うちのCCCコラボイベント最終章(Replay Attackers)【随時加筆中。】
- Yuu_Mausoleum
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あまりにも心が昂ったので、久々に台本形式ではなくCCCクライマックスについてちょっとした掌編など。 もちろん神茸様になど及ぶべくもないが、その点はご愛敬。 #CCCRA
2019-03-06 18:24:52「刺し穿つ死棘の槍!!(ゲイボルク!)」 「翻りて放つは――爆裂剣!!」 退けた。名もなき魔神柱の群れをなぎ倒し、触手プレイに勤しみ、いや勤しまずに切り落とし。 兄貴リリスの槍と、メルトリリスの舞を背に受けて。 KPを駆使し、あまたの英霊の補助を受け、遂にその剣は獣の霊核を捉える。#CCCRA
2019-03-06 18:27:12「ぁ、あ――この私にここまでの傷を――なん、て――乱暴な――」 「勝った!CCCコラボ、完!!」 「おいまてやめろよ嬢ちゃん!こっちが負けるみてぇじゃねぇか!」 「ええ、完全に勝負ありよ。ありのはずなんだけど、その表現はやめて、ユウ!」 それは、まぎれもなくフラグであった。#CCCRA
2019-03-06 18:27:12「――ええ。認めましょう。此度の戯は、貴方たちの健気な努力が実を結んだと。ですが、最終的な勝ち負けはこれから。人である私が、蟻などに負ける道理がありませんもの」 「だぁぁ!?言わんこっちゃねぇ!何かやろうとしてるぞこの尼!」 #CCCRA
2019-03-06 18:27:12「なるほど。勝負ありだけに、蟻。そういうのもあるのか」 「どう考えても違うわよこのお馬鹿!」 ユウ=モーソリアム。つくづくシリアスができないマスターであった。 #CCCRA
2019-03-06 18:27:13「離れなさい、ユウ!メルトリリス!音が近い!ビーストの周囲が抜けます!!」 トリスタンの警告と同時。 「うお!足が床につかねえぞ!?オレたちの体、浮いてねぇか!?」 「SE.RA.PHの重力圏が弱まっているんです!みんな、わたしの腕に掴まって…!」 #CCCRA
2019-03-06 18:32:51「体が、上に……!?これは、サイコーにハイってやつなのかな!?」 「どう考えても違ぇ!!」 #CCCRA
2019-03-06 18:32:52マリアナ海溝。水深は既に人跡未踏に達し。電子化した周囲からは無数の魔神柱が湧き出る。 それは、極点の流星雨の再宴。 獣は人跡未踏の神殿に至り、無数の魔神柱と共に人理を蹂躙する。 #CCCRA
2019-03-06 18:32:52「SE.RA.PHの潜行、更に加速していきます!加えて、いたるところに魔神柱の反応あり!です!」 「増殖しているというのですか。あのSE.RA.PHの中で名前のない魔神柱が…!」 「ふふ―うふふ―私を追い詰めた事は称賛いたしましょう。おめでとうございますユウ様」 #CCCRA
2019-03-06 18:32:52「貴方こそ正しく聖杯戦争の勝者。ですので、どうぞお帰りを。貴方たちは晴れてわたくし(SE.RA.PH)から解放されました。あとは…そこでゆっくりと、ご鑑賞くださいませ。私という女が、全てを手に入れる一部始終を、じっくりと。 ふふ。うふふ。あはははははははははははは!」
2019-03-06 18:41:23「あー。この期に及んであたしに命令しちゃうか-。そっかー。 あたしの神格としての性向はご存知のはずだけど、なー ま、蟻の好みなんか知らないっていうなら。 ちょっと噛みついてやりますか」
2019-03-06 18:41:23――視座を変えよう。 たとえ礼装の加護があるとしても。只人が人跡未踏の深海で無事でいるのは何故か。 たとえ礼装の加護があるとしても。只人が魔神柱に囲まれてなお不動であるのは何故か。 此処が特異点であり、かつ、極点の流星雨の再演であるならば 抑止の頸と、世界の枷から解き放たれたのならば
2019-03-06 18:41:24「――それならば。 カミサマに成り下がったあたしにも。切れる手札はあと二枚、あるんだよね。 喜べキアラちゃん。切り札は、いつもあたしの手の中に来るようだぜ」
2019-03-06 18:41:24白鳥の少女は謳う。 「――やっぱり。貴女ならそうすると分かっていたわ。いざとなればSE.RA.PHから私たちを追放すると。でもこれで、今のSE.RA.PHは無防備の裸身になった」 「無修正のヘアヌードということかなメルトちゃん」 「あんたはちょっと黙ってて」 「アッハイ」
2019-03-06 18:44:13「…メルト?」 「そういう意味で言ったんじゃないから!何なのよその目は!何でユウの妄言に感化されてるのよ!刺すわよ!」 ともかく。
2019-03-06 18:44:13「重力圏を解いたという事は、磁場のない地球と同じようなもの。浅慮は貴女の方よ殺生院。自分を守る最大の衣装を解いたのだから」 「キャストオフ!」(クワッ) 「英雄王でやれ!!」 ともかく。
2019-03-06 18:44:13「さて、ユウ。お願いがあるのだけど、いい?」 「お風呂にする?ご飯にする?それとも」 「黙りなさい」 「悪かったよ…で、何かな。令呪をご希望?」 「Exactry。残った令呪、ぜんぶ私とリップに使って。命令は不要よ。魔力リソースだけ頂戴」
2019-03-06 18:44:14弓の騎士は戦慄する。 「…!それは見過ごせません。理由を言いなさいメルトリリス。令呪の魔力を何に使うというのですか、貴女は」 「私たちの勝手でしょう。どうなの、ユウ?時間はないわよ」 「――だが断る!!」 「……はぁぁ!?!?」 初めて。白鳥の少女のすまし顔にひびが入った瞬間であった。
2019-03-06 18:44:14唖然とする白鳥の少女に、ユウは令呪を突き付けて笑う。 「このユウ=モーソリアムが最も好きな事のひとつは!!自分の見せ場の引き立てを頼んできたやつに、「NO」と断ってやる事なのさ!!」 「あ、あんたこの期に及んで何を馬鹿なことを言って」
2019-03-06 18:46:11「だからさ」 掲げた令呪が一画輝く。 「我がサーヴァントよ。ユウ=モーソリアムが令呪を以て命ずる。必ず、殺生院を倒せ」
2019-03-06 18:49:55掲げた令呪、最後の一画が一際強く輝く。 「更に重ねて、令呪で銘ずる。メルトちゃん。失敗なんて許さない。あたしの許可なく勝手に死ぬなんて――そんなの絶対許さない!」 「…ええ。ええ!分かったわユウ!最高のフェッテを、魅せてあげる!」
2019-03-06 18:49:55充溢する魔力。 令呪により方向性を得て流し込まれた神気は、メルトリリスのあらゆるステータスを数段底上げする。 そう、今のメルトリリスは満身創痍ではあるが、しかし。 それ故に、どの時点のメルトリリスをも上回る、最強のアルターエゴとなったのである!!
2019-03-06 18:49:55「BB、聞こえているわね!?私とリップ以外の回収、急いで!」 「だが断る!」 「はぁ!!??」 ――本日二度目。白鳥のひび割れであった。
2019-03-06 18:57:43海中で並び立つは、曙光の奪還者と、光の御子(女装)。 「さあ兄貴!メルトちゃんだけにいい格好させたら英雄の名折れだ!あたし達のパラディオンを魅せてやろう!」 「えっ」 マスターの無茶ぶりに、光の御子は苦笑交じりに応じる。 「そう来ると思ってたぜ。初速は確保できんだろうな?」
2019-03-06 18:57:43