小出裕章著「放射能汚染の現実を超えて」より抜粋

@ilovecat222氏のツイートより。   『放射能汚染の現実を超えて』(小出裕章著)河出書房新社 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309245528
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猫さん @ilovecat222

小出裕章著「放射能汚染の現実を超えて」(1992年刊行,2011年5月復刊)P13より抜粋。『時間をもとに戻せない以上、私たちは汚れた環境の中で汚れた食べ物を食べながら、生きる以外にすべがない。』『放射能は人間の手でなくすことができない。煮ても、焼いてもなくならない。』

2011-06-05 00:48:01
猫さん @ilovecat222

小出裕章著「放射能汚染の現実を超えて」より抜粋。『私が原子力に反対しているのは、事故で自分が被害を受けることが怖いからではない。ここで詳しく述べる誌面もないし、その必要もないと思うが、原子力とは徹底的に他者の搾取と抑圧の上になりたつものである。その姿に私は反対しているのである。』

2011-06-05 00:50:19
猫さん @ilovecat222

小出裕章著「放射能汚染の現実を超えて」より抜粋。『原子力に反対して活動している人たちの大きな根拠の一つに『いのちが大事』ということがある。しかし、『いのちが大事』ということだけなら原子力を推進している人たちにしても否定しないだろう。(つづく)

2011-06-05 00:53:00
猫さん @ilovecat222

(つづき)決定的に大切なことは、「自分のいのちが大事」であると思うときには、「他者のいのちも大事」であることを心に刻んでおくことである。自らが播いた種で自らが滅びるのであれば、繰り返すことになるが、単に自業自得のことにすぎない。(つづく)

2011-06-05 00:53:46
猫さん @ilovecat222

(つづき)問題は、自らに責任のある毒を、その毒に責任のない人々に押しつけながら自分の生命を守ったとしても、そのような生命は、生きるに値するかどうか、ということである。』以上、小出裕章著「放射能汚染の現実を超えて」(1992年刊行、2011年5月復刊)P15より抜粋。 

2011-06-05 00:55:38
猫さん @ilovecat222

小出裕章著「放射能汚染の現実を超えて」『地球上のウラン資源など、石油に比べてもエネルギー量で四分の一から五分の一しかないし、石炭に比べれば、数十分の一から数百分の一しかないという全く貧弱な資源。「原子力のウランはすぐに枯渇するので、その後は化石燃料」といったほうがはるかに正しい』

2011-06-05 00:58:32
猫さん @ilovecat222

小出裕章著「放射能汚染の現実を超えて」P178より抜粋。『ともあれ、現在が危機に直面していることは確かである。それは、エネルギーを使いすぎることによる環境破壊の危機である。また、より原因的にいうならば、際限なくエネルギー消費を拡大してきた社会自体、その社会構造の危機である』

2011-06-05 01:00:15
猫さん @ilovecat222

小出裕章著「放射能汚染の現実を超えて」P133より抜粋。『私が大切にしたいのは、日本や日本人ではなく、世界中で、困難を乗り越えて原子力に反対し続けている人たちである。私の仲間は世界中どこでもいるし、国境を越えて彼らと連帯したい。』

2011-06-05 01:04:12
猫さん @ilovecat222

小出裕章著「放射能汚染の現実を超えて」『私は、全世界の子供たち、そして原子力を選んだことに責任がない大人たちには汚染食糧を食べさせたくありません。そのために日本の大人たちはいったい何をすべきなのか、そして何をしてはならないのか、皆さん一人一人にもう一度考えて欲しいと思っています』

2011-06-05 01:09:00