つまり、「あることばは挟まれた前後のことばによって一元的に意味が決定できるように書かれていて、またそのように読めるだろう」と仮定して読まれるときの読解です。
やおき @yaoki_dokidoki
基本的には、歌の語り手である「あたし」がそこにいることを想定し、彼女の行動や感動の記述として歌詞をとらえていくという手法です。
やおき @yaoki_dokidoki
つまり、歌詞の初めから再度読み下していくとこういうことです。「あたし」が「大キライだったそばかす」を、「あたし」は「ひとなでしてため息をひとつ」ついた。
やおき @yaoki_dokidoki
「あたし」の「ヘヴィー級の恋はみごとに角砂糖と一緒に溶けた」。「あたし」の「やせた胸にちょっと”チクッ”とささるトゲが痛い」。「あたし」が試してみた「星占いもあてにならないわ」。
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コメント

岡一輝 @okaikki 2011年6月5日
バルザックが『サラジーヌ』やったのはわけわかんなくて、なんかこじつけじゃね? としか思えなかったけど、コレは府に落ちるなあ。俺ももっとこういう知的な遊びをしないといかんね。
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