いにしえの矢の価格

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市村弘(梅本弘 または ローガン梅本) @kerpanen

武士が一戦闘で使うといわれる矢100本(上士用)を作る手間「射学大成」より。荒矯め1日半、削り2日、洗浄2日半、木賊磨き1日、仕上げ矯め2日、目漆(節陰、7回塗り乾かす)15日、筈と筈巻き、漆塗2日、羽の鏝焼き2日、沓巻と根太巻2日、同漆塗1日半、矧3日、同漆1日半、鏃を入れる1日。計37日 pic.twitter.com/hnLgQrpVIs

2019-12-20 18:45:12
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市村弘(梅本弘 または ローガン梅本) @kerpanen

ちなみに上士の矢は、荒竹300本の中から良い物を選んで作る。また中士の矢100本は、やや簡略化されて計29日で製作。下士歩卒の矢は100本は24日で作る。中士、下士の矢は荒竹150本の中から選んで作ったという。 良い矢竹を選び抜いた上士の矢の方が、やっぱり命中精度が高いと言うことになりそうですね

2019-12-20 18:51:02
ハルトマン大尉 @ww2doitugun

日本と同じ弓大国イギリスではしばしば、矢の価値は人一人の命よりも重いと言われていた事があるとか... それだけ手間がかかる上に戦いでは山ほど使うので、弓兵を主とする国は大変なんだな...って twitter.com/kerpanen/statu…

2019-12-20 18:52:30
市村弘(梅本弘 または ローガン梅本) @kerpanen

映画などでは矢をむやみやたらと使いますが、作るとなるとたいへんな手間がかかる。 これを当時の価格にすると、日本の場合はわからないけど、英国ロングボウの矢24本の価格は、1356年当時の平均日給5日分だったそうです。 今の日本の平均日給は10,607円、矢24本は53,035円!! 戦争はお金かかります

2019-12-20 19:00:11
市村弘(梅本弘 または ローガン梅本) @kerpanen

1356年当時のロングボウの矢は、今の日本の価格に換算すると一本2,210円。現在、弓道用に売られている矢よりもちょっとだけ安いレベル。 現在、弓道を嗜んでいらっしゃるみなさん。もし戦争になったら、今、みなさんが使っている矢を一人最低100本ずつ用意しなきゃならない。たまらんですねえ。

2019-12-20 19:11:42
市村弘(梅本弘 または ローガン梅本) @kerpanen

@nouhuhoumei 篠竹と言うか、そのものずばり「矢竹」です。同じものなのかな?? 調べてみないとわかりません。

2019-12-20 19:25:02
リアル農夫houmei@【JCU】マイクラ城郭再現【BE勢】 @nouhuhoumei

@kerpanen なるほど、僕が昔武家屋敷の説明で聞いてたんですけど矢竹を間違えて聞いてたみたいですm(_ _)m。かなりの日数がかかるんですね。羽と鏃もどのように調達してたのか気になります。

2019-12-20 19:30:35
戦国島津プロジェクト @Shimadzu_PJ

@kerpanen 市村さまはじめまして。 矢にも上中下と品質のランクがあり、こんなに手間暇がかかるとは知らず、大変勉強になりました。 矢を吟味している武将の絵も、苦労が伝わってくるような気がしますね。

2019-12-20 19:32:51
脂酒猛畜(ヤニサケモウチク) @vodkalover18

@kerpanen もっと雑に作ってより数をかさ増しする方向にはいかなかったんですかね

2019-12-20 19:52:25
超力松太郎エヴァミタヨー @tyorikidayoo

@vodkalover18 @kerpanen 数打って外すより、全てを賭けたの必中の一矢かと。

2019-12-21 12:36:27
3332128 @3332128

@tyorikidayoo @vodkalover18 @kerpanen 数うちたくても、うねり?ながら飛ぶから矢本体は安く出来なかったのでは?鏃は安く出来そうですが…

2019-12-22 01:56:09
脂酒猛畜(ヤニサケモウチク) @vodkalover18

@3332128 @tyorikidayoo @kerpanen 結局まっすぐ飛ぶきちんとしたものを撃つ方が当たると…なるほど 一度に3本ずつ飛ばせば面で制圧出来るかと思ったらそういうものでもないんですね

2019-12-22 02:13:46
坪井政樹💉💉 @mmas2011

@kerpanen いつの時代もプロフェッショナルが使う矢は手間がかかり高価である pic.twitter.com/29tAuT27lv

2019-12-21 01:20:13
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ちおね@長崎 2nd @1970Chione

イングランド王も言っていた。 >RT WAR BOWSによれば、1356年の矢24本の価格は日給5日分、今の日本だとしたら53,035円です。中世の日本でも、いくら職人の手間が安かったと言っても箙一腰24本の矢はかなりの価格だったと思います pic.twitter.com/rcYAbET2h3

2019-12-20 21:27:43
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ディグ(ヨウハク) @otokoyamaT

@1970Chione 確かに、昔の技術で兵器として実用的な矢をしっかり作ったら安いわけないよな…

2019-12-20 23:52:13
黑猫獣 @KURONEKOKEMONO

@1970Chione @kerpanen そうすると「英仏百年戦争」クレシー・ポワティエ・アザンクール三大会戦でのイングランド長弓隊が発射した矢は、どの位消費したのだろう 当時の年代記でも突撃するフランス騎兵に対し「矢が雨のように(吹雪だったか?)降り注いだ」と記されている

2019-12-21 09:04:22
ちおね@長崎 2nd @1970Chione

@kurotaisi 日本というか、アジアには竹があったから、少しは安く作れたのかな…とは思うんですが、ヨーロッパだと、やっぱり、矢は使い捨てるには勿体ないコストがかかったんじゃないでしょうか?

2019-12-21 11:16:42
兎禅國 @jyoratu1116

@1970Chione 鉄製の矢尻が高価なんやろうなぁ。中世の鉄生産は、50キロの鉄作るのに200キロの鉄鉱石と25立方メートルの薪が必要だっていうし。

2019-12-21 12:20:47
九頭龍@6yと4y兄弟育児中 @kutouryuu479

@kerpanen 諸葛亮孔明の『船上の藁人形に敵が誤射しちゃった10万本の矢流用しちゃおう大作戦』がどれだけ凄いかわかりますね。

2019-12-21 15:38:43
ななくま資格勉強中🇺🇸🐤低浮上 @TKYMzDqrAkUBfqU

@1970Chione 諸葛孔明が曹操から手にいれた矢も時間的制約以外にコスト面もあったのかな

2019-12-21 16:57:54
三鷹うい @Oui_mitaka

@1970Chione @49sick89hack だから赤壁の戦いで、藁人形を乗せた船を出して矢を集めたのか。 一国の王でも、無尽蔵に矢を用意できるわけではないのだな。

2019-12-21 21:50:52
フティーブン @Eloyper_

@TKYMzDqrAkUBfqU 孔明が集め矢の話は三国志演義(7割史実3割虚構)の中での話だ。正史では孫権が船で偵察中に大量の矢を浴び船が傾いたから反対側にも敢えて矢を受けて船のバランスを取って逃げたらタマタマ集まったのだ。

2019-12-22 06:47:10
フティーブン @Eloyper_

@Oui_mitaka 孔明が集め矢の話は三国志演義(7割史実3割虚構)の中での話だ。正史では孫権が船で偵察中に大量の矢を浴び船が傾いたから反対側にも敢えて矢を受けて船のバランスを取って逃げたらタマタマ集まったのだ。

2019-12-22 06:48:31
三本の矢 @Mk_GTi

@1970Chione @TFR_BIGMOSA 日本でも何かの褒美で鏃幾つみたいな記録が残っているらしく、それなり貴重な物だったそうです。

2019-12-22 08:51:26