MGSと出﨑統(その2)

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

『ＭＧＳ　ＰＷ』は、ソーシャルゲームの中で「発展」と「進歩」を体験させるという特異なゲームだったんだなぁと思わざるを得ない。高度な戦略だ。

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita 『MGS PW』はゲーム本編と「バンド・デシネ」と「ゲームムービー」、「テープドラマ」で表現が分割されドラマとしても完成度が高くなりましたね。『MGS4』は物理エンジンに頼った「洋画的」映像表現が物語のリアルを損ねていたという反省が生かされている

fullhuro @FullHuRo

RT @naoya_fujita: @FullHuRo 僕は洋画的な『ＭＧＳ４』も凄かったと思うんですけどね。真っ向から勝負して勝っていると思いましたよ。少なくとも『ＣＯＤ４』より遥かに上のように僕は思いました。しかし、『ＰＷ』的な表現も今後どうなるのか楽しみです。

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita 『MGS4』ってアニメ史的観点で捉えれば、スネーク側のフィランソロピー＝P.A.works、リキッド側のＢ&Ｂ部隊=新房シャフトなんですよね。つまり、出崎統のSENSE（精神）を巡る闘い。個人的にビューティーたちをシャフト角度で観たかっただけですw

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

これ本当ですか？　Rt:@FullHuRo 『MGS4』ってアニメ史的観点で捉えれば、スネーク側のフィランソロピー＝P.A.works、リキッド側のＢ&Ｂ部隊=新房シャフトなんですよね。つまり、出崎統のSENSE（精神）を巡る闘い。（……）

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita あくまでアニメ好きの主観で捉えた「MGS」w 「MGS」って押井守演出の流用とか小島×押井インタビューとかで、ＭＧＳの押井作品との関連ってファンに認知されていると思いますが。伊藤さんも押井作品大好きだし(続く

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita で、押井守演出のルーツって、出崎統さんの演出の再解釈が元。今月のコミック・リュウでの押井が語る出崎統インタビューをまだ読んでいないので、引用できませんが。出崎さんの「劇場版ゴルゴ13」を観れば、「パト2」「攻殻」の連関をイメージしやすい(続く

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita 「攻殻」のイメージを流用した「MGS」は、ミーム（MEME)と共に「海」を大きなイメージに据えた。MGS2、MGS4、MGSPWで「海」の存在抜きに物語の風景を語ることは出来ないでしょう。そして、出崎統といえば「海」です(続く

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita ここで、スネークの声を演じる大塚明夫さんは、出崎統監督の「ブラック・ジャック」と「白鯨伝説」でＢＪとエイハブといった重要な人物を演じている。ＢＪ先生は荒れ狂う海辺に小屋を建て、依頼を待っているのですが、「MGSPW」の冒頭を思い出してみて下さい(続く

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita 「MGSPW」の冒頭といえば、MSFが海辺で訓練しているところの小屋にスネークがバイクを止めるんですよね。あと、MSFといえば、劇場版「ブラック・ジャック」の国境なき医師団“MSJ"を想起させる(続く

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita 劇場版「ブラック・ジャック」は、超人類と呼ばれる才能ある人たちが、突然原因不明の病気で死んでいくところから話が始まります。BJ先生は途中で科学者の陰謀を知り、そのウイルスが注入される中、必死で原因解明に当たる… (続く

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita BJ先生と超人類を死に至らしめたウイルスの関係って、スネークとFOXDIEと似ている。劇場版「ＢＪ」と「MGS1」はほぼ同時期に制作・公開されているので単なる偶然が強い。ただ、大塚を介しての出崎と小島のつながりは出来てしまったように見える(続く

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita 出崎さんは出崎組、小島監督も小島組と呼べるほどの人脈・チーム作りをしました。端的に出崎組を表せば出崎統×杉野昭夫、小島組は小島秀夫×新川洋司。出崎組→押井組→小島組(続く

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita 小島組の演出面での進歩って、日本アニメの関係性と切っても切り離せないと思うんです。小島監督も大塚さんたちの「声の物語」を大切にし、そこを起点に物語を紡いでいった。いつの間にか「ＰＷ」のスネークは、「白鯨伝説」のエイハブとシンクロするまでに(続く

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita 「MGS」は大塚さんたちの声を媒介にし、シリーズを重ねるたび日本アニメの文脈と切り離せない関係になりました。アニメ好きの観点から見れば、スネークたちの闘いが「出崎統」フォロアー演出家達の闘争と読み替えが出来るほどに(次で一端この話を締めます

fullhuro @FullHuRo

@naoya_fujita 「MGS」を＜出崎統を介した日本アニメ史の観点＞で読んでみる試論にお付き合いありがとうございました。洋画吹き替え史の文脈とかごっそり抜けてしまいましたが。「ＭＧＳ」は「声」と「海」という観点からも掘り下げ可能じゃないかということです。

fullhuro @FullHuRo

RT @naoya_fujita: .@FullHuRo ありがとうございます。正しいかどうかは僕には判定できないのですが、非常に面白い解釈（分析？）だと思います。論証できれば、ひとつの評論になりそうですね。ということらしいのですが、いかがですか？＞@e_liot　さん

エリオット(アニメ減税会) @e_liot

@naoya_fujita フォローおよび語りかけありがとうございます。ボクから一つ言えるのは、この話、論点がズレていませんか？なぜ、P.A.ワークスとシャフトが出崎統を挟んで真逆で、それが『メタルギア』に喩えられるのか？そんな話では？

fullhuro @FullHuRo

@e_liot @naoya_fujita 論点が大幅にズレて申し訳ありません。MGSの物語構造って、シリーズごとに＜出崎統を介した日本アニメ史＞とシンクロするように思えるんですよ。MGS４に関しては、B&Ｂのありかたが新房シャフトに見えたりと云った感じで。アニメは変わった

fullhuro @FullHuRo

RT @e_liot: @FullHuRo フォローありがとうございます。一応、アニメ屋さん志望ということで、事例研究も勉強のうちと思い、拝見させていただきました。お疲れ様です。この手の『類似した作品比較』って、一次資料として作品があり、二次資料としてインタビュー記事で補 ...

fullhuro @FullHuRo

RT @e_liot: @FullHuRo 続き。例えば、小島秀夫監督がどこかで「出崎作品好きなんですよ～」とか言っていて、それがどこに記されていて、じゃあ、『白鯨』観てるはずだから、『メタルギア』のあのシーンが！ということを明確化していくのが、書斎科学的な論理、というも ...

fullhuro @FullHuRo

RT @e_liot: @FullHuRo　批評って難しいね(笑)・・・なに、このオチ(笑笑)

fullhuro @FullHuRo

@e_liot 「書斎科学的な論理」は本当はガッツリやりたい。批評というよりか、作品紹介の論理で語っているので、事実がどうだというスタンスでは語っていない、と云っても説得力無いですがw 事実関係はもう少し取り入れていきたいですね。ご意見有難うございました！

fullhuro @FullHuRo

RT @naoya_fujita: .@FullHuRo @e_liot 今ＲＴしたように意見が出ていますが……　僕は、これを判断するだけの「アニメを見る眼」がないので、「ひとつの説」として拝聴しております。そういう観点も（たとえ暴走だとしても）面白いと思います。もちろん ...