金属製のヒトガタが無数に括りつけられている独特で不思議な群馬のお寺 “藤滝不動尊” のお話

「藤滝不動尊」群馬県にある不動明王を祀った山間の小さなお寺で、修験の行場であり滝などもあるが、この場所を一種有名にしているのは、奥の院に向かう階段の手摺に無数の金属製の人形(ヒトガタ)、手や足の形などが括りつけられている光景であり、独自の信仰がこのお寺にあることがわかる。 pic.twitter.com/fFw2fxeBgc

2019-12-28 22:01:43

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幣束 @goshuinchou

正直に見た感想を言えば異様、不気味という事になるが、私のような失礼な好事家、余所者の勝手な感想であって、このヒトガタ達はお不動様への願掛け、健康祈願、悪い体の箇所が治るように、また所願成就のお礼参り等の意味があるのだろう。奉納者の名前が書いてあったりするし、真剣で独特な祈りの形。 pic.twitter.com/fvMbRLJFCb

2019-12-28 22:15:54

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幣束 @goshuinchou

それは全国の神社で行われる大祓に於いて使用される紙の人形、ケガレや災厄をそれに移し祓うヒトガタとも通ずる、または同じような意味合いもあるだろう。この寺の金属製のヒトガタは全身、下半身、手、足、等あり、また鉄製の傘や野球のホームベース？のような物もあってなかなかに不思議な空間である pic.twitter.com/xvAC1xIQss

2019-12-28 22:25:26

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幣束 @goshuinchou

さて、奉納されたヒトガタの階段を上がって奥の院(便宜的にそう呼ぶ)へ行くと不動明王を祀った2つの祠と良い雰囲気の滝がある。ここが滝行場なのだが、これも独特な風習なのは、ヒトガタと同じく奉納された金属製の剣があちらこちらに立っている。これは悪と煩悩を断ち切る不動明王の宝剣であろう。 pic.twitter.com/HRa6YiLkcA

2019-12-28 22:37:20

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幣束 @goshuinchou

この寺の事はパッとネットで検索しても概ね好事家の参拝感想しか出てこず(人のこと言えない)、由緒やヒトガタ、宝剣の風習の詳しい由来等はわからないので地元の図書館に行ってみたがほとんど情報が無く、ただこの辺に比較的古い時代から不動尊が祀られていた事だけがわかった。 pic.twitter.com/maWTvlHNAl

2019-12-28 22:51:04

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幣束 @goshuinchou

この寺の事を詳しく知るには本腰入れて地元の方に聞いたり管理者に当たらねばならんようである。私見だが、不動明王への金属製の宝剣奉納の風習からヒトガタの風習が派生したのでは？と思う。本堂は簡素な作りだが、玄関の破風の飾り瓦には不動明王の宝剣があしらわれていてその趣向に面白みを感じる pic.twitter.com/U8BfzPVfkw

2019-12-28 23:03:25

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幣束 @goshuinchou

寺の由緒、ヒトガタと宝剣の奉納はいつ頃から始まったのか、そもそもこの金属のヒトガタ誰が作ってんの？業者？とか色々疑問有って興味尽きない。群馬に風変わりな風習を持つお不動様の聖域有り。多少ギョッとするが、次に訪れる時には、更にヒトガタさんが増えてるといいなあ、と思ったのです。終。 pic.twitter.com/9bFdZvQdUL

2019-12-28 23:20:34