「多様性」ねぇ・・・。「ビジネスのためではない多様性」って話が高尚すぎるし、現状では育つわけもない。

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イヌノオー@ @inunohibi

(対談 多様性って何だ?)誰も否定されないこと 福岡伸一さん×ブレイディみかこさん:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/DA3S1…

2020-01-13 22:53:09
イヌノオー@ @inunohibi

(耕論)多様性って何だ? 「理解」の先の落とし穴 永井陽右さん、小嶋美代子さん、岩波明さん:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/DA3S1…

2020-01-13 22:53:20
イヌノオー@ @inunohibi

「多様性」の気持ちよさに負けて 村田沙耶香さんの後悔:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASMDM…

2020-01-14 09:42:32
イヌノオー@ @inunohibi

最近朝日新聞のオピニオン面が、「多様性とは何か」みたいなテーマで、連続して識者の寄稿を載せている。 そこでおおよそ語られていることは、いわく「個性や多様性をあおられているが、ビジネス上のイノベーションや効率のためになっている」「ラベリングされ、ラッピングされた多様性」などなど。

2020-01-13 21:04:55
イヌノオー@ @inunohibi

確かに言いたいことは分かる。まぁまぁ興味深い。しかし、少しばかり話が高尚すぎませんかね?

2020-01-13 21:05:23
イヌノオー@ @inunohibi

企業が多様性をうたい、障碍者雇用などの枠で集めた人材に「イノベーション」を期待するというのは、今風の鼻につく流行かもしれない。しかし、雇われて仕事して給料をもらっている以上、使用者とかに求められている役割というのは、当然あるじゃない。

2020-01-13 21:06:10
イヌノオー@ @inunohibi

「外国人や障碍者に、イノベーションが求められている」というのは、「清掃員が床を拭くことを求められている」というのと、そんなに違わない、と私は思う。もちろん、もっとのびのびと、自発的に自由に働くこともできるだろう。

2020-01-13 21:07:00
イヌノオー@ @inunohibi

それは清掃員が、きっちり床を拭く真面目な清掃員にはならない自由があるように。

2020-01-13 21:07:19
イヌノオー@ @inunohibi

もともと朝日新聞が、読売や毎日と違ってインテリ向け新聞だったせいか、ときどき妙に文学的で小難しい違和感の表明や議論がある。 90年代にいち早く宮台真司氏を起用していたのも朝日新聞だった。本のタイトルにインパクトがあって、宮台氏の代表作になった「終わりなき日常を生きろ!」とか、

2020-01-13 21:07:57
イヌノオー@ @inunohibi

今考えてみると、しんかいこと山川賢一氏がつぶやくように、庶民派「日常が終わる」方がつらい。急病とかリストラとか。 庶民は病気とか事故が一番怖いから、テレビじゃ健康法、健康商品、保険のCMばっかりやっている。

2020-01-13 21:08:51
イヌノオー@ @inunohibi

作家の雨宮処凛氏は、若いころアイデンティティーに悩んで、左翼右翼両方の政治集会に行ったそうだ。 左翼の人たちの言ってることは意味が分からなかったが、右翼はなんかわかりやすかったので、右翼に染まったそうな。右翼活動家になったというのは極端なケースだろうが、

2020-01-13 21:09:49
イヌノオー@ @inunohibi

左翼が「分かりにくい」「難しい」というのはいかにもありそうなこと。 新聞ですら読者からは、「難しい」「分からない」という意見が、絶えず寄せられているらしい。

2020-01-13 21:10:16
イヌノオー@ @inunohibi

ここで私の母方の祖父の話になるが、祖父は高校中退のせいかインテリコンプレックスがあったようで、周囲の家がみんな地元の地方紙を取っている中、祖父の家だけが朝日新聞を取っていた。さっきもいったように、「朝日新聞=インテリ向けの新聞」と認識されていた時代があったんだよ。

2020-01-13 21:10:58
イヌノオー@ @inunohibi

そういえば、当時は中流家庭が書斎に文学全集をそろえるブームもあって、祖父の家も、訪問販売に勧められるままに文学全集を購入して棚に並べていた。もちろん、祖父母は一度も読んでいない。 そういう庶民がかっこつけで新聞を購読したり、読みもしない文学全集を買ってくれる時代は過ぎ去った。

2020-01-13 21:11:47

そのため、今活字文化は、「意味が分からない」「難しい」という人のレベルに合わせることが大きな課題になっている。

イヌノオー@ @inunohibi

そういえば、障碍者が頑張って何かをやるなり成し遂げるなり、24時間テレビでよくやってそうな企画とか、あれを欧米では「感動ポルノ」っていうようになったじゃない。 私もぶっちゃけああいうのは好きじゃないんだけど、そりゃあ人は感動しないよりも感動する方が好きなんだってば。

2020-01-13 21:55:03
イヌノオー@ @inunohibi

いたって平凡な健常者でも、感動を与えないよりは、感動を与える方が好かれる。それと同じ。「障害者を食い物にしている」とかは、難しく考えすぎ。

2020-01-13 21:58:56
イヌノオー@ @inunohibi

若いころは私もこざかしいインテリ気質だったので、むしろ宮台真司氏の本とか好んで読んでいたんだけど、大人になるとさすがに、「難しい議論よりも、さっさと福祉を・・・」と思う。

2020-01-13 21:59:26
イヌノオー@ @inunohibi

ビジネスのためではない「真の多様性」とはなんだろうか。私はこの前、朝日新聞オピニオン編集部の「論の芽」に投稿した。結果は音沙汰なし。あとあとになって採用されることもあるかもしれないが、とりあえずボツのようだ。

2020-01-14 09:43:30
イヌノオー@ @inunohibi

紙面に限りがあるから、「ダメな議論は採用しない」というのは当たり前のこと。しかしこれが、本当に「ビジネスのためではない多様性」が実現した世の中だったら、採算を度外視してもっと多種多様な意見が載っていたかもしれない。

2020-01-14 09:44:05
イヌノオー@ @inunohibi

別に全ての人の意見を載せろ、というつもりはない。しかし、今の出版業界は、年々売り上げが細っているせいか、夢が無くなっている。かろうじて残った席には、すでに評価の確立された作家や学者ばかりが座っている。

2020-01-14 09:45:01
イヌノオー@ @inunohibi

朝日新聞出版社も、一時期無名のブロガーだった赤城智弘氏を大胆に起用したり、チャレンジしていた。しかし、赤木氏は結局定着しなかった。その後、大胆な紙面起用も途絶えたといっていい。

2020-01-14 09:45:16
イヌノオー@ @inunohibi

ネット右翼ユーチューバーのKAZUYA氏とか、嫌いなんだけど、せっせとネットに動画をアップしたら、雑誌に書けて、本を出せて、講演の依頼も来て…、と今の出版界のドリームを体現しているのはあいつになっている。

2020-01-14 09:45:28
イヌノオー@ @inunohibi

こんな現状で、多様性が育つわけがない。

2020-01-14 09:45:49
イヌノオー@ @inunohibi

誤解されないように断っておくが、私はよくあるリベラル批判をしているわけではない。「リベラルにこそ多様性がない」とか、「リベラルこそ寛容ではない」とか。それは単に、保守派が多様性や寛容を掲げてないから、何も矛盾せず困らないというだけ。

2020-01-14 10:18:02