カルロス・ゴーン氏のレバノン逃避行をめぐるオッカム先生と池内恵先生の「しょっぱい」やりとり
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カルロス・ゴーン氏の人生は、彼のこれまでの人生と比べると極めて困難でしょっぱいものになるのだろう。社会的勢力のある人なら殺人をやったわけでもなし、粛々と司法に従った方が最悪の事態は防げる。にもかかわらず逃げたということは、心の底から不公正で酷い司法だったと思ったということだろう。
2020-01-01 08:50:00逃げても損しかない人が逃げたということが今回の事例を考える上で最も重要なことだと思う。どこが一番反省しなければいけないかと言えば、保釈した裁判所でもなく、見失った弁護士でもなく、検察だろう。さぞ酷い扱いをしてきたのだろう。今回のことで保釈が出ずらくなるというのは酷い脅迫的言辞。
2020-01-01 08:58:19西洋の書物を読んできた学者には想像できないでしょうがレバノンってアラブ世界とフランスの富豪・権力者が資産買って集まるきらびやかな国ですよ。「しょっぱい」なんてイメージはない。 twitter.com/oxomckoe/statu…
2020-01-01 22:22:17海と山があって緑があって飯がうまくて女性が美しい、楽園ですよ金持ちにとっては…ゴーンはそこの市民権持ってて有力者のコネがあって大統領も夢ではない。西洋に行っていろいろな階層とエスニシティと触れ合えばレバノンの位置付けは分かります。内戦があったって金持ちは死なない。民兵が死ぬだけ。
2020-01-01 22:22:20フランスに拠点のあるレバノン人が日産のトップであっても日本での「しょっぱい」暮らしに満足するはずもなく、日本に寄り付かずレバノンの親族・派閥にせっせと利益を流したのは理解できます。逃げても損しかないというオッカム先生の認識は、本だけ読んで西洋社会と文化を理解することの限界を露呈。 twitter.com/oxomckoe/statu…
2020-01-01 22:28:13西洋の人たちは外見て暮らしているんで、日本の西洋思想の研究も彼らの眼差しの先に何があるかを見ないといけないのだが、これが致命的に欠けていることは以前から強く感じるところです。西洋人を見るだけでなく、西洋人が何を見ているのかを見てください。いろいろ疑問が氷解しますよ。 twitter.com/oxomckoe/statu…
2020-01-01 22:36:48学生時代、テキストを読んでいて、万が一にも「これが○○の限界ですね」などと言おうものなら、鉄板で怒られた記憶がある。これはどの先生もそうだった。第一にそれが学びと成長を拒否する態度であること、第二に傲慢(バカ)だからであったかと思う。そういうわけで禁句だった。これは正しかった。
2020-01-02 02:00:34若い頃にこういう訓練を受けていたおかげで異なった時代の異なった文脈と知的背景によって書かれたものを謙虚に読むことができたおかげで著者から著者以上に学ぶことができた。しかしそういう訓練を若い時に受けていなければ僕は修正を求めない。40すぎるともう治らないので、僕はただ意見を傾聴する。
2020-01-02 02:08:41だいたい一つの専門分野をながく習熟している人間の書いたものを異なる専門分野の人間が読んで「限界」などをわかる筈がないのだ。しかし40歳超えて平気でこう言える人間に何を言えば良いのだろう。僕はその点、バカなふりをしてその人の卓越した知識を学ぶ。これが賢明というものかと思う。
2020-01-02 02:19:07とにかく人生のすべての時間を自分の学びにして知性を太くしなければならなかった。子供の頃の学習環境も悪かったし、コネもなかったから。でもこの歳になって思うのは、慌てることはなかったということ。人間の成長は必ずどこかで止まるので思ったほど差は大きくならない。
2020-01-02 02:24:10僕はリベラルが嫌いだけど、傾聴に値する議論は学ぶ。たとえ彼らの挙措に鼻持ちならないところがあっても、それを理由でアイツはダメだと考えたことは一度もない。
2020-01-02 07:22:11すべて同意。「○○の限界」とはその限界の先を知ってる者だけが言えるはずなので、そうそう言えないセリフだし、学びを継続している優れた研究者は言わない。 twitter.com/oxomckoe/statu…
2020-01-02 02:40:58優れた研究者は「すべて同意」したり他人を「優れた研究者」ではないなどと即座に断定しないと思うな。私がしてきたのは非常に長期間考えてきた日本の西洋受容の限界だよ。 twitter.com/cas84920/statu…
2020-01-02 10:05:00だからその人生観がグローバルエリートやレバノンの人たちととオッカム先生はじめとした日本の多数の人とで食い違っているんでしょ。 twitter.com/jansaka1981/st…
2020-01-02 09:51:43しかもそういう道徳的人生観を、西洋思想の中で稀にしかいない道徳的に高潔な人から一生懸命学んで日本に移植している間に、元ネタの国の主流派は、自分たちが作って世界に広めたルールを合法的に破る方法を駆使して儲けている。古来より思想家はこういう人間の矛盾と逆説を相手にしてきたはずだが。
2020-01-02 09:51:47いやレバノンでの生活を、フランスで活躍するレバノン系の大富豪にとって「しょっぱい」のではないかと推定する時点ズレまくっているので、西洋の社会と文化の見方に限界があるということは分かってもらわないといけない。それが日本近代の西洋受容のあり方からは主流だということが問題。 twitter.com/oxomckoe/statu…
2020-01-02 10:11:04「著者から著者以上に学ぶ」ことはできる場合もあるかもしれませんがそれらの著者から学び得ない広大な領域があると想像はしないのでしょうか。西洋の特定の倫理的なテキストを教典のように読んで規範の根拠として移入する日本近代の学問に殉ずる大学人のヒロイズムは自閉と傲慢さにも繋がります。 twitter.com/oxomckoe/statu…
2020-01-02 10:17:30「自分はこれが〇〇の限界だなどと言わない、学びと成長を続ける人間だ」と確信してしまうことも、視野を広げることを拒否する傲慢さにつながる危ういものと思います。 twitter.com/oxomckoe/statu…
2020-01-02 10:34:22オッカム先生のいう「リベラル」がアメリカ自由主義思想の特定の時代のテキストの深い独自の裏読みに基づいた、アイロニーを混じえて結果としてオッカム先生がその場の気分次第でどうとも定義できるものである可能性が否定できないので、面白いモノローグとして以上には受け取れない。 twitter.com/oxomckoe/statu…
2020-01-02 12:19:26この辺りのコメントが池内先生の「日本の西洋史受容」のイメージかと思うのですが、そもそもグローバルエリート、レバノンの人々、西洋人という大きな主語をステレオタイプ化しないために、特定の時代や大きな歴史的背景の中での個人を検討してきたという肝心なことが理解できてないのですよ。 twitter.com/chutoislam/sta…
2020-01-02 13:11:57池内先生のお話をうかがっていて前から思っていたのは、西洋思想の研究者が西洋思想を純粋に崇拝し、それをそのまま日本へ継受しよう、それで万物を観ようとしているという偏見を持っているからなのだと思うのですよ。でもそんな研究者はもういないのですよ。
2020-01-02 13:54:03私は池内先生のご研究に学ぶことも多く、思想史という観点からも注目して拝読してきましたが、何かすでにアナクロニズムな偏見に過ぎないものと戦われているようで不可解でした。ひょっとしたらご自身の「立ち位置のドグマ」に気づいていないのではないかと思うのです。
2020-01-02 14:06:40池内先生は私を「特定の時代の特定の人物の本を読むことで限界を露呈した」人物と規定されておられますが、私には池内先生は「無自覚にグローバリズムに酔いしれてその地域研究の狭隘な視座を露呈している」人物に見えるのです。どうでしょう。こういう偏見は不毛じゃないですかね。今の学問じゃない。
2020-01-02 14:24:15