【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第254話「趙子龍」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第14巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」01】 第254話でございます。ここのところ大活躍の黄忠さん。前回は魏にとっても曹操にとっても重要な将である夏侯淵の首を得るという大手柄。葭萌関にいる玄徳は早速、黄忠をほめ称え、征西大将軍に封じます。謹んで受ける黄忠。

2019-12-25 12:39:13
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」02】 ところが、こんな時に前線から急使が。夏侯淵を討たれたと聞いた曹操が大激怒。殺気をみなぎらせ自ら20万の兵を率いて漢水まで迫ってきたという報告です。強大な敵がやってきました。

2019-12-25 12:40:40
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」03】 また、使者は、曹操は漢水で兵馬を停め、米倉山の兵糧を北山に移し始めたという報告も添えます。この動きに、孔明は曹操が20万の大軍の食糧の確保に頭を痛めていると見ます。つまり、それが曹軍の弱点であると。

2019-12-25 12:42:25
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」04】 もし、敵地深く侵入し、その食糧を奪うことが出来たら、この戦第一の手柄ということになる、と曹操を兵糧攻めにすることを提案。黄忠は早速、その役目を自分にやらせてほしいといいだします。

2019-12-25 12:43:34
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」05】 孔明は例によって、黄忠を焚きつけようと、この任務がいかに難しいものであるかと説明しますが、命を惜しんでは何事もできぬという黄忠は譲りません。ならばと、副将に趙雲を連れて行って、何事もよく相談して作戦にあたるように、と孔明は言います。

2019-12-25 12:45:38
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」06】 必ずや魏軍に飢えを覚えさせてみせる、と黄忠はやる気満々。趙雲を副将に、漢水に向かいます。 漢水に到着した蜀軍。いよいよ敵地に来たとあって、趙雲と黄忠は作戦会議です。

2019-12-25 12:47:15
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」07】 趙雲は、何か策があって今度の役を買って出たのか、尋ねると、黄忠はそんなものはない、と。事が成功しない時は死ぬだけ、いつもそう思って戦いに挑んでいる、となんというか特攻精神丸出しです。

2019-12-25 12:48:48
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」08】 策がないなら、老将軍を危険にさらすことはできぬと、先人は自分がやるという趙雲。それはならん、強いて求めた役目、自分が先陣を務めるのが当たり前だ、と黄忠。この言い合いが長引きそうなので、趙雲はくじで決めようと言い出します。

2019-12-25 12:50:32
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」09】 それは面白いと黄忠は、自らくじを作ります。後、先と書いたくじを持って、趙雲に引かせます。趙雲が引いたのは後。黄忠は先と書いてある札です。インチキはしてませんね。異存はあるまいな、と黄忠が言うと、それ以上は趙雲も異議申し建ては出来ません。

2019-12-25 12:52:44
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」10】 こうして黄忠は翌日の未明に500の兵を引き連れて、敵の食糧庫である北山へ向かいます。もし、昼までに帰らなかったら援軍を出してくれと趙雲に頼んでいます。 物見によると敵陣の守備は思ったより手薄で、まだ眠っているようです。

2019-12-25 12:54:46
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」11】 黄忠は一気に攻めることにし、敵の食糧庫を襲います。火がつけられ、大混乱の北山。ついには張郃の部隊にも火の手が上がった北山が確認されます。食糧がなくなると、急ぎ現場に駆けつける張郃。そこに黄忠がいるのを発見します。

2019-12-25 12:57:20
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」12】 黄忠と張郃の一騎打ちが始まります。 一方、この北山の煙は曹操の本陣からも見えます。曹操は一大事が起こったと見て、徐晃に向かうように言います。 また、趙雲の陣からも火の手が見えます。黄忠が食糧に火をつけるのには成功したと見ます。

2019-12-25 12:59:18
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」13】 まだ昼にはなっていないようですが、早めに救援に向かったほうがいいかもしれないと判断した趙雲。張翼に留守を任せ、趙雲は3千の兵を引き連れ救援に向かうことにします。

2019-12-25 13:00:27
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」14】 船で向かう趙雲を見つけた曹軍の兵は、趙雲の軍に襲いかかります。趙雲は先に来た蜀軍はどこにいる、と聞くと、曹軍からそんなものは残らず討ち取った、という返事が。顔色が変わった趙雲。ならば弔い合戦だ、と槍をふるって曹軍と戦います。

2019-12-25 13:02:14
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」15】 趙雲のあまりの強さに、曹軍は怖気づきます。一気に先を進む趙雲。見ると黄忠が曹軍に囲まれながら戦っています。その姿を見て喜ぶ趙雲。黄忠はまだまだ元気なようですが、援軍に来た趙雲に、いいところに来てくれたと言います。割とピンチだったようで。

2019-12-25 13:04:23
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」16】 では、敵を蹴散らして引き揚げましょう、と趙雲。おう、と応える黄忠。この二人、特に鬼神の如き働きをする趙雲を止めることは不可能です。趙雲は見事、黄忠を助け出し、自軍に引き揚げます。

2019-12-25 13:06:45
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」17】 一方、いいようにやられてしまった曹操。なんたるだらしなさ、と叱責。我が軍には趙雲に勝る勇者はいないのか、もう許せん、ひともみにもみつぶしてやる、と歯噛みします。そして、全軍進撃の合図を出すように命じます。とうとう魏軍20万が動き出します。

2019-12-25 13:08:58
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」18】 魏の大軍が迫ってくるのを見た趙雲。さすがに壮観だと一言。門は開いたままにしろ、と命令し、弓の射手は空堀に身を隠すように言い、旗を隠すように言います。自分が命令するまで声一つ立てるな、と命じた趙雲は、ただ一騎、吊り橋の上に立ちはだかります。

2019-12-25 13:11:18
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【横山光輝「三国志」講座254「趙子龍」19】 魏の大軍は殺気をはらみ、この趙雲の立てこもる小さな砦に、ひたひたと迫りつつありました。 はたして、趙雲はこの二十万を相手にどう戦うのでしょうか。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2019-12-25 13:12:29