氷原公魚著【破竹のナイトメア】~竹の子社員を不幸に堕とす~ まとめの壱☆

竹の子書房が誇るスラップスティックの名手、氷原公魚氏が容赦なく手腕を発揮するこの企画! 問答無用で、社員を不幸に突き落とす…決して、殺すことはなく…。竹の子社員には死の安息など、許されはしない…ッ!!! 恐ろしいこの企画の、【あらすじ】と【企画概要】、そして【プロローグ】、 本編へと……!
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氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【破竹のナイトメア/企画概要】本企画の専用ハッシュタグとして、#tknmを使用します。

2011-06-10 00:02:55
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【あらすじ①】電子書籍発行集団・竹の子書房…その本社ビルは、社員の心の中にある。だが、その組織は次第に拡大し、遂には集合的無意識の中心に立派な本社ビルまで建ててしまった。だが、心の中だから建築費がタダで済むというのは、都合のいい解釈であった。#tknm

2011-06-10 00:04:12
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【あらすじ②】夢に住むものは、夢に支払わねばならぬ。それが夢世界の掟であり、その代価を徴収するものが夢魔~ナイトメアだ。彼らの姿は実在の誰かの理想であり、誰かの無意識を基盤としてしか存在することが出来ない。#tknm

2011-06-10 00:04:31
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【あらすじ③】そして今、彼女は竹の子書房本社ビルの屋上にいる。少女の名はエンジョイメント。漆黒のバニースーツを身に纏い、右手に因果のビール瓶を、左手に竹の子書房社員名簿を持つ夢魔の少女。彼女のは嬉しそうに笑う。建築費用を、悪夢で支払わせるために。#tknm

2011-06-10 00:04:49
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【企画概要①】竹の子書房社員名簿の巻頭より一名ずつ、普通はありえないような不幸な偶然が襲いかかる物語が連続する、ツイッター執筆によるライトノベル企画。簡単に解説すると、「スラップスティックの技法により、竹の子社員の因果が全て不幸に傾く」小説。#tknm

2011-06-10 00:05:29
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【企画概要②】構成はストーリー部と社員登場部により構成される。ストーリー部は、本企画主人公であるエンジョイメントと他の夢魔による物語となる。なお、エンジョイメントは作者である氷原公魚のアニマであり、他に登場する夢魔は他の竹の子社員のアニマ・アニムスである。#tknm

2011-06-10 00:06:29
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【企画概要③】他の夢魔を登場させる場合は、事前にその夢魔のベースである無意識を持つ竹の子社員に対し、「理想の異性像」についての質問を行う。なお、通常の場合は夢魔と無意識を持つ竹の子社員の性別は反対となる。#tknm

2011-06-10 00:06:53
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【企画概要④】社員登場部は3ツイート程度を基本とする文章量。社員登場部が構成の大部分を占め、必要に応じてストーリー部を追加する形をとる。なお、社員に対して因果を喰らわせることができるのは、夢魔のみとする。#tknm

2011-06-10 00:07:19
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【企画概要⑤】竹の子社員を不幸にする物語であるが、決して竹の子社員を殺したりする描写を行ってはいけない。殺さないように半殺しにして、すでにある連続社員殺人企画などとは一線を画す。殺さなくても、もっとエゲつないことは出来るはず。#tknm

2011-06-10 00:08:31
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【企画構成⑥】基本的に本企画は単著企画であるが、希望があれば共著者を加えてもよい。ただし、不幸を与えられるのは夢魔だけなので、参加の際には事前に氷原宛に「自分の夢魔」を登録申請して貰う必要がある。#tknm

2011-06-10 00:08:49
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【企画構成⑦】氷原がストーリー部に共著者の夢魔を追加した時点で申請登録が受理されたものとし、以降は共著者も社員登場部の執筆が出来るものとする。ただし、執筆は全て名簿順に行うこと。また、一度登場した社員に再び不幸を与えてはいけない。#tknm

2011-06-10 00:09:08
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【破竹のナイトメア/企画概要】企画概要終わり。執筆開始は6月10日からを予定。執筆はTL上で行うが入稿は整理したものを加藤氏にメール送付予定。 #tknm

2011-06-10 00:09:27
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【プロローグ①】鍵付きの鉄扉を開けなければ誰も入れない屋上に、少女は膝を抱えて座っていた。そこは某出版社の本社ビル。強い風が吹いていて、小柄な彼女が飛ばされないのが不思議なほどだった。だが、少女の頭に載せられた黒い兎耳のカチューシャは風に靡いていない。#tknm

2011-06-10 22:15:17
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【プロローグ②】少女自身の姿も奇異だった。白い透き通るような肌に、黒のバニースーツ。細い喉元と手首には蝶ネクタイとカフス。そして丈を詰めた燕尾服を羽織っている。「誰の趣味だか一目瞭然だわ、エンジョイメント」突然背後から投げかけられた声に、少女は振り返った。#tknm

2011-06-10 22:15:45
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【プロローグ③】「仕方ないよ、ハーメルン。私たち夢魔は、誰かの夢からしか生まれることが出来ないのだもの。私が選んだ人がここでは一番私の仕事に向いていたわけだし」エンジョイメントは首をすくめた。「その影響で私たちの姿は、夢を見ている人の理想を投影するからねぇ」#tknm

2011-06-10 22:16:21
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【プロローグ④】「それにしても、まだバニーガールとは思わなかった。いい加減メイド趣味に転向したもんだと思ってた!」ハーメルンは大げさに驚いてみせる。「ハーメルンだって似たようなもんじゃないの」と、エンジョイメントは応じる。#tknm

2011-06-10 22:16:58
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【プロローグ⑤】確かにハーメルンが誰の精神を投影しているのか、この出版社に勤めている者には想像しやすかった。何故なら彼女は猫のような細目だったから。眉が太くて、髪は緑色の緩いウェーブの掛かったショートボブだったから。#tknm

2011-06-10 22:17:29
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【プロローグ⑥】そして、七分くらいにロールアップしたデニムのオーバーオールで、ノースリーブという動きやすい格好。猫のような俊敏さと奔放さ。おまけにお尻が小振りで、身体つきと比べておっぱいが案外でっかいという乳好きな性格……。#tknm

2011-06-10 22:17:56
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【プロローグ⑦】「あの人でしょう?」「ご明察」「お互い苦労するよねー」エンジョイメントとハーメルンは、互いに憐れみのこもった同情の視線を相手に向ける。「で、今度の仕事はこのビルなの?」ハーメルンは踵で、屋上を軽く蹴っ飛ばした。#tknm

2011-06-10 22:18:47
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【プロローグ⑧】電子書籍発行集団・竹の子書房本社……そのビルは社員の心の中にある。だが、組織は拡大し、遂には集合的無意識の中心に立派な本社ビルまで建ててしまった。しかし、心の中だから建築費がタダとは限らない。#tknm

2011-06-10 22:19:12
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【プロローグ⑨】エンジョイメントは何処からか竹の子書房社員名簿を取り出し、確認しながら言った。「建築資材として大量消費されちゃったんです、集合的無意識内の想像力。これを補うためには、竹の子書房社員の皆さんに資材相当分の悪夢を見て頂かないと#tknm

2011-06-10 22:19:30
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【プロローグ⑩】「じゃあ、それで!」ハーメルンは笑って、バックステップでビルの屋上から飛び降りた。「あっ、ちょっと!」エンジョイメントは慌てて立ち上がろうとしたが、ハイヒールを履いているのでよろけてしまう。よろける癖もこの靴も、夢主の好みなのだ。#tknm

2011-06-10 22:20:03
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 【プロローグ⑪】エンジョイメントは恐る恐る下を覗いてみたが、もうハーメルンの姿は消えうせていた。「手伝わせるつもりだったのに……」舌打ちをして、彼女は改めて竹の子書房社員名簿をめくる。その一番最初のページが、彼女の初仕事なのだった。#tknm

2011-06-10 22:20:49
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