【保存版】宇都宮泰さんの「ユニティーの割り出し方」実践② ミキサー編

録音機やミキサーにはその機材のパフォーマンスを最大に活かせる録音レベル[ユニティー]があります。 デジタルもアナログも同じです。 特に民生機(アマチュア用)とされるものにはマニュアルを見てもユニティーに関する記述はなく、単にボリュームを[0]の表示付近に合わせ、オーバーロードしないようにVUメーターを見るのが普通。 しかし、それではその機材の最大のパフォーマンスが得られているのか"本当は不明"です。 続きを読む
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宇都宮泰 @utsunomiaa_com

UM01 ユニティー位置を割り出そう・・ミキサー編

2020-02-09 03:42:02
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

UM02 測定器具としてオシレータ(WaveGene可)と実機のオシロスコープを使用します。 PCのオンボード・オーディオ・インターフェースは最大入力レベルが低く、ミキサーの最大出力を受け入れられないことが原因ですが、-20dB程度の減衰ケーブルを用いると計測可能になります。

2020-02-09 03:42:37
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UM03 接続は、オシレーター出力を複数のミキサー入力へ入れ、ミキサー出力をオシロスコープへ入力します。 ミキサー内部の構成はどのようなものでも概ね図のようになっていますが、割り出すべきポイントはマスターフェーダーのユニティー位置。 pic.twitter.com/EhR8mpswAG

2020-02-09 03:43:54
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UM04 手順は、ミキサーのミックスする部分であるSUM ampのクリップレベルを割り出し、次いでMaster Bufferのクリップレベルと一致させます。 そのためにはSUMがクリップするほどの信号を入力チャンネルから送り込まないといけませんが、マイクアンプもクリップ寸前で動作させます。

2020-02-09 03:44:35
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UM05 マスターフェーダーを十分に小さい(Master Bufferが絶対にクリップしない位置まで下げます)ところにセットし、HA Gainを上げていき、波形がクリップするポイントを見つけます。おそらくピークは点きっぱなし。そのチャンネルフェーダーは最大。 pic.twitter.com/GuayM1vIx8

2020-02-09 03:46:32
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UM06 クリップポイントを確認したら、そのピーク波形よりも少し小さくなるようにHA Gainを下げます。 pic.twitter.com/HDYbhhyhVt

2020-02-09 03:47:17
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UM07 波形、本来は正弦波ですが、クリップした状態では波形の上下が切り取られたように平らになります。 pic.twitter.com/INqpuORNRA

2020-02-09 03:48:12
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UM08 そのクリップのラインにかからない、丸みが保たれたところまでレベルを下げます。 pic.twitter.com/89Ju8qcNKf

2020-02-09 03:49:25
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UM09 もうひとつのチャンネルも同様にクリップぎりぎりにHA Gainをセット。 pic.twitter.com/Sl3295MyBp

2020-02-09 03:50:31
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UM11 2つのチャンネルフェーダーを上げ、SUM ampがクリップすることを確かめ、クリップ直前になるようチャンネルフェーダーをセット。このときマスターフェーダーは動かしません。 pic.twitter.com/mrY2UnkU5J

2020-02-09 03:52:08
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UM12 入力チャンネルを2つ以上使う理由は、ひとつではSUMアンプをクリップするところまで追い込めないことが多いため。2つでクリップしない場合は3つ使います。 SUM ampがクリップ寸前のところ。以降、チャンネルフェーダーには触りません。 pic.twitter.com/pZ6fpb4djQ

2020-02-09 03:52:50
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UM13 マスターフェーダーを少しずつ上げ、あるところからクリップし始めることを確認します。 pic.twitter.com/QlcrWPamZH

2020-02-09 03:56:27
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UM14 マスターフェーダーをゆっくり下げ、クリップのラインにかからないぎりぎりのところが、マスターフェーダーのユニティー位置になります。 もしメーターの調整ができる場合、そのときにピークまたはオーバーが点灯するように調整します。 pic.twitter.com/h2dSp4VJTm

2020-02-09 03:57:19
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UM15 このユニティー位置のとき、そのミキサーの最大のダイナミックレンジが得られ、それ以上でもそれ以下でも品位は低下します。作業はこの位置を死守します。 マスターフェーダーは原則として、フェードイン/アウト以外は常にこの位置で使用します。

2020-02-09 03:57:51
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UM16 レベルが高すぎるからといって、マスターを下げても、レベルは下がりますがクリップ(歪み)を回避することは出来ません。チャンネルフェーダーを下げましょう。

2020-02-09 03:58:23
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

この結果から、この機種はマスターフェーダーのマスターバッファー回路の増幅率の設定値が高すぎる(おそらくHAゲインの不足を補う意味があるのか)ことが原因で、ここは今風には増幅率0dBでも良いと思う。 回路を調べてみると+18dBものゲイン。そりゃ歪みやすくノイズまみれになるわな・・・。

2020-02-09 03:59:01
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

このマスター位置は-18dBの位置・・・・ということ。 無改造でもこのフェーダー位置で使えば問題ないし、改造すればマスターフルテンで0dBにもできる。 メーターの表示もちょっと下げなきゃ。片チャンネルのみ調整できるようになってるが、

2020-02-09 03:59:41
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

下手な改造するより、ユニティー割り出しそこで使うほうがよほどよい結果という話。 ユニティーを無視したミックス作業は、ビット数で言うなら、2~3ビット分、無駄にしているかもしれないということ。

2020-02-09 04:00:13
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

高すぎるマスターフェーダーバッファーの増幅率を下げようと、回路図をトレースしてみたのですが、そのままではボルテージフォロワーには変更できそうに無いことも判明。(ボルテージフォロワーは増幅率1倍なので、マスターフェーダーをフルテンでユニティーになるのだが・・) pic.twitter.com/0hDvHtetU3

2020-02-09 04:01:05
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宇都宮泰 @utsunomiaa_com

ユニティーの位置とは 例えばミキサーという道具があるのですが、音量をコントロールする部分は、入力から出力まで、HA gain、チャンネルフェーダー、マスターフェーダーの3つがあります。 もちろん機能として、それぞれの使い道があるのですが、音量をかえるだけなのに、⇒

2020-02-09 04:02:23
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

関わるコントロールが3つもあったとき、どれを基準にすればよいのか、またその配分を間違ったときどのようになるのか・・・。 例えば、マスターフェーダーは滅多なことでは動かさないのですが、使っていないときにはバイパスできればいいわけです。動かすときにだけ機能する・・のような。

2020-02-09 04:03:18
宇都宮泰 @utsunomiaa_com

そのフェーダーが無い(つまり劣化に関与しない)位置がUnity =0dB=1.00倍、、になるわけです。 それ以外のところでは、何らかの劣化に寄与するという意味もあります。

2020-02-09 04:04:20

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