茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2429回「低辺ユーチューバーのひとりごと」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２４２９回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

こんにちは、底辺ユーチューバーの茂木健一郎です（笑）。しばらく前に講談社に行った時、アイドル関係？のオフィシャルユーチューブチャンネルに、ユーチューブから銀色の再生ボタンが送られてきていて、それが登録者数が１０万を超えるともらえるみたいで、いいなあと思ったけれども、縁なさそうです

茂木健一郎 @kenichiromogi

たくさんの人にユーチューブ見てもらえたらうれしいけれども、自分が見たくないものは出したくないので、客が少ない頑固なラーメン屋みたいにやっていますが、それでも見てくれる人がいて、時々、「編集やった方がいい」「サムネールつけた方がいい」などとアドバイスをもらったりします。

茂木健一郎 @kenichiromogi

ぼくは思うのですが、日本のユーチューブの、ごてごてテロップ入れたりとか、効果音入れたりとか、あるいはベタベタ文字をはったサムネールつけたりとか、あのような文化が個人的に苦手で、そのようなチャンネルを敢えて見ることもなく、そういうので人が見るというのが不思議なのです。

茂木健一郎 @kenichiromogi

もともと、日本の地上波テレビの画面は汚すぎると思います。最近はNHKでさえ、やたらとテロップをつけがたる。あれは、テレビがもはやちゃんと見るものじゃなくてなんとなくついているから見てすぐに内容がわかるためと解説されたことがありますが、とにかく汚くて苦手なのです。

茂木健一郎 @kenichiromogi

テロップたくさんの汚いテレビの画面が苦手で、日本のユーチューブの編集文化はその劣化版のような気がして、ぼく自身はそういうチャンネルは見ないのですが、再生回数とかチャンネル登録数とか見ていると、確かにそういうチャンネルは大く、悪貨が良貨を駆逐する市場原理なのかもしれません。

茂木健一郎 @kenichiromogi

思うのですが、やたらとテロップをつけたりして汚い編集をしていると、アーカイブとしての意味が減るように思いいます。なんにも編集しないで（もちろんつないだりするのはいいけど）、動画をそのまま載せたほうが、何年か経ったとき、ああこの時はこうだったなあとしみじみ懐かしさがピュアになる。

茂木健一郎 @kenichiromogi

ぼくがよく見る海外のユーチューブは、トークでも講演でもドキュメンタリーでも、汚いテロップとか一切なしで、素のままの動画です。それなりの再生もあります。ぼくはやっぱりあっちの方が好きで、低辺ユーチューバーとしてのぼくのチャンネルも、そんな感じで素のままでいたい。再生数少なくても。

茂木健一郎 @kenichiromogi

なぜ、日本のユーチューブ文化が、テロップとかやたらとつける汚い方向に行っているのか、ぼくには謎なのですが、地上波テレビと違ってみんなちがってみんないいの並列なので、ふだんは特に何もコメントしないのですが、今朝は低辺ユーチューバーのひとりごとをつぶやいてみました。

茂木健一郎 @kenichiromogi

一つ前の、地上波テレビと違って、というのは、公共の電波という有限の資源をつかっている地上波テレビは、もう少し番組の質を汚いテロップつかわない良いものにする責務を持っていると思いますが、ユーチューブは資源が事実上無限なので、何をやろうと自由、ということです。今朝のつぶやきは以上です

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート２４２９回「低辺ユーチューバーのひとりごと」として、９つのツイートをお届けしました。