「商品貨幣」と「信用単位としての実物財利用」を厳密に区別する

この二つを区別しないと、なぜ貨幣が物々交換から生じなかったのか、そもそも信用起源説とは何か、ということが理解できない。 関連拙記事→ 貨幣の起源と本質を訪ねて…商品貨幣論・金属主義的史観からの脱却 https://ameblo.jp/nakedcds/entry-12388076820.html
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リンク 慶應義塾大学 経済研究所 「長期停滞・低金利下の財政金融政策:MMTは経済理論を救うか?」 Institute for Economic Studies, Keio University 1 user 8
佐藤一光 @kazzuaki

報告論文がアップされてました。まずは読んでみよう。 ies.keio.ac.jp/events/12635/

2020-01-25 16:27:54
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

鎮目先生の論文、貨幣起源についての論考のはずなのに、グレーバーもドルトンも出てこない、セガールもマーティンも名前がない、挙句楊枝先生の名前も出てこないって、ちょっと何かがおかしいんじゃないか……? twitter.com/kazzuaki/statu…

2020-01-26 10:08:57
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

あと、鎮目先生に限らないのだが、貨幣単位に商品が利用されることと、商品貨幣論(貨幣となる商品の実物価値に応じて、レートが決定し、貨幣的売買が行われるとする貨幣論)がきちんと区別できていない印象がある。 ここを区別しないと、信用起源説が理解不能になるのでは? twitter.com/motidukinoyoru…

2020-01-26 10:12:19
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

信用→計算貨幣→市場経済という経済史の普遍的なストリームの中で、信用は当然、実物単位でなされることに注意してほしい(当たり前だが、この時点で貨幣はないのだから)。 そして、社会の複雑化、生産物の多様化に伴い、信用の単位を統一する必要性が出てくる。

2020-01-26 10:18:40
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

信用の単位は、ヤップ島の石貨フェイのように、丸っ切り実物価値のないものを利用するという方法もあるわけだが、当然ながら、生産物(穀物や金属など)を単位利用するというのも歴史的には生じている。 ここで注意すべきなのは、あくまで決済上の主役は信用そのものであって、その計測単位ではない。

2020-01-26 10:21:39
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

無論、計測単位として利用された財は、『派生的に』貨幣としての機能を持つのだが、銀行預金が紙幣抜きで決済能を持つのと同じで、計測された信用は、計測単位抜きでも当然機能する。 物々交換からのニュメレール財発生という歴史上ありえないプロセスの代わりに、上記のようなプロセスが働く。

2020-01-26 10:24:26
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

信用システムと信用貨幣が必要としているのは、あくまで広範に通用する計算単位だけだから、計算単位の座が実物財からコインへ、コインから紙幣へ、紙幣から電子データへ、と移り変わっても、通貨・貨幣システムは一切支障なく機能する。 こうした構造は、物々交換起源説で全く説明がつかない。

2020-01-26 10:27:46
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

少し話が逸れるが、集落の経済取引が(物々交換からではなく)贈与・信用からスタートするのは当たり前で、なぜかというと、原始集団ほど、モノカルチャーで生産品の種類が限られるから。 その中では、同じ財の贈与や貸し借りがメインの取引になる。

2020-01-26 12:56:04
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

では歴史上の物々交換がどのような場面で行われていたかというと、信用関係が成立しないような、他部族との交易のとき。こうした物々交換は、決して平和なものとは限らず、交換に対する不平で争いが生じることもあった。

2020-01-26 12:57:47
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

共同体内部での取引なら、わざわざその時点で1:1の交換が成立する必要がない。 例えば、子が親から種籾を借りて、将来収穫した穀物を返礼するように、時間を超えた取引(信用取引)が基本となる。生産物の多様性に制限がある場合ほど、その傾向は強い。

2020-01-26 13:00:24
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

貨幣の信用起源論において、計算単位として利用されるのが実物である(ちなみにヤップ島の場合は石である)であることは別に反証にならないことに注意されたし。 そもそもグレーバーは、基本的に銀は信用単位として主に利用され、銀の貨幣(決済手段)としての利用はごく一部だったと論じている。 twitter.com/uncorrelated/s…

2020-03-26 20:10:30
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

要するにグレーバーに言わせれば、銀は計算単位として利用された”副産物”として決済能を持ったにすぎず、実際に決済の主役であったのは信用関係(credit)それ自体である、という文脈で「シュメールの銀」を扱っているのである。 これを全く逆の趣旨で援用するのは筋違いだ。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-03-26 20:12:16
fufufufujitani @Fujitani1

@motidukinoyoru あれこちらはちょっとわかりません。 全ての商品貨幣が実質的に信用起源であるから、商品貨幣は存在しない、ということでしょうか? 「商品貨幣を含む全ての貨幣に信用機能がある」というならば、起源論ではなく機能論だと思うのですが。

2020-03-26 20:37:58
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@Fujitani1 「商品貨幣」と「信用単位としての実物財利用」を厳密に区別する togetter.com/li/1460353 ここらへんを参考にどうぞ。

2020-03-26 20:41:01
fufufufujitani @Fujitani1

@motidukinoyoru これですと「商品貨幣は存在しない」かつ「貨幣単位に商品が利用されることはある」という理解で正しいですかね? であるならば、「貨幣単位に利用される商品」を「商品貨幣」と呼ぶことに、なんの不都合ありますか? 「商品貨幣」という言葉に付着するニュアンスを嫌うあまりのアクロバットでは?

2020-03-26 21:08:42
fufufufujitani @Fujitani1

@motidukinoyoru あ、「経済活動は基本信用活動」とは思っています。私風に言えば不信活動なんですが、それはおいておいて、今の疑問は、 「商品貨幣も商品のみの価値ではなく信用をやりとりする機能がある」という言い方で十分ではないか、ということです。

2020-03-26 21:10:23
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@Fujitani1 経済史学的に行くと、まず商品貨幣論でまずいのは、先に市場があり、レートが決まっていないと、”商品”貨幣の厳格な定義(実物的交換レートに従って価値の定まる貨幣)を満たさないわけです。 ところが、歴史上、有意な規模での物々交換経済の先行はなく、他部族間での散発的な物々交換しかない。

2020-03-26 21:15:34
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@Fujitani1 つまり、経済史・貨幣史的には、貨幣が市場に対して先行(ないし同時)である以上、「”商品”が貨幣となる」というプロセス自体がありえない、ということになってしまう。 というわけで、物々交換→市場→貨幣→信用という俗論は棄却され、信用→貨幣→市場(商品)となる。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-03-26 21:18:19
fufufufujitani @Fujitani1

@motidukinoyoru 「歴史上、有意な規模での物々交換経済の先行はなく」ってのが、ヤバめな感じではないですかね? 私緊縮財政にこりごりしておりまして、MMTも勉強させてもらって感謝しております。 しかし文字もない時代に「歴史上」って、そらないですわ。

2020-03-26 21:23:07
fufufufujitani @Fujitani1

@motidukinoyoru 「市場」ってのが空間的に固定的なイメージですね。私交易の初めは旅人が担ったと考えていますが、俗論の場合は最初の物々交換は市場に先立ちますね。 ではいきなり信用が発生するのはどういう局面か。どうイメージされていますか?

2020-03-26 21:27:18
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@Fujitani1 歴史学に厳密な完璧はないことは同意しますが、専門家の概ねのコンセンサスはある程度踏まえたいです。 ジョージ・ドルトン「貨幣を使わない市場交換という厳密な意味での物々交換が、量的に重要な方法であったり、最も有力な方法であったりしたことは一度もない。」 など。 twitter.com/Fujitani1/stat…

2020-03-26 21:30:06
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@Fujitani1 そこらへんについては、先ほど提示した 「商品貨幣」と「信用単位としての実物財利用」を厳密に区別する togetter.com/li/1460353 で軽く触れているので、一度通読を勧めます。 twitter.com/Fujitani1/stat…

2020-03-26 21:31:23
fufufufujitani @Fujitani1

@motidukinoyoru つまり、、、経済の専門家の概ねのコンセンサスもある程度踏まえたりするわけですか? 文化人類学や経済人類学に無批判に全面降伏しちゃまずいでしょう。一応疑わなきゃ。

2020-03-26 21:48:58
fufufufujitani @Fujitani1

@motidukinoyoru いや読んだのですが理解できていないようですね、私は。 共同体内部では贈与・信用である、ってとこですか?(一応モースもグレーバーも読んでは居ます)。それって単なる共有では?共有していると、信用が発生しているは別だと思いますが。

2020-03-26 21:59:22
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