【2019.12 #調べながら考える ブックフェア #2019_bookfair】この本を わたくしが語ろう 4

『在野研究ビギナーズ』刊行記念ブックフェア「調べ・考え・書き・伝え・集まるための書棚散策」にリストされた書籍を 様々な人たちが推薦するスレッドの三つ目。 ※ブックフェアの紹介ページはこちら: http://bit.ly/201912fair ※一つ目:https://togetter.com/li/1442593 ※二つ目:https://togetter.com/li/1447678 ※三つ目:https://togetter.com/li/1448895 続きを読む
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まとめ 【2019.12 #調べながら考える ブックフェア #2019_bookfair】この本を わたくしが語ろう 1 『在野研究ビギナーズ』刊行記念ブックフェア 「調べ・考え・書き・伝え・集まるための書棚散策」にリストされた書籍を 様々な人たちが推薦します。 ※ブックフェアの紹介ページはこちら: http://bit.ly/201912fair ※二つ目:https://togetter.com/li/1447678 ※三つ目:https://togetter.com/li/1448895 ※過去のフェア: 【2018.08 信頼祭り #2018_bookfair】 https://togetter.com/li/1260266 【2017.08 夏の現象学祭り #wm_cp】https://togetter.com/li/1138856 【2015.09 秋の #分析美学 祭り】https://togetter.com.. 5363 pv 86 2 users 66
ジュンク堂書店池袋本店 人文書 @junkuike_jinbun

【フェア】『在野研究ビギナーズフェア』開催しています!去年8月末に刊行され、紀伊國屋書店じんぶんや大賞3位にもなった話題の本『在野研究ビギナーズ』(明石書店刊)をキーブックに、その本の編著者方が選んだ本が並んでいます。見応えたっぷりの迫力あるフェア。ぜひご覧くださいませ! pic.twitter.com/FUyC9qabPx

2020-01-11 10:26:31
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ジュンク堂書店池袋本店 人文書 @junkuike_jinbun

フェアの概要が書かれた冊子も無料配布中。中はフェアで並んでいる本がテーマごとに書かれ、充実のコメントもあります。フェアを深掘りするのに必須アイテム。ぜひご覧くださいませ。 pic.twitter.com/Z4hc7Wxwld

2020-01-11 10:27:41
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11 仕事場を振り返る(酒井泰斗・秋谷直矩 選)

明石書店 @akashishoten

『在野研究ビギナーズ』の( #調べながら考える )フェアに関連して、秋谷直矩さん(@n_akiya)からもコメントをいただきました。『ワークプレイス・スタディーズ:はたらくことのエスノメソドロジー』(ハーベスト社、水川喜文、秋谷直矩、五十嵐素子、編)について、以下に公開します。 #2019_bookfair twitter.com/akashishoten/s…

2020-01-10 16:26:48
明石書店 @akashishoten

『在野研究ビギナーズ』の( #調べながら考える )フェアに関連して、執筆者の一人、伊藤未明さんの勧める2つめの本は、木下是雄『理科系の作文技術』(中公新書)です。 #2019_bookfair 『できる研究者の論文生産術』とともに、本書もどうぞ。以下に伊藤さんの推薦文を公開します。

2019-12-31 13:52:18
明石書店 @akashishoten

ハーベスト社より刊行された『ワークプレイス・スタディーズ:はたらくことのエスノメソドロジー』。内容は書名のとおりなのですが、じつはこの書籍は単なる論文集ではありません。今回の在野本ブックフェアにこれがなんで置かれているの?と思う人もいるかと思いますが、じつは関係があるのです。

2020-01-10 16:26:49
明石書店 @akashishoten

ページを開くと、イントロに「デザイン思考」や「ユーザエクスペリエンス」の重要性の認識の高まりと、ビジネスにおける「エスノグラフィ」という言葉のバズりがちょっと前に日本でもあった、その流れでEMにも注目が集まりつつある、と書いてあります(最後は希望的観測も混みなのですが)。

2020-01-10 16:26:49
明石書店 @akashishoten

で、海の向こうに目を転じると、デザインファームや情報系などの企業所属のフィールドワーカーによってEMが学ばれ、実践されてきた歴史が3,40年ほどあるので、その点で日本の場合はかなり遅れた輸入になった、ということも書きました。

2020-01-10 16:26:49
明石書店 @akashishoten

2010年に産業エスノグラフィーの国際会議EPICが東京で開催された時に参加しましたが、もしかすると日本の企業もこれから人類学や社会学の知識や調査スキルを持った人たちの雇用が進むかもしれない、また、人類学や社会学界隈でも、そうした進路を視野に入れたキャリア教育も始まるかもと期待しました。

2020-01-10 16:27:15
明石書店 @akashishoten

そこまで行かずとも、学知を媒介としたビジネスと人類学・社会学とのコミュニケーションは増えるかもしれないな、と。観測範囲の限りでは、そういった動きは現在もあまり目立たないようですが。

2020-01-10 16:28:12
明石書店 @akashishoten

今ではデザインファームも随分とフィールドワークに時間をかけるようになり、また、自社のサービスとして「エスノグラフィー調査」を掲げるところもそれなりに増えてきていますが、従来通り、美大や心理学系の大学(院)からの進路がまだ中心のようです。

2020-01-10 16:28:12
明石書店 @akashishoten

だからなのか、どうやって「やり方」を学んだらよいのだろうか、なにを読めばいいのだろうか、これまでどんな取り組みが先行してあったのか、そもそも誰に聞けばいいんだ、という声もこれまで少なからず聞いてきました。『ワークプレイス・スタディーズ』を作った背景のひとつはこういうことでした。

2020-01-10 16:28:12
明石書店 @akashishoten

ビジネスと人類学・社会学の架け橋になる本にしたい。学知や手法がアカデミアで閉じているのはもったいない。みんなどんどんユーザーになってほしい。特にEMは(海の向こうで)かなり蓄積があるし、何より面白いからいいぞ、と。

2020-01-10 16:28:12
明石書店 @akashishoten

EM inビジネスの歴史や読むべき文献リスト、実例も惜しみなく載せるので、使いに使ってほしい。人類学や社会学の知や技術的をもったデザイナー、最強じゃないか。あるいは、人類学や社会学を学んだ人がどんどんデザイナーになるべきだ。そういう思いがあったのです。

2020-01-10 16:28:13
明石書店 @akashishoten

私は参加しなかったし、知り合いもいないのですが、最近Twitter経由でこんなイベントが開催されたことを知りました。社会科学は私たちの暮らしを知り、そしてそれをよりよいものにするために本当に「使える」。私も同じ思いです。buildersbox.corp-sansan.com/entry/2019/01/…

2020-01-10 16:28:51
明石書店 @akashishoten

アカデミズムの流儀に則った「研究」は研究者の組織的慣習ですが、そのあり方にはさまざまなオルタナティブがあるはずだし、実際あります。学知のユーザーになること、あるいはそうあり続けること、アカデミアの慣習とは違うやり方で学知を積み重ねていくこと。どれもそのひとつです。

2020-01-10 16:28:51
明石書店 @akashishoten

最後になりますが、シカゴ学派や日本の都市社会学の重要なモノグラフを出版し続けたハーベスト社さんからこのいかにも応用的な『ワークプレイス・スタディーズ』を出してもらえたのは、個人的に本当に光栄なことでした。今回のフェアに並んだ関連本と併せてぜひお手にとっていただければ幸いです。

2020-01-10 16:28:52

12 シチズンサイエンス(市民科学)(中村征樹選)

T. KUMAZAWA @K_Tatz

『在野研究ビギナーズ』はありがたいことに三刷が出るとのことで、研究機関を離れて研究することに関心がある方が想像以上に多かったように感じています。 この本は多数の事例集ですが、特に自然科学系の話は少ないので、もっと違うタイプの在野の姿にも光が当たってほしいところです。

2020-01-02 19:22:17
T. KUMAZAWA @K_Tatz

それでこの #調べながら考える ブックフェアの選書の中に、前から読みたかった『バイオパンク』があったので、この機会に買って今読んでいる。期待通りとても面白い。 遺伝子工学を自宅で扱う人たちの話で、まさに『在野研究ビギナーズ』で取り上げられなかった視点の話が多い。 #2019_bookfair pic.twitter.com/omgkqavvKY

2020-01-02 19:35:35
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T. KUMAZAWA @K_Tatz

バイオハッキングとは、研究組織の外で(ここが大事)、細胞から遺伝子情報を読み取ったり遺伝子を組み換えたりして、知りたいことを明らかにしたり、さまざまな問題解決につなげようとする試みだ。主に海外でムーブメントになっている。日本ではまだまだこれからだ。

2020-01-02 19:35:35
T. KUMAZAWA @K_Tatz

ある人は自分が遺伝子疾患でないかを安価に調べるために、ある人は市販の粉ミルクに毒物が含まれていないかを自宅で調べるために、産官学の世界だけで使われていた遺伝子技術を家のキッチンやガレージでできるように「ハック」する。

2020-01-02 19:35:36
T. KUMAZAWA @K_Tatz

バイオテロとか危険なイメージを持たれかねないが、生物工学の可能性を広げ、誰もがその成果を活用できる社会を作るのが彼ら彼女らの目的だ。 ここで挙げられているのは、研究者というよりプログラマーに近いが、「職業研究者がやらないことを在野でやるから意味がある」ということで意識が全然違う。

2020-01-02 19:35:36