松本輝夫『谷川雁』読書メモ集

松本輝夫『谷川雁――永久工作者の言霊』(平凡社新書、2014)の読書メモをまとめました。
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荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo

「この「種子蒔く人」が後年の雁が構想した「工作者」の原型となっていることもあえて指摘しておきたい」(松本輝夫『谷川雁』)。その心は?

2019-12-26 16:02:08
荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo

「詩人鮎川信夫は、雁は「日本浪蔓派の戦後版」であり、とりわけ「戦後の保田與重郎じゃないか」と論じている」(松本輝夫『谷川雁』)。これ赤井さんも言及してたよな確か。

2019-12-26 18:27:25
荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo

「新しき村からサークル村へ」というタイトルの文章を誰か書いてください。

2019-12-26 19:07:45
荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo

ラボ英語教室やラボクラスではなく、ラボ・パーティ。これには愉快な集まり、一行、仲間という意味があることはいうまでもないが、雁の底意に「パルタイ」、つまりは党が意識されていたことはまちがいない。by松本輝夫『谷川雁』

2019-12-27 06:44:28
荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo

「雁の詩文特有のメタファー多用の根底には日常性を拒否して生きる雁の方法的問題性もうかがえると指摘するのだが、これはいささか的外れなのではなかろうか」(松本輝夫『谷川雁』)。でもここは戦後版日本浪曼派と関係するんじゃないの?

2019-12-27 09:14:15
荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo

松本輝夫『谷川雁』読了。空白期と呼ばれている雁のテック時代に詳しい紹介がなされている。珍しいのではないか(知らんが)。著者自身が雁と知己で、谷川雁研究会を開き、森崎和江とも会ったことがあるそうだ。

2019-12-27 09:37:39
荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo

谷川雁は読んで欲しい人の顔が思い浮かばなければ書けないということで、サークル誌には執筆力を費やしても商業誌には消極的だったそうだが、これは私とはまるで違うなと思った。なにを書くにしても読んで欲しい人というのが思い浮かばない。面白いから書いているという感じがする。

2019-12-27 09:40:48
荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo

みんな読めばいいけど、その「みんな」がどういう顔してんのかなんて知らん的な。

2019-12-27 09:42:31
荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo

というか、私は私が書いたものを私が読みたいんだな。

2019-12-27 09:42:46
荒木優太(新しい本が出たよ) @arishima_takeo

想定読者が特定可能ならば、それもう手紙でいいだろ、とか思うんだよな。良くも悪くも商業出版は匿名性にある。

2019-12-27 09:46:17