エレベーターガール

ハラヨシ @harayosy

エレベーターガール #twnovel 「乗れ」「何階だ」「着いた」「降りろ」すべての発言を耳まで真っ赤にしながら恥ずかしそうに言う彼女。男女限らずひそかなファンが多いことに、彼女自身は気づいていない。

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エレベーターガール #twnovel 個性的なエレガが揃っていると噂の某所。１階でボタンを押した。「何階になりますか？」「１５階」「え」真っ青になる彼女。「すみません、私３階以上の移動は貧血になるので３階にしませんか？」「待て」「３階ですね」「おい」「…ご利用有難うございました」

ハラヨシ @harayosy

エレベーターガール #twnovel 個性的なエレガが揃っていると噂の某所。彼女が乗るエレベーターはいつもひんやりしている。たまに誰もいない階で止めたりブザーが鳴っていないのに「定員オーバーです」と言ったり４隅に謎の御札が貼ってあったりする。だけなので誰も気にしない事にしている。

ハラヨシ @harayosy

エレベーターガール #twnovel 個性的なエレガが揃っていると噂の某所。「何界をご希望ですか？」気のせいか、イントネーションが若干違う気が。「えーと」「では、お客様にお勧めの界にご案内します」足元がふらつく様な感覚。「お待たせしました。天界、天使服売り場です」

ハラヨシ @harayosy

先日、ツイートしたついのべを一文だけ変えてやり直し。オチの言葉にあうかなと思って。

ハラヨシ @harayosy

エレベーターガール #twnovel 先日生まれた子供の服を買いに噂の某所へ。「何界をご希望ですか？」気のせいか、イントネーションが若干違う気が。「えーと」「では、お客様にお勧めの界にご案内します」足元がふらつく様な感覚。「お待たせしました。天界、天使服売り場です」

ハラヨシ @harayosy

エレベーターガール #twnovel 個性的なエレガが揃っていると噂の某所。「ひっ」乗った瞬間ずざざざと後退。「な…な、何階ですか」「最上階に」「さ、最上階！？そんなに長く！？」ぎゅっと身を小さくする。「わ、わたっ、私…男性恐怖症で、その」チーン。ドアが閉まる。「いやあーーー！」

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エレベーターガール #twnovel 個性的なエレガが揃っていると噂の某所。「私どっちかというとエスカレーターが好きなんです」室内の客は俺だけ。「エスカレーターガールってないじゃないですか？何でですか、あったら私絶対そっちに就職したのに」膨れ面で彼女は言った。…俺にどうしろと。

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エレベーターガール #twnovel 個性的なエレガが揃っていると噂の某所。「上に参ります」彼女の言葉に続く、独特の浮遊感。「お疲れ様です、一階です」「あの、何で上って言いながら下の階に？」「方向音痴なもので」「成程…って上に行ってください」「下ですね」「上」「天邪鬼なもので」

ハラヨシ @harayosy

エレベーターガール #twnovel 個性的なエレガが揃っていると噂の某所。「私、ダメなんです」肩を落とす彼女。「みんな色々な個性を持ってて凄く素敵なのに…私って無個性なんです。ダメダメです」ため息をつく。「もう…消えちゃいたい」彼女が消えた。文字通りに。「個性的すぎるだろ！」