会計系資格に対する個人的雑記

この連投の最後に決断した、公認会計士試験の12月短答試験に合格しました。
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blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その1。 ■当方は簿記2級を携えて新卒総合職として経理に配属された。 ■経理業務について何の経験もバックグラウンドもなかったが、お酒も接待も嫌いなので営業や調達したくない、人にそんなに興味がないので人事やりたくない、という消去法で経理を志望した。 続

2019-08-18 01:15:11
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その2。 ■今ではなんでも興味を持ってやりたいと思うが、当時は経理に配属されたくて簿記2級をとって就活した。無事経理に配属された。 ■周りを見ると、私以外に経理に配属された同期やその後の後輩もほとんど、「たまたま経理に配属された」素人ばかりだった。 続

2019-08-18 01:15:11
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その3。 ■経理配属になった人は「えっ私が経理?最悪」という感じの人が一定数いる。とはいえ、新卒採用で配属が必ずもしも希望通りいかないのは誰しも理解しているため、まずは働き始めるのである。 ■経理の配属前研修で言われたのは「今年簿記2級目指せ」だ。 続

2019-08-18 07:05:48
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その4。 ■「え?そんなレベルで経理の仕事って始められるの?」とたまに聞かれるが、答えはYESだ。簿記3級レベルの借方、貸方、資産負債、収益費用くらいの話は、本を一日読めば(少なくとも概念は)わかるし、あとはやりながら覚えろとOJTで仕事を教わるのだ。 続

2019-08-18 07:12:27
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その5。 ■その会社では、SAPのR/3という海外製の基幹システムを使っていた。貸借という概念のない帳簿システムに戸惑いながらなんとか仕事を覚えていった。簿記よりも、むしろ必要とされたのはエクセルやシステムの処理力、IT系肉体労働者としての素養であった。 続

2019-08-18 07:41:57
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その6。 ■その意味においては、簿記の資格は基本不要であった。会計士資格合格者ですら「まずはタッチタイピングに慣れようね」と指導されるという具合だ。 ■それではITの資格でも取っておけばいいのか?MOS?VBA?いや、あるに越したことはないが、なくてよい。 続

2019-08-18 08:20:07
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その7。 ■それは採用担当者がどのようなIT知識が業務に資するか理解できず適切に評価できないからだ。自分は知らなくても何とかなっているし別に必要ないだろう、という具合だ。 ■従って採用時にあまり役に立たないし、必要な技能も入社後の習得で十分と感じた。 続

2019-08-18 08:41:04
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その8。 ■エクセルプロレタリアートとしての業務はその後、今に至るまで続いているのだが、社会人4年目くらいでそれだけでは足りなくなった。 ■事業部HQでの職を得て、コーポレートの要求と事業部のニーズの狭間に立たされるようになったときだ。 続

2019-08-18 10:01:25
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その9。 ■この辺りから、会計基準とか税法とか、経理の論理は知ってて当たり前、だってあなた経理でしょ?となった。むしろ、それに加えてインコタームズなどの貿易のルールとか、英文契約書とか、実業の知識をどんどん学ばなければついていけなくなってきた。 続

2019-08-18 10:26:06
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その10。 ■そんなことになると予想していたわけではないが社会人3年目にして1流のエクセルプロレタリアートになっていた私は、すっかり隠居モードに入り税理士試験の簿記論、財務諸表論の勉強を始めていた。 ■エクセルが得意なだけの経理、に恐怖があったのだ。 続

2019-08-18 10:40:32
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その11。 ■偶然どちらも一発合格し、事業部HQで新たな知識を学ぶ余裕ができた。 ■この時思ったのは税理士試験の財務諸表論の学習の有用性であった。暗記、理解、計算力、非常にバランスのよい試験だと感じたし、そもそも会計ってなんなの?という全体像が掴めた。 続

2019-08-18 10:49:33
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その12。 ■新卒経理総合職は「とりあえず簿記2級とれ」と言われたが、財表論が一つの優れた到達目標設定だと感じた。 ■目安としては、3〜5年目の比較的忙しくない年を見つけてやるのがリーズナブルと感じた(個人的な感想)。 続

2019-08-18 10:58:59
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その13。 ■税理士試験は通常、月次決算中の平日に実施などクソ試験要素は多いが、仮に受験できなかったり不合格になったとしても財表の学習はかなり効率的かつ網羅的な知識を与えてくれる。 ■もちろん、実感として合格して良かったと感じた点はいくつかある。 続

2019-08-18 11:08:56
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その14。 ■個人的な話だが1流のエクセルプロレタである私が「エクセルだけの人」ではなく「エクセルもできる人」と評価して頂く際に一役買っていると思う。もちろん普段の仕事ぶりが一番大事なのは言うまでもない。 ■また制度開示業務への異動希望にも役立った。 続

2019-08-18 11:18:26
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その15。 ■なお、簿記論については私は否定的だ。業務に活きない計算スキルや過剰な反射神経を養うことを要求され、当日の計算ミスが命取りになるなど、バクチ感が強い。余裕があれば、あるいは税理士試験合格を見据えたいのであれば、+αでやるくらいでよい。 続

2019-08-18 11:26:35
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その16。 ■簿財の後、税法科目にも手を出したがものすごく大変だ。予備校で学習をするもここ5〜6年で受験に到達したのは消費税の1度きり(不合格A)、あとは本決算、異動、結婚出産などのライフイベントと並行してカリキュラムをこなせず受験にすら至らなかった。 続

2019-08-18 11:36:42
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その17。 ■ライフイベントなど言い訳にしかならないのは@capibara212さんや@yinagaki777さんを見ればわかる。努力の量が単純に足りないのだと。 ■ただ途中で優先順位が変わってきたことも事実だ。話を戻すと事業部HQでは英文会計、英語のやりとりが必須だった。 続

2019-08-18 11:46:41
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その18。 ■そこで、体系的な学習の必要性を感じて手を出したのが、米国公認会計士(USCPA)だ。 ■この資格の受験開始からライセンス取得まで、マイペースに丸2年ほど費やすことになった。 ■この試験は、一般論としては人には薦めない。理由は金がかかるからだ。 続

2019-08-18 11:59:28
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その19。 ■どれくらいかかったかというと、だいたい100万円である。これは大学在籍時の取得単位や、科目が不合格になり再受験が必要になった回数で大きく変わるので注意されたい。 ■純粋な国内受験費用だけでも数十万円は確実にかかる。 twitter.com/amor_tizacion/…

2019-08-18 12:15:52
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その20。 ■この試験はペーパーテストなのでスピーキング、リスニングができなくても合格する。リスニング力ない、スピーキング力ない、アメリカ本土に行ったことがないワシントン州公認会計士が誕生した。 ■ただ、IFRSを読めるようになったし得るものは多かった。 続

2019-08-18 12:24:44
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その21。 ■私の英語力は、多少準備すれば会計基準とか経理システムのプレゼンや質疑は英語で可能、ホワイトボードあれば海外出張でも意思疎通は可能という情けないレベルで、私のようなものが米国公認会計士を名乗っていることで風評被害を生んでいる自覚がある。 続

2019-08-18 12:31:01
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その22。 ■従って、英語力の向上、特に聞く、話す、の能力向上が目下一番の課題であり、これは試行錯誤しながら継続的に取り組んでいる。 ■そんなわけで米国公認会計士は、もともと英語を苦にしない経理か、英文財務書類を読めるようになりたいJCPAに薦めたい。 続

2019-08-18 12:40:15
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その23。 ■なおワシントン州は監査実務経験がなくてもライセンスが取得できた稀有な州である。ライセンスを取るとUSCPAを名乗れるのだが社外(リアル)で名乗ったことは一度もない。 ■JCPAの二番煎じ扱いされるか、英語力を過剰評価されるか、どちらかだからだ。 続

2019-08-18 16:17:05
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その24。 ■そういうわけで、ライセンスはなんの活用もしていないが取り組んだこと自体は良かったと思っているし、今後はその「過剰評価」に追いついていくのが目標の一つだ。 ■そもそもなぜこのような話を始めたか、について説明してこの一連の連投を閉じたい。 続

2019-08-18 16:28:06
blanco @amor_tizacion

会計系資格に対する個人的雑記 その25。 ■なぜこの連投をしたか。それは、次何を学ぶか悩んでいたことに結論を出したことがきっかけだ。 ■そこで過去を振り返ると色々あったなと思い、誰かの学びやきっかけになればという気持ちでシェアした。勿論いつも通り、社内でやる前の予行演習でもある。 続

2019-08-18 16:36:21