- kanata0954
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フベロさんって戦術的ピリオダイゼーション採用しているの?フベロさん出身のバルセロナってパコ・セイルーロの構造化トレーニングがベースのメソッドで、これは戦ピリとは共通にみえる点もあるけれどあくまで点で、根本的な発想や目的は真逆といっていい。フベロさんがどっち採ってるか練習観てみたい
2020-01-26 03:22:47真逆(触ってる枠が違う)だから逆に組み合わせできんのかなとも妄想しますが、どうなんだろ。どの枠に触るかそのものに思想の違いがあるから、組み合わせているように見えるトレーニングでも実際は組み合わせではないのでは?とも。エコロジカル・トレーニングも思想のレベルで違いがある。
2020-01-26 03:22:47ただ、そのへんの分類はちょっと前のものなのと、戦ピリと構造化とエコトレの根本思想を比較するとそれ自体は(文芸的視点では)対立するものではなくひとつの問題系を違う見方で解釈しているというようなものにもみえる(あくまでそのレベルではそうみえるということ)。
2020-01-26 03:22:48ただ、いずれもメソッドにブレイクダウンされているので、その段階で相容れない点をうむ文脈が形成されているのではと思える。一方、スポーツ、映画、文学、音楽、どんな領域でもメソッドの相互乗り入れが起きる・インタージャンル、インターメソッドが新しいアイディアや効果をうむということはある。
2020-01-26 03:22:48あるし、それは既に起きてるのでは?と現状のヨーロッパサッカーを眺めていて近年とくに感じてはいます。あとフベロさんのサッカーで謎なことがあって、これは今季のプロセスを見ないとなんともではあるのですが、フベロさんはインターメソッドの徒なのかな?と感じる面が彼の見せている仕事にはある。
2020-01-26 03:22:48フベロさんの謎からぼくが妄想している彼のやり方はこうなのでは?説にはいくつか選択肢があるのですが、そのひとつが構造化ベースの統合型(インテグラル)トレーニングを独自に(あくまで優秀なコーチであれば備える条件としての知見の仕組み化の”独自性”)形成して、展開しているのではというもの。
2020-01-26 03:37:16というのは、(古典的な=基礎的な)戦ピリ的ゲームモデル(プレーモデル)逆算ベースだと説明がつかない・説明しづらい・解釈しづらい現象があるので。速すぎるんですよ。チームがこのやり方でプレーできるようになるのと、一定のプレー原則をもって相手のやり方に対応した可変を行えるようになるのが
2020-01-26 03:45:30優秀な監督は3試合あればプレー原則をチームに落とし込むことができる。それは試合に直接現われる。1試合目にだいたいの型はすでに見えていて、2試合目、3試合目とレビュー・改善が行われて、何を改善したか?で監督の基本的な狙いや志向がより見えてくる。で、3試合。フベロさんもそこは見せていた。
2020-01-26 04:21:04フベロさんの最初の形 非保持時:442セットから縦にプレッシング 保持時:4222でSH(WG)のハーフスペース浸透からDH・FW・SBと菱形旋回の陣形で相手を動かしつつボール前進→フィニッシュ トランジション:カウンタープレスは行うが、こだわらず早期に442形成(ラインはBOX前より高く)
2020-01-26 11:20:26442〜4222のポジショナルプレー。あらかじめ攻守トランジションの循環性を見込みやすい形。パラグアイ時代後期に主に採用していたものだと思う。SHがハーフスペースからDHのエリアをカバーするタスクを組み込む必要があるので、CHとしてもアタッカーとてしても振る舞える選手が必要(磐田にはいた)
2020-01-26 11:20:27このやり方の中には、フベロさんがチームに実装したいチーム戦術、個人戦術、どのエリアでどんなクオリティやアイディアが欲しいか、など基本的な狙いが全て含まれていて、かつ攻守トランジションを回していく中でバランスを崩しにくい、後々発展、応用を期待したいというものになっている。
2020-01-26 11:25:27パラグアイ初期〜中期は3バックもありましたが、後期の試合を幾つか観ていると大抵このやり方で、磐田でもまずこれを最初の3試合で見せていて、このバランスが取れたやり方で進めていくのかなと最初は思っていました。それが、やけに名波時代の香りを思い出させるサッカーだった鳥栖戦以降変わっていく
2020-01-26 11:28:30相手のやり方に応じて、こちらの布陣やポジショニングを変えていくようになる。同時に試合内容もより動的になり、勝てるようにもなっていきました。
2020-01-26 11:33:23最後には442スタートで3142、3センターに変化しつつアタックのブロックは柔軟に旋回して相手のウィークポイントに入る、トランジション時の設計も見える形まで発展。ラストの神戸戦は完全に力負けして解体されてしまったものの、発展の過程は混乱もなく、むしろかなりスムーズでした。
2020-01-26 11:33:2310試合のうちにこういった発展が全て落とし込まれ、ピッチで表現され、混乱もみられず、効果も明らかでした。しかも、5年間真逆の意図、やり方をもった方向性でトレーニングされてきたチームの、主にセカンドチョイスの選手達を起用して。このプロセス自体が驚きでした。
2020-01-26 12:09:12マリノスの事例は編成やクラブカルチャーの抜本的な改革も含んでおり、むしろそこが重要で模範とすべきところなので下げる意図は全くないのですが、単純にピッチでの特定スカッドの戦術実装だけの話でいうなら、マリノスが3~4年かけて進めた変化をたった10試合で見せられた。
2020-01-26 12:09:12え?こんなのってあるの?というのが正直な実感で、謎感を強く感じていました。単純にフベロさんが超優秀なだけではなく、グラウンド外の方向付けやマネジメント含めて、トレーニング方法に何か「こういうことができる理由」があるのではと。
2020-01-26 12:09:12フベロさんが昨季終盤に磐田にもたらしたものの実質は「ゲームモデル実装」というより「プレー原則に基づいた判断を伴う柔軟なチームプレー」に近いものだったので、現象としては戦術的ピリオダイゼーションに基づくチーム構築ではなく、セイルーロの方法に考え方近いのでは?という妄想が一つあります
2020-01-26 12:09:13ただ、フベロさんは特定のドグマ的なトレーニングメソッドを遵守しているのではなく、構造化に軸足を置いたインターメソッドなんじゃないか?という推測の方が強いですね。モダンで優秀なコーチはたいていそうなんじゃないかと思いますが。
2020-01-26 12:18:28とはいえ、セイルーロの構造化に軸足があるのではというのも、バルサ→アスパイアというフベロさんのキャリアから推し量った蓋然性でしかないので、実際のトレーニングをみてみないと本当のところはわからないですね。そして非公開笑
2020-01-26 12:21:19グアルディオラもインターメソッドだと思いますしね。彼のトレーニング動画やピッチに実装されている戦術、選手間の相互作用(相互依存)の様子をみると、戦ピリも構造化も、エコトレもジョイントされてるように思える。
2020-01-26 13:07:43フットボールのゲーム解析、ゲーム解釈の過程で様々な方法が生み出され、連結され大統一理論化されていくプロセスに今はあるのかも。分析・トレーニング・マネージメント・実装が一体化していく。しかも形而上学的な全体化の知的営為としてではなく、複雑性を含み込むリゾーム的な方法化として。
2020-01-26 13:07:43