ルパンが偽札の謎に挑んだ本当の理由

uroak_miku @Uroak_Miku

絵コンテには「半クラウン銀貨」とありますた。 twitter.com/KaoruKumi/stat…

uroak_miku @Uroak_Miku

モリアーティ教授が贋硬貨を大量生産するお話でした。見ての通り、金貨ではなく銀貨です。たぶんシリングだと思うのですが、どうだったか。 pic.twitter.com/PC6KAPC0c5

2019-12-25 05:47:31

uroak_miku @Uroak_Miku

これはクラウン銀貨。シリング銀貨５枚に相当。 pic.twitter.com/BztD09KXpb

拡大

uroak_miku @Uroak_Miku

そしてこれが半クラウン銀貨。２シリング６ペンス相当。

uroak_miku @Uroak_Miku

ああ、なんて面倒なんでしょ。私がベッキーでも間違えると思うわお釣り。 pic.twitter.com/FIPMoiVi0M

拡大

uroak_miku @Uroak_Miku

しかしセーラは間違えない。地頭も良い子だから。 pic.twitter.com/fKVZCOGJ7q

拡大

uroak_miku @Uroak_Miku

１ソブリン金貨＝１ポンドと定められたイギリス貨幣制度。この金貨は溶かして使ってもお咎めなしという特権硬貨でした。 つまり１ポンド相当の金で作られた、モノホンの１ポンド金貨というわけです。 pic.twitter.com/3uZd9LKJK0

拡大

uroak_miku @Uroak_Miku

ここでは省略しますがかつてイギリスの貨幣制度は１２進法で体系化されていました。 割り切りやすいからです。１２は２と３と４と６の４つで割れる。１０だと２と５でしか割り切れない。だから１２のほうが実用的という判断からでした。

uroak_miku @Uroak_Miku

一方で大西洋の向こうUSAでは、１ドル＝100セントすなわち１０進法を採用。 第一次大戦後、ドルが世界の基軸通貨となるにつれて、この１０進法が強みとなっていきます。

uroak_miku @Uroak_Miku

ところでアメリカドル札は、全米で１２の銀行がおのおの発行権を有してる（という建前）ので、同じお札でもよく見ると違いがあります。 肖像の左に「L」ってありますね。サンフランシスコ連邦準備銀行発行のお札という印です。 pic.twitter.com/CUwV805wdr

拡大

uroak_miku @Uroak_Miku

アメリカはヨーロッパのような中央銀行がないのです。各州の自律を重んじるお国柄から。実際はワシントンで管理していますけどね。FRBってよくニュースで目にしませんか。連邦準備制度理事会。ここが全米各地にある連邦準備銀行を統括しています。そして各準備銀行が紙幣発行権を有しているのです。

uroak_miku @Uroak_Miku

徳川幕府が倒れ明治になった日本は、伊藤博文の押しでアメリカ式の銀行制度を当初は取り入れていました。日本各地に国立銀行を作らせ、それぞれに紙幣発行権を与えるのです。 しかし後にフランス式中央銀行制度に切り替わり、各地の国立銀行は私立銀行に。これが現在の〇〇銀行の始まりです。

uroak_miku @Uroak_Miku

お札の発行は、新たに作られた日本銀行が独占。ゆえに「日本銀行券」と呼ばれています。

岸嶺ミミム@動漫知中国 @beijing_mimimu

@KaoruKumi 中央集権反対っていうスピリットですかね？なんかアメリカっぽいって感じる。

uroak_miku @Uroak_Miku

@beijing_mimimu そうそう。刑事事件だと各州の州法で裁くんだけど特許とかは連邦裁判所で裁くのは、アメリカ独立の頃に汽船の開発が続いて特許出願が各州であいついで誰が一番のりかわけがわからなくなるので連邦つまり政府機関下で管理することになった名残です。

uroak_miku @Uroak_Miku

いやほんま、貨幣って奥が深いですわとっつあん。 pic.twitter.com/jpix8KkijB

拡大

uroak_miku @Uroak_Miku

この姫様の背後には、こんなにいろんな人間の英知と欲望があるのでございます。 pic.twitter.com/zjs6RJPkty

拡大