東京オリンピックのオープニング曲は果たして大丈夫なのか？

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youtu.be/yYBaHxO7Az0?t=… ♪ソミミソソミﾗｿﾌｧ、ソミミソソミー♪ ミミとソソが拍と拍の境目を越えて鳴っているの、わかりますか。 　　　　　 ↓　 ↓ 　ソミ／ミソ／ソミ 　 　↑　 ↑ 八分拍なんだけど、こうやって四分拍的な音がモザイク状にしこまれていて、それで耳がピクっと反応する

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これベートーベンの「第九」のあの旋律と同じ技です。 　　　　　　　　　　　　　　　　 ↓　 ↓ 　♪ミミファソ／ソファミレ／ドドレミ／ミーレレー 　　　　　 ↑ ↑ ジョンはこれをファンファーレにすべく「ミ」と「ソ」だけを残して超高速演奏！

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youtu.be/DF5kCbQHbRQ?t=… ここです。第九のここ。

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うふふ、ここで話をオリンピック曲に戻しますよ皆さん。

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♪ソミミソソミﾗｿﾌｧ、ソミミソソミー♪ 印象的なファンファーレというか主旋律。映像化すると 　　　　　　　　 ラ 　ソ　　 ソ ソ　　 ソ　 ソ　　 ソ ソ 　　　　　　　　　　 ﾌｧ 　　 ミ ミ　 　 ミ　　 　 ミ ミ　　 ミ 「ミ」で底をうっているのがわかるかな。

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この旋律、➘方向が基本形で、「ミ」の海底ではじき返されて一旦上に跳ね上がってまた➘が小刻みされる。

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ええいもう我慢ならぬ！と「ド」に向かって跳ね上る。 　　　　　　ドー　ド　ドドー ラ　　ラ 　ソ　　ソ 　　ﾌｧ　　ﾌｧ 「ミ」の壁に立ちふさがれて➘に行けないのなら➚のまま「ド」までいっちまえ！　下の「ド」がだめなら上の「ド」を目指せ、というわけです。

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➘が連打されるのだけど「ド」にはたどり着けず「ミ」の壁にはじき返され、上に跳ね飛ばされる…つまりフラストレーションが溜まっていくわけですこの旋律さん。

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旋律が➘するときに何かとうせんぼするとか、摩擦抵抗が生ずるようにするとかして、フラストレーションを溜めこませて、その後ぱーんと跳ね上がらせる…巧いなーモーツァルトも交響曲第４０番の出だしで天才的にその技を使っていますが。

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ジョンがウォルフガングを意識していたかどうかはわからないけれど、ルードヴィッヒはすごく意識していたと私は思いますね。 pic.twitter.com/BR8cFo9H1X

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ジョン・ウィリアムズは私にとっても神ですが、それはクラシックの名曲を分析して完璧に自分のものにしてしまう腕前への驚嘆も含めての神様であります。

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スター・ウォーズのあの曲、元ネタのひとつにこんなのがあります。映画『ベン・ハー』序曲。youtu.be/mMUjSl6ZwV4?t=…

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右手と左手が４度違いの調という技、たぶんここから盗んでますねジョン。

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ロサンゼルス五輪の開会式音楽、後にグラミー賞も獲得した名曲ですが、ベートーベンをオリンピック用に換骨奪胎するあたり、心憎いです。 pic.twitter.com/zSylhWJhDy

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2020年の今年、東京で二度目のオリンピックですが、音楽はどなたがなさるのでしたっけ？　ジョン・ザ・グレートを越えてみせてくだいねっ。

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