アメリカの中華料理店が減少するワケ

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米国の20大都市圏で中華料理店の店舗数が軒並み減少。店主の多くは中国からの移民一世で、子供達により良い生活と高教育を受けさせようと働きづくめの人生。子供達は成長し、高給の職につき、中華料理店を継ぐ必要がなくなった。「喜ばしいこと」と店主らは店じまい。 nytimes.com/2019/12/24/ups… ⁩

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上のリンクの記事にあるグラフ。中華料理店は全米都市圏で5年前と比べ、レストラン全体の7.3％から6.5％に減少、米国で最も古い中華街があるサンフランシスコをとっても、同市のレストラン全体の10％から8.8％に減少。一方、インド、韓国ベトナム料理はおしなべて横ばい。 pic.twitter.com/ihHYHVTZqz

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アジア系に限らないけど、アメリカに移民で来たひとたちの多くが、「こどもには、USでより高い教育をうけさせたい、自分らよりもよい生活を営んでもらいたい」という強い願いを持ってアメリカですごく一生懸命働いてるひと多いんだよね。

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実際、アメリカの大学・大学院には優秀なアジア系がどんどん増えてるわけでしょ。移民の子供たちはアクセントのない英語を話し、一流大学で教育を受け、社会に出て活躍している。スキルを持たずに渡米した一世は肉体労働で生計を立ててたが、彼らの子供たちは、エンジニアでありコンサルタントだ。

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前も書いたけど、何年か前にニューヨークシティの、コーネル大学医学部附属の病院で手術を受けたことあるんだけど、そのとき、わたしを担当したユダヤ系の熟練医師にくっついてたインターンの若い先生たち、全員がアジア系だった。

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これもけっこう前だけど、アメリカの名門工科大学の一角に、ヴァージニア工科大学てのがあるんだけど、そこに通う韓国系の男子学生がキャンパスで銃を乱射し自殺するというショッキングなニュースがあったんだよね。あの事件で韓国系コミュニティ騒然。あのときに（つづく）

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あのときに報道されたのは、その韓国系男子学生の両親は韓国からの移民で、クリーニング屋を営みながら子供たちを育てて、上のお姉さんは国務省かなんかで働くエリートで、息子は名門大学に入った。それを読んだとき、移民の両親にとっては、どれほど自慢の子供達だったろうか・・・と気の毒に思った。

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フェースブックのマーク・ザッカーバーグの奥さんのプリシラさんも、中華系ベトナム人の移民(たしか難民として渡米）の両親が育てて、プリシラさんはハーバード大医学部出身の才媛だけど、「わたしの両親はわたしを育てるために働きづくめだった」と語ってるインタビューを読んだことある。

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アジア系の母親は、その教育熱心さゆえに、「タイガーマザー」という異名をもらうぐらいで、実際、うちのあたりでも、アジア系（インド系や韓国系、中国系）の親たちは、こどもの教育に対してものすごい熱意だ、と近所の奥さんやこどもを学校にいかせてる友達から、きいたこと、ある。

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そういう熱心な移民の親の多くは、じっさい、こどものためにと、ほんとうに努力惜しまず一生懸命はたらくひとたちだったりするんですよね。元ネタのNYタイムズの記事に、中国系米国人の男性が金融関係での仕事を辞めて中華料理店の経営をすると親に告げたら、親はいい顔しなかったというくだりがある。

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その男性は、親の世代のように闇雲に朝から晩まで中華料理炒めてるだけじゃなくて「自分にはマーケティングというスキルがある」と経営を始め、店舗拡大、ビジネスとして成功を収めた。「親たちは移民で来たら、中華料理作るか洗濯屋やるかしかなかったからね」、頑張って育てた息子がどうして、と。

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この連ツイの元記事の、中華料理店は減っているが、店主たちは、後継者問題で悩んでるわけじゃなくて、「むしろ喜ばしいこと」と思ってる、というの、なんかわかる気がする。移民一世にとっては、働いて働いて、自分の子供の成功をみることこそが、自分自身の成功の証でもあるんだろうな、と。

おはな🍅🏳️‍⚧️🍉 @frida_people_

@TrinityNYC ニュージーランドでアジア系の学生かつdecolonisation/ identity politics あたりに興味のある学生の集まりに行ったら、ほぼ中華系2世以降で全員大卒以上、半分くらいは修士、半分くらい法学部でした

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@_sleepy_days なるほど。NZやAUS、わかる気がする。。。

おはな🍅🏳️‍⚧️🍉 @frida_people_

@TrinityNYC 勝手な想像なんですけど、1世が自営業などで子供に教育を受けさせ、2世以降は英語を母語としパスポートも持つが様々な理由で就職が困難になりがちだと分かっているので弁護士や医者、など〜士がつく資格職を志す人が多い気がします

Taka Hashimoto @t_hashimoto_18

@TrinityNYC 海外と仕事していると実感する。 生きる為に移民しなくても良い日本に生まれて幸運だと思う。多くの日本人はこの事実を知るべき。 この幸運をどうやって次世代に引継ぐか。いかに多くの国にこの状況を拡大するか。 個人ができることは限られているが、これが日本人に課せられた課題だと思う。

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@t_hashimoto_18 でも、日系人だって、戦前戦中は同様にアメリカやブラジルに大勢移民したのですよ？ この記事の中心になってる中国系の親たちというのは、多くが今70代80代で彼らの子どもの世代は、本国においても、もう現在の日本と同じか、むしろ、日本人の同世代よりも裕福な人たちもいるぐらいでは？時代が違う。

NaoTeraz @naoko_nl

@TrinityNYC 今日たまたまfbで私の🇺🇸同級生で中華系と日系、共に三世同士が自分達の今の幸福は移民一世二世代の苦労があってのこと。それを感謝し、継ぐ世代に伝える大切さを語り合っているのを読んだばかり。

Reiko Ku-ga-r 🍒(Debsen)🍉 @ReikoKuga

@TrinityNYC アメリカの中華レストランの歴史～現状を書いた、Jennifer 8. Lee のFortune Cookie Chroniclesは面白かった。NYC生まれの著者のNew York-centricなのは残念だけど。移民の送り先の変遷の話とか、中華レストランの経営権がコモディティのように売買されてる話とか。要約はここ youtube.com/watch?v=WGZ6Iw…

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@ReikoKuga この著者は、この記事にも出てきますね。

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@hitomaz_elcaset @hiranok 職業の貴賎とかじゃなくて、生活のクオリティ、収入の問題として捉えたらいかが？記事に書かれてる親は若い頃に米国に渡り、1日12時間土日もなしで、薄利多売の小さな中華料理店を街角で営みながら苦しい生活の中で子供を育てた。自分の息子には週80時間も働くことない人生を送ってほしいということ。

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@hitomaz_elcaset @hiranok あなただって、もし親なら、自分の子供には、自分より良い人生を送って欲しいと頑張るのでは？スキルも身よりも無しに身一つで異国に渡って来て、初日から楽な生活できる人なんて、そうそういない。みんなゼロから始める。その苦労の結晶が中華料理店の減少に繋がっている、と、そういう話ですよ？

Machiko Yamakawa 山川真智子 @mshacho

@TrinityNYC @finalvent でも白人が経営すると、問題も起こるみたいです。多民族国家ならではの注意点。newsphere.jp/business/20191…

TrinityNYC @TrinityNYC

@mshacho @finalvent これは、単に、この経営者がculturally insensitive だったということで、差別されたというより、差別したからバックラッシュがあった、という話でしょう？　それに安くて美味しいテイクアウト店が星の数ほどあるニューヨークで、量が少なく値段も高いチャイニーズの特殊需要はさほどなかった。