2020年1月2日

ターミネーターがクラリス姫を連れて行かなかった本当の理由

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uroak_miku @Uroak_Miku

『ターミネーター2』のあのクライマックスと別れのシーケンス、すごくカリ城臭いなーと初見のときから感じていた。額縁のなかでの大冒険→額縁からの離脱 これが基本形で、額縁をまたぐ際には別れの儀式をしなくてはいけない。『ローマの休日』のあの記者会見のやり取りもそうです。うふふのふ。 pic.twitter.com/D9t7zdoyXM

2020-01-02 11:37:23
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額縁というのはですね、ルリタニアン・ロマンスの基本。ヨーロッパのどこかにある小さな国。そこへ行けば恋と冒険の日々を味わえる。現代なんだけどちょっと懐かしい土地。しかしそこに定住は許されない。立ち去らねばならない。 pic.twitter.com/Rx8IK244dC

2020-01-02 11:41:11
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この『ゼンダ城の虜』はこの手の話の元祖。19世紀末に大評判になった通俗小説。今読んでも面白い。 誘拐された国王陛下の影武者となった英国快男児、次期王妃と目される女性と恋仲になるも大冒険の末に国王は奪還され影武者の任を解かれ、彼女との最後のやり取りの後、何事もなかったかのように帰国

2020-01-02 11:46:34
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この小説はハリウッドで何度も映画化されていますが、ルリタニア王国を映像化するのが困難ということもあって、これといったものがない。(いかにも合成だし) pic.twitter.com/54Aewq2vwg

2020-01-02 11:49:17
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豪華セットも要るし、お金がかかる。 pic.twitter.com/I444ujer2S

2020-01-02 11:50:19
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そこでこんなひねり技が編み出された。

2020-01-02 11:51:24
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王国をスクリーンのなかに建造するのではなく、王国の人間を、実在の街に立たせるのです。 pic.twitter.com/8VxRp70Bmw

2020-01-02 11:53:04
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ルリタニア王国(この姫様の国の名前は映画では明かされないのですが便宜的にこれにしておきますね)という大枠を映画で再現するのは大変なので、このおとぎ話じたいを大枠つまり額縁にした

2020-01-02 11:57:01
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名シーンですね。この映画はどこも名シーンなのだけど。別れの儀式です。 pic.twitter.com/gfaIbUeeiT

2020-01-02 11:58:13
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記者会見が終わり、去っていくグレゴリーお兄さん。ルリタニアの在ローマ大使館です。(でかい大使館だなー) pic.twitter.com/t30ShI2JnZ

2020-01-02 12:00:49
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まさに額縁です。おとぎ話の世界から、元の世界へ、額縁を越えて帰っていく寂しさpic.twitter.com/SGm3USd1hF

2020-01-02 12:02:14
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あのシーンです。 額縁の外へ戻っていくpic.twitter.com/fWOn0yZHjp

2020-01-02 12:04:27
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これって姫様目線での『ローマの休日』ラストって気がします。 pic.twitter.com/J5voWYYdrI

2020-01-02 12:06:39
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去っていく彼の後ろ姿は、姫様にすれば―― pic.twitter.com/mnqIRg1bHf

2020-01-02 12:07:32
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これだったんでないかなーという気がします。 pic.twitter.com/E2MYnyoLQy

2020-01-02 12:08:15
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この映画の面白さは、わけのわからない男がいきなり現れて、日常がいきなり額縁世界に変わるところにあります。 pic.twitter.com/XV5toIPMbW

2020-01-02 12:10:54
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しかし額縁の外へ彼は去っていくpic.twitter.com/zv956trrXn

2020-01-02 12:12:44
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画面がディゾルブ。どこか道路を走っている絵に切り替わっていく。 額縁は溶け落ち、日常が戻ってくる―― pic.twitter.com/WGF4m2DhpU

2020-01-02 12:18:09
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戻ってきた日常。 額縁の向こうにシュワちゃんが去り額縁が消えて、もとの日常が戻ってくる…そういうラストです。 pic.twitter.com/rMP9d3eU70

2020-01-02 12:19:40
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「額縁」と「別れの儀式」をキーワードに、古今東西の名作ストーリーをきれいに整理できるのではないか…そんなことを考えています。

2020-01-02 12:21:02
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