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歴史ライター大山格は都立広尾病院で心臓を改造された改造人間である。吾輩の胸に植え込んだCRT-Dは、歴史歪曲を正す秘密兵器である。歴史ライターは史学の発展のため、史実を蔑ろにする悪と戦うのだ。 第一話 怪人エドシグサーあらわる
クルマの雑誌で「この丸いのがハンドルです。回すと前輪の向きがかわります」みたいな記事を載せたらアホかと思われるだろう。歴史雑誌だと往々にして「もっとぬるくしないと売れません」と編集さんにいわれる。違う違う、ぬるすぎて、歴史に興味を持つ人から飽きられているんだ。
2020-01-23 07:31:33ぬるいのぬるいのいうから「サルでもわかる版籍奉還」とか、「本当にコワイ治外法権と領事裁判」という企画を出してやったことあるぞw むしろ、そういう部分での「知ってるつもり」を読者に糺すのはアリだと思ったんだけどなぁ。内容ぬるいし。
2020-01-23 08:47:54歴史公論、歴史と旅、歴史と人物、歴史読本、廃刊になった事情は様々だろうが……。学研の赤表紙も消えた、新人物往来社は吸収合併で消滅。みんなちっとは考えろよ。内容ぬるくしてきた結果がコレだとわしゃ思ってる。もうすでに高い授業料払ってるんだから、そこから学び取れよ。
2020-01-23 22:28:16@itaru_ohyama ダメでしょうね(悲観)。編集者が勉強しないし、勉強する金も出さないし。「読者と寝る」という一番大事なことができないんですよ。
2020-01-23 22:30:58歴史雑誌の難しさ
@itaru_ohyama どっちにも対応できるように色々載せるのも良いと思います。目指すべき高みが明確に見えれば目の色が変わる初心者は多いですし、それを達人が心底楽しんでいることが見て取れれば尚更かと。
2020-01-23 08:49:13@itaru_ohyama @atsuji_yamamoto 素人には取っ掛かりからして困難な事も有るけど、全て超初心者向けだと興味無くしますね。
2020-01-23 14:21:56@itaru_ohyama 失礼します。 わかります。小学校高学年でもわかるようにとか、言う人がいますが、雑誌を読む人は元から詳しくて、更に知識を得るために読むのに毒にも薬にもならないような内容では意味がないと思います。
2020-01-23 18:52:32@itaru_ohyama 織田信長が第六天魔王だというのは往々にして知ってる。 ならば、部下への対応は? 奥様との間柄は? 部下の黒人の掘り下げ 「うつけ」についての謎 わかりやすさは求めてない
2020-01-23 20:17:53@itaru_ohyama 「歴史○○」みたいな雑誌を何度か店頭で見て、つまらないなと思って閉じた経験がありますがそういう事情があるんですね。 やっぱり中公新書買おうっと。
2020-01-24 07:47:30@itaru_ohyama 電子回路のプロも読む雑誌「トランジスタ技術」では4月号・5月号は入学入社した人向けに入門記事があるし、それをまとめた「オームの法則から! 絵ときの電子回路 超入門」等のムックが発売されてる。 ……が、歴史雑誌はいつ入門するとか明確じゃ無いもんなあ。
2020-01-24 04:45:12@itaru_ohyama 仮にも専門誌を自認するなら、その読者は先端の知識を所望するでしょうなぁ。企画として「ぬるい」切り口があってもいいと思いますけど、初心者が果たしてそれで釣れるのかなぁ。間口は狭くとも、奥は深く読者を受け止めて欲しいですね。
2020-01-23 19:09:43「恐竜」の場合は何誌も失敗してますけどね。雑誌社として見極めが大変w 歴史学の場合、読者層は分厚いし、公式情報をいくつも読みくだく労力と正確さの担保を鑑みれば、悲観せずとも雑誌の需要は結構あると思われ。
2020-01-23 20:05:33悩ましいとこだけど、ぬるくした方がいいような… 車はスポンサー都合でゴールデンとかNHKで扱ってくれないけど、歴史は大河をはじめ、入り口が一年中あるから、ライト層が常時供給されてるし、そこの入り口はハードカバーじゃない、とすると… twitter.com/itaru_ohyama/s…
2020-01-23 22:13:20@suu_hoo もう答えは出ておりまして、歴史に興味関心を持つ人々が歴史雑誌を買わなくなりました。そして、常にライトな層を開拓し続けるため、どんどん内容は薄くなり、新規読者も半年で飽きます。そのあげく、雑誌の廃刊、編集部の解散、老舗の版元が倒産といった事態に立ち至りました。
2020-01-23 22:19:03@itaru_ohyama 専門誌の衰退は映画や文藝など、歴史に限らずなので、ここは必ずしも出版社のせいではないと思っています。むしろ、ホビーとしての歴史というジャンルがインターネットと相性が良すぎたんじゃ、と思っています。(続く)
2020-01-23 22:32:07@itaru_ohyama 歴史というジャンルはクルマと違い、新製品のマーケティングがない世界です。クルマの場合、雑誌とメーカーの関係で(提灯記事を含む)独占取材がありますが、歴史の場合にはそれがなく、(基本的には)誰もがパブリックに最新かつ詳細な情報にアクセスできてしまいます。(続く)
2020-01-23 22:38:14@itaru_ohyama 大山氏のホームページもそうですが、研究者個人が記者かつ編集者たり得る世界がインターネットによってもたらされたため、雑誌ではそうした(時間も紙面もほぼ 無制限な)個人研究に商業ベースで対抗する術も需要もなく、やむを得ず大河便乗のキャッチー路線に移ったものと思います。
2020-01-23 22:51:15@suu_hoo アクセスした情報がどれだけ正しいか、それを史料批判という専門的な技術で解き明かしていくのが研究です。そこまで読者さんは辿り着けないから、歴史雑誌はガイド役を勤めるべきです。しかし、編集部は内容をぬるくしたら売れるという幻想を捨てずにいるから、それをしません。だから潰れる。
2020-01-23 22:56:17@suu_hoo やむを得ずじゃないんです。編集部は怠慢なんです。自分より詳しい読者がいたら扱いに困るとすら思ってます。勉強したくないだけ、それだけです。情けないことにね。
2020-01-23 22:58:43@itaru_ohyama お気持ちは痛いほど分かります。が、そうした気概のある出版社・編集者から淘汰されてしまったのが現実の順番に思います。問屋や商店街の専門店が消えてスーパーマーケットになったように、専門出版は淘汰もしくは大手出版社に吸収されています。その大手出版社の中でも雑誌は死に体です。(続く)
2020-01-23 23:17:12